いのちの風 bS14
4月26日(火)発信 石黒大圓(だいえん)
今回のテーマ 若葉の候/健康/花より団子/野宿者支援/大阪駅前清掃二周年/神社清掃
いつもありがとうございます。 前回の通信は漢数字をアラビア数字に転換しそこなったまま多くがそのままで送信してしまいました。 送信不要な方をメールやFAXの一括自動送信グループから削除しました。 それをするのに前もって準備時間が足りなくて手間取りました。 そのため送信を急いでしまってミスだらけになりました。
今年は昨年よりも1日が急いで早く経ちます。 何か毎日駆け足しているようです。 このまま一生が終わってしまうのでしょう。 生き急いでいるようですが毎日充実しています。
菜の花を漬物にして春匂う
太陽が明るくなり青空の下、萌え出ずる木々の若葉が目にしみます。 御堂筋では若緑の天幕のように木々が側道をゆく車の上を覆っています。
道路の分離帯には黄色いたんぽぽが咲き乱れています。 ヘタな川柳を詠むようになってから自然が目にとびこんで来るようになりました。 昔の名歌を口ずさむようになりました。
日本人は自然のなかに「いのち」を感じとって歌としてめでていた(愛していた)のですね。 日本人としての情感が心の底からわいてきます。
本当にいい季節になりました。 時々商店街の入り口付近に、野菜を売りに来ているオヤジさんがいます。 先日菜の花が300円で大きな買い物袋1杯分あったので買いました。
1人では食べきれないほどだったので、急いでラーメンやカレーに入れたり漬物にしたりしました。 男やもめは無茶苦茶するでしょう。
しかし漬物はおいしかったですよ。 漬物と味噌汁と玄米入りのおにぎりだけでも私は満足するのです。
サルさえも運動不足で木から落下
こんな粗食の方が無病息災でいられるのですから。 私はそれでもガンにでもなったら尿療法をしようと思っています。 妻が末期で自宅介護していた時に2人で尿を飲んでいました。
匂いがきついのでプロポリスでにおい消しをしていましたが。 尿を飲むのはインドや欧州では流行っているそうです。 難病に効くし、またタダです。 妻は徹底的にはできなかったですが、私はやります。
また糖尿病になりそうになったら半断食をして、汗をかくぐらいの運動を日々やるつもりです。 以前この通信に書きましたが、神戸震災のときに多くの糖尿病の患者が治ったそうです。
それは、ひもじい思いで炊き出しを求めて毎日歩きまわっていたのが良かったそうです。 飢えと運動が糖尿病を体から追い出したのです。 朝食を抜くのが半断食の始めです。
骨粗しょう子牛みたいに乳飲んで
また骨粗しょう症には骨に刺激を与える。 相撲の「しこ踏み」が典型。 どんどんと床を踏んで踊るのもいい。 また100円ショップにある木づちで足の「かかと」を後ろからトントンと叩くと、還暦すぎた老人でも背が伸びます。
骨への刺激で体内のカルシュウムが骨にくっ付くのです。 カルシュウムは錠剤ではなく食事から。 それには和食が1番!
また牛乳は骨粗しょう症を防止するどころか早めるそうです。 戦後、牛乳を飲みだしてかえって子供は骨折が多くなり、老人には骨粗しょう症が出始めました。 大部分の日本人には体質的に合わないのです。
何よりも運動が大事。 人類は何百万年も前から飢えに苦しみながら食料を求めて歩き回っていたのですから、その習性を止めたら病みます。
春の宵花より団子届けます
私の車はいつも桜ノ宮のキリスト教教会の駐車場に停めています。 市内の駐車場よりすごく安くしてもらえるのでここに1年前に変えました。
週1回の炊き出しと墓の月参りにしか車は使わないし、いつも車内は野宿者用の衣類で一杯。 夜に本町からここまでオートバイで来て、この車で中津の北野教会まで行きます。
昼間にこの教会で支援者がおにぎりを作ってくれていて、置いてもらっているのを取りに行くのです。 それから大阪駅前へ向かいます。
先日は造幣局の花見で天満橋駅や桜ノ宮周辺は人の波でした。 桜ノ宮橋の下の大川沿いには屋台が並び、電灯に照らされて桜並木がピンク色に輝いていました。
オートバイで走っていて夜のとばりのなか、沿道にピンクのぼんぼりのようなボタン桜が咲き誇っているのが見えます。 道路脇の桜ノ宮神社はライトに照らされて、たわわに咲いた桜が「見て見て」とばかりに枝を伸ばしています。
時間に追われてゆっくり車を停めて見ている暇もありません。 走りながら、家族4人で造幣局の花見へ来たことがなかったな、と一瞬しんみり、過去が走馬灯のように横切りました。
名も知らぬ花をさけつつ車停め
桜ノ宮教会の駐車場の砂利の上に名も知らぬ花が咲いています。 ある夜、炊き出しが終わって車を停めに帰って気がつきました。 帰着するのはいつも夜11時ごろ。 暗くてうっかり踏みつけるところでした。
真冬の寝袋配布の頃は夜8時前にここに来て、車を空にして寝袋を詰める状態にして出発です。 車内満載の衣類を全部外の砂場に積んで、車用のビニールカバーで覆って出て行くのです。
帰って見てみるとカバーが水でびっしょり。 夜露です。 夜に外で寝ているとびっしょり濡れてしまうのです。 だから皆、商店街の下などの夜露がしのげる所で寝るんだ、とこの時初めて実感しました。
そして寝床となるダンボールやトイレ、水のある所に皆、集まります。 人間にとってこれらがないと最低の生活ができません。 阪神大震災でも経験済みです。
野宿者を気楽と思うご気楽さ
永年野宿が続くと違法であってもテント暮らしをしてしまう気持ちがわかります。 私たちはこのような人には残念ながら支援はしていません。
路上で着の身着のまま寝ざるを得ない人が優先です。 一般の人はホームレスは皆ブルーテントという違法占拠人と見なして差別の目を向けます。
昼間見えるホームレスの姿がそうだから差別するのです。 しかしそのような人は夜のホームレスの姿を知りません。
朝の3時に釜が崎の「あいりんセンター」周辺には手配師の車が集まり、集まった労働者をかき集めて仕事場に連れていきます。 しかし5〜60歳台の人や病気持ち、障害ある人は最初から跳ねのけられます。
仕事のない人はダンボールやアルミ缶集めに朝暗い内から動き出し1日中歩き回ってたった1000円あるかないかの収入。 金のない我々と同年代の中年・老人は路上が生活の場になってしまうのです。
そんな真実を知らずに非難するのは、私をウヨクと非難するのと同じ、何も知らない「あきメクラ」なのです。
同和や在日の人権を叫ぶ前に、目の前の路上で寝ている人々の人権を考えるべきです。 人権擁護法案も彼らの政治的謀略で意図され、本当に人権蹂躙されている人はかえって人権を剥奪されてしまいます。
自民党内サヨクと公明党がこの法案をごり押しで通したら日本国は人権の泥沼に沈んでしまいます。
大阪に石原市長ほしいわい
新宿公園で炊き出しと清掃をされている津田さんが久しぶりに大阪駅前炊き出し現場に来られました。 新宿ではホームレスが少なくなったと言っておられました。
入れるのは長期間公園に住みついていた人だけで新しい人は適用されません。 5万円ほどの民間アパートを借り上げて、3000円で貸すわけでかなりの予算額です。
収入は日当8000円の公園清掃を週1か2回割り当てられます(これは半年間) 以後は自分で仕事を探すようにとのことです。
一日1000円くらいで生活せよとのことですが、自炊が出来ない方も多いらしく炊き出しに来ている人もいるらしいです。 ともあれ公園はきれいになってきていますが、これが最終的な解決方法かというと、多くの疑問がでてきているそうですが。
大阪も役人が税金泥棒していなかったら、そのような施策ができるのです。
2周年支えられたり支えたり
今月で野宿者との大阪駅前清掃も2年目を迎えました。 何よりの成果は野宿の人々との心のふ
れ合いができたことです。
おにぎりや衣類を満載にした私の車が着くと、10人ほどの人々が迎えに来てくれています。 一緒に炊き出し現場まで運んでくれます。
清掃をする前は、同じように車で来ても誰も手伝ってはくれませんでした。 「私渡す人、あなた受け取る人」ではいけないのです。 一緒に炊き出し活動をしているという一体感が清掃によって生まれたのです。
これもイエローハットの鍵山秀三郎氏の「日本を美しくする会」「掃除に学ぶ会」が模範を示してくれていたからです。 日本への愛国心があるから私は人が歩き回っている歩道で這いつくばってゴミ拾いができるのです。
日本を美しい国にしたいという国への誇りがあるから、タバコの吸殻を素手でも拾えるのです。 もっとも軍手ははめていますが無しでもします。 野宿者で軍手の素手でも嫌だという人もいます。
清らかな神社は日本の浄土なり
最近、神州正氣の会という保守良識派の会に関わっています。 ここでは憲法や東京裁判史観、美しい日本の心などの話を聞いてきて、私の通信に反映させています。
毎月第2日曜日の13時半からJR福島駅そばミスタードーナッツの北隣、日の出ビル3階で講演会をしています。 ここの講演会の講演要旨をまとめて機関紙に載せることを依頼されて以来、すっかり入り込んでしまいました。
先日ここで皇居や靖国神社の清掃活動をされている方の話を聞きました。 私も以前に、ある京都の由緒ある古い神社が落ち葉で埋まっている姿を見て、情けなくなった思いをこの通信に書いたことがありました。
日本の伝統を守りたいという意志のある者は実践活動として、まずは身近にある神社の清掃をすべきと書きました。 知識・議論よりまず実践!
掃き清めん我と神なる大地とを
そのために先日の会合で皆さんに提案して講演会の前に近くの福島天満宮の清掃をすることに決めました。 清掃とは大阪駅前での清掃活動で気がつきましたが、単なるゴミ拾いではありません。
ほうきを通して、手から出ている霊的エネルギーで大地を清めることです。 毎晩寝させていただいている大阪駅前を、家の中を、日本の浄土というべき神社を浄化するのです。
清掃とは霊的な大地と霊的な人間が物心一体になる行と思っています。
さっそく5月15日日午前11時に福島天満宮に集って一時間ほど清掃活動をします。 ここはJR福島駅の南、徒歩5分の国道2号線大通りを渡ったところです。 ご希望の方は石黒までご連絡ください。
この日は「メディアの危機」として、日本世論の会の総会と神州正氣の会との合同講演会が行われます。 その前に行います。
またこの日は「いのちと出会う会」の5周年の記念集会が14時からありますが、掃除が終わったらこちらへ飛んでいきます。