いのちの風 bS21
6月17日(金)発信 石黒大圓(だいえん)
今回のテーマ mixi/火を投げ入れる/シンクロ/たまゆら/祝詞・呪文/イエス/神道
いつもありがとうございます。 前回もお伝えしましたが、「mixi」というインターネット上の人脈作りのサイトに先週からめり込んでこの通信がギブアップ。
通信原稿を書く時間がなくなってしまって、また遅くなりました。 このmixiを使って、今後「いのちと出会う会」の宣伝などをしてファン作りをしようと、この世界に入り込んでしまいました。
メールをされている皆さんにいつかご紹介しますが、これは奥が深い。 mixiの世界では、まるで図書館中を歩きまわって興味ある知識を探しだすようなことや、また共通の話題に関心ある人物を探し出して、ご縁を結ぶようなことができるのです。
人と知識と経験とがセットで結ばれます。 遠方の知らないもの同志が、ここのご縁で語り合えることができます。 今週ここで出会った人は熊野の方で、私と同じように子供を亡くされていて、独自の活動を始められています。
一生会うこともない人と心の内面を語り合うことができる幸せ感に浸っています。
mixiの色香にのぼせ放蕩す
また知り合いとは日記メールの交換で楽しむこともできます。 今は私の「いのちの風」のテーマの野宿者や日本、医療、生老病死、自然、教育などについて、mixi内で様々なメッセージを送ろうと思っています。
野宿者や炊き出し、清掃のテーマを持つグループに、大阪駅前の炊き出しや清掃を伝えて参加を呼びかけようとしています。 また自然や環境問題に関心あるグループに、「日本熊森協会」を紹介していきます。
そして熊大量下山問題と自然破壊問題の底にある共通項を知ってもらって、日本の自然救済運動に加わってもらおうと計画しています。
また当然、精神世界系や日本問題と関わりのあるグループにも接近して相互交流を図っていきます。 「いのちと出会う会」のテーマに関連ある人々に、この例会に参加を呼びかけます。
また「いのちの風」通信仲間を募って問題意識をもつ人の参加を募っていきます。 今までは大阪で出会った人だけの狭い範囲でしか、ご縁が結べなかったです。 しかしこのmixiでその範囲が日本中に拡大しました。
「生老病死のいのち」「日本のいのち」「自然のいのち」そして「世界のいのち」について、これからは日本中の人々とこれらのことで語り合えるようになります。
由美さんは皆の心に生きて働く
祈りは天に通ずるものなのですね。 以前の雨の予想がくつがえって晴天。 また来場者も2回とも分かち合いができるちょうどの人数の方々に来ていただきました。
当日に「地球交響曲・ガイア」の上映会と監督の講演会という強力なライバルが現れて、かなりの人がそちらに流れました。 しかしこちらの来場者の感動の程度はガイアどころではなかったです。
映画上映中にも、また分かち合いの時にも感動の嵐が巻き起こっていました。 監督にもすばらしい講演をしていただきました。 涙が皆さんの頬を何度流れたことでしょうか。
由美さんの思いが確実に皆さんの心に届けられたと思います。 分かち合いの席には多くの由美さんと個人的な縁をお持ちの方々も来られて盛り上がりました。
本当にこの映画に引き寄せられて来られたご縁のある方ばかりで、中身の濃い分かち合い、語り合いの時間でした。 これも多くの方々の陰の支えがあったためだと感謝しています。
また何よりも由美さんの魂の働きがあったと感じています。 「この映画は『いのちと出会う会』にぴったりの内容のもの。 ぜひ皆さんに見ていただきたいの」とおっしゃっているようでした。
由美さんはこの映画を通じて人生の意味を皆さんに問いかけておられます。 死んでなんかいない。 今も生きて働かれています。
由美さんはクリスチャンだったようです。 しかし熱心というほどではなかった。 先日学びました。 「イエスは火をこの地上に投げ入れるために来た」と。
決して善良な人間だけをイエスは望まれたのではない。 この世に火を投げ入れるような激しい「こころざし」をもって、憑き動かされるように世のために働く人を望まれたのだと思います。
由美さんはそのような人でした。 多くの人々の心に赤く燃える火を投げ入れ、亡くなられた後も、あとに続いて火をともし続ける人々の心の中に、生きて働いておられます。 お母さんの京子さんはまさにそのような人の一人と思います。
シンクロを起こして微笑由美さんか
近くの「街山荘」(ログハウス山荘風に出来た飲み屋)で行った2次会では、シンクロニシティ(偶然の一致)が続々起きて、またまた感動の嵐。 あまりの不思議にしばらくは我を忘れる人も。
数えたら12もあったとのこと。 本当に由美さんの魂は生きて私たちの間に来ておられていたとの感を深くしました。 シンクロが起こるのはやはりなにか霊的なものと関係あるのでしょうね。
私の知った限りのシンクロは・・・
佐野由美さんの最初で最後の個展が開かれた、蓄音機サロンのオーナーの奥さんが、由美さんが描かれた絵を持参されました。 そのオーナーの大きな顔と蓄音機、中央公会堂の切り絵とが描かれた作品。 それを見せていたら隣に座っていた女性が「これの姉妹編といえる絵を私、持っているんです」と。 皆びっくり。
榛葉(しば)監督の隣に座られた、ある女性監督はタイのエイズ女性患者のドキュメンタリー映画を作っておられました。 その監督とテーブルを挟んで真ん前に座っていた人の携帯に「今、タイのエイズ女性の映画を見て感動したよ」との友人からのメールが。 「これって監督の映画ですか」と聞くと「そうですよ」、「え!」という具合。
また映画の前に聞いた話では、監督と、佐野さんのお母さんの父上と、私とが同じ母校の出身と判明。
通信仲間のいずみさんからのメールに「夜中一時過ぎに知人のお坊さんから携帯が鳴る。 今日見た映画のことを話すと、彼が生前、由美さんに『舞台美術』や、スタッフとして近しくしていたことが判明。世間は狭い!・・・うれしいシンクロでした」。
まだまだ彼女の元にはシンクロの記録が残っています。 また教えてもらいます。
あの2次会の現場を写真で写したら「たまゆら」が部屋中に満ち溢れていたことでしょうね。 写真には水玉のように映る魂玉が一杯部屋中に満ちていたことでしょう。
魂は人々が輝いて元気よく打ちとけて楽しんでいる様が好きで集まってくるのです。 我々の大興奮と元気よさとを感じ取って由美さんのもの、神仏、ご先祖さんのもの、谷町界隈の魑魅魍魎どもも、我々のも?、一緒にご参加いただいていたかも。
ともかく由美さんがあの日をプロデュースしてくれたことは間違いない。 由美さんに大感謝!
たまゆらを奮い起こさせよみがえる
「たまゆら」とはキリスト教でいう聖霊と同じでしょうか。 くわしいことは知りませんが、キリスト教では「父と子と聖霊」が三位一体として言われますが、あまり聖霊のことは話題にならない。
「キリストの幕屋」ではこの地上に満ち満ちている聖霊に重きを置いている気がします。 聖霊が人に降臨することによって、人間は霊的回心を起こし本当の神を体験する。 由美さんも霊的回心を起こされた方と信じます。
日本神道のうちの物部神道のポピュラーな呪文の一つ「ひふみ祝詞(のりと)」に
『一(ひと)二(ふた)三(み)四(よ)五(いつ)六(むゆ)七(なな)八(やは)九(ここの)十(とをなりけりや)布瑠部(ふるべ)由良(ゆら)由良(ゆら)止布(とふ)瑠部(るべ)
』
という言葉があります。 世に満ち満ちている聖霊を言霊の力で清め、魂を奮い起こさせる。 人の魂をよみがえらせ活性化させる天の数歌による秘術です。
星祭りの祝詞にもでてくるし、この呪文を唱えて舞う神楽もあります。 この祝詞を唱えながら体をユラユラと震わせればいろいろな苦しみはもとより死ぬ人さえ生き返る・・と物部氏の古文書「先代旧事本記」に記されてあります。
(この辺はmixiの「神道」研究グループのホームページで調べました)
「ふるべ ゆらゆら」という言葉は魂を奮い立たせる、魂振りの儀式に使われるのでしょうか。 魂を振ることで心も体も活性化して、病や死から人を救い取るものなのでしょう。
神事で鈴を振らすことも、よさこい・ソーラン踊りで鳴子を鳴らすこともそうでしょう。 他に物部神道には「とほかみえひため」という呪文があり、病を治す技法として伝わっています。
小学校の同級生で「笑顔教室」の野坂礼子さんに、五月会の講師として呼ぶのに、前もって話をしていて、鈴木悠天という方を教えてもらいました。 鈴木さんは「どんな難病でも九割は治せると講演会で言っておられたよ」とのことでした。
さっそく実家で看護していたガン末期の妻に呪文「とほかみえひため」を施していただきました。 遅すぎて結局は治らなかったですが、最高のターミナルケアを鈴木さんのグループにしていただいた思い出があります。
インドから2つの宗教起こり来る
30年も前でしょうか、インドへ行きました。 その時にカシミールの避暑地スリナガルに行って、イエスの墓がここにあるという話を聞きました。
若きイエスがインドで勉強修業して故郷ユダヤの地へ戻りインド・仏教的な新しい教えを説いた。 ユダヤの地を占領していたローマ帝国や、ユダヤ教既成教団に迫害されローマ式の十字架刑で殺された。
しかし秘術を使って生き返り、インドへ再び戻ってきて教えを説いてインドで死んだ。 そしてその後に起こった「大乗仏教はイエスの教えに影響されたもの」という説を私は信じています。
そのイエスは妻をめとっていてその名は元・売春婦とさげすまれたマグダラのマリア。 生きてよみがえったとは知らず、イエスと生き別れて幼ない娘サラとともに南フランスに逃れた。
マリアとイエスの母子像と伝えられているのは「マグダラのマリアとその子サラ」の像だという説を最近聞きました。
そしてそのサラを通したイエスの血脈がフランス王朝の中に流れて、フランス革命の旗印「自由、平等,博愛」の精神はイエスから来ているとも聞きました。 耳学問でこんな程度しか知りませんが。 詳しくは今評判の「ダビンチ・コード」などを読んでください。
神道でイエスと日本が結びつく
さきのイエスを生き返らせた秘術とはこの物部神道のこのような呪文だったのではないでしょうか。 日本には遠い昔に滅亡した古代イスラエルから流れ流れて、シルクロード・中国・朝鮮を経由してユダヤ民族が古代日本に来ていました。
物部氏も、聖徳太子にゆかりのある秦氏もその一族の末裔。 神道もユダヤ教やキリスト教(景教)の流れを汲むという。 この考えを「キリストの幕屋」も支持している。
日本の伝統的な神道や武士道、また先人が残した日本的な「人としての道」の教えを日本の旧約聖書とみなす。 その上に日本の伝統・文化を崇敬する日本的なキリスト教を「新約」としてみなし、「旧約」と結合させる。
そのことによって本来の旧約・新約が結びついた純日本的なキリスト教が確立できる、とキリスト幕屋は主張しているように私は感じます。