いのちの風 bS71 

月3日(土)発信 石黒大圓(だいえん

 

 Eメール・アドレス gytkm947@ybb.ne.jp

 

今回のテーマ 今週のイベント/東條英機/ビッグイシューとフィリピン/せんば花金夜市

 

いつもありがとうございます。 今まで毎週1回送信でしたが時間的余裕がなくなってきましたので、今後は月に3回のペースで送信することにいたしました。 この通信を始めて7年ほど経ちますが、減らすのはこれが初めてです。 

時間的な余裕ができれば元に戻しますが、無理して学ぶことも実践することも、疎かになってはいけないと思いました。 皆様には大変申し訳ないですが、ご了承くださいますようにお願い申し上げます。 

 

また下記の例会とイベントへのご来場よろしくお願いいたします。

 

再びいのち生かされて 

第60回「いのちと出会う会」 6月15日 18時半 司会石黒 

應典院67717641谷町九 千円  

 

枚方の開業医として末期患者の往診に勤められていた南吉一先生。先生の「在宅ホスピスあおぞら」では終末期医療の学習会が開かれ、先生はホスピス紙芝居を作って末期患者に生きがいを与えておられます。先生は昨年脳溢血で倒れられ一命を取り留められましたが、なお再び人々のために命を捧げようとされている姿は光り輝いています。

  

應典院 http://www.outenin.com

 

 

せんば花金夜市

今月もやりまっせ 16日 17時半〜19時半 せんばエプソンビル前広場(心斎橋筋の南久宝寺町通りと博労町通りの間。バリューマートbyなにわカメラ前)無料 

 

@よさこいソーラン踊り Aオークション(商品は商店街からの寄付。売り上げはあしなが育英会へ寄付) Bフラダンス C中国扇舞&カンフー Dコーラス隊 E馬頭琴・モンゴル楽器演奏 Fフラメンコダンス 司会はNHKのドラマなどで活躍の紅満子さん。 

雨天中止 イベント委員の石黒(090‐1146‐7351)も踊ったり、虎のぬいぐるみを着て宣伝します。

 

せんば花金夜市」ホームページ http://www.home-smile.com/hanakin/

         (虎が踊っている写真も写っています)

地図(丸に十字のマークのある場所)

http://map.yahoo.co.jp/pl?nl=34.40.31.309&el=135.30.21.841&la=1&sc=1&skey=%C7%EE%CF%AB%C4%AE%A3%B3%C3%FA%CC%DC&pref=%C2%E7%BA%E5&ML.x=8&ML.y=11

 

 なお前回のインドの仏教徒数、勘違いでした。 人口12億人のうち0,7〜1%、約1千万人です。

 

ユダヤ人日本の心に号泣す

 

前回の東條英機の続きです。

 

(前回の引用文の続き)ユダヤ人の「ゴールデンブック」には樋口中将と安江大佐の名が刻まれています。 二人は特務機関の幹部として、ハルビンのユダヤ民族協会を通してユダヤ人社会との交流があった。 しかし東條はユダヤ人と親交を結ぶ機会がなかった。それゆえ東條は「ゴールデンブック」入りができなかった。 

 

もしこのユダヤ民族協会との交流があれば、「ゴールデンブック」入りは勿論のこと、東京裁判の判決に対し世界中のユダヤ人から東條への助命嘆願書がマッカーサーのもとに寄せられたことでしょう。 

 

ユダヤ人映画監督スピルバーグがユダヤ人を救った男の実話を描いた「シンドラーのリスト」 シンドラーの行為はタダで使える工員を集めて金儲けするという私欲から発したもの。 人道的な精神からユダヤ人を救った日本人と根本が違う

 

 

 

その極東ユダヤ人大会で、樋口中将は、次のように演説しました。

 

「ヨーロッパのある一国は、ユダヤ人を好ましからざる分子として、法律上同胞であるべき人々を追放するという。いったい、どこへ追放しようというのか。 追放せんとするならば、その行き先をちゃんと明示し、あらかじめそれを準備すべきである。 

 

当然とるべき処置を怠って、追放しようとするのは刃をくわえざる、虐殺に等しい行為と、断じなければならない。私は個人として、このような行為に怒りを覚え、心から憎まずにはいられない。  

ユダヤ人を追放するまえに、彼らに土地をあたえよ! 安住の地をあたえよ! そしてまた、祖国をあたえなければならないのだ

 

この樋口中将の演説が終わるや、割れんばかりの拍手と歓声が起こりました。また、この演説を聞いていたあるユダヤ青年などは、感激のあまり壇上に駆け上がると、樋口中将の前にひざまずいて号泣しはじめました。


笑顔見せ声かけるのもお布施なり

 

最近ビッグイシューのオッチャンと話していたらそばにいた人と話になりました。 その方はフィリピンのミンダナオ島住民を支援されています。 カンパされた日本製の衣料を送られています。 彼らはそれを着ることもあるが、売って生活費にすることもある。 日本製は高く売れるのです。 

 

現金を持って行って向こうで衣料を買った方が、地元に還元されるのでは?と聞きましたが、そのような考え方もある、とはご存知でした。 しかし彼は金を渡すことで彼らの生活そのものを支援するのではなく、衣類などの皆さんの善意の品物で支援したいとおっしゃっていました。 

 

 

 
  60歳代でしょうに、自ら釜が崎で日雇い労働者としても働き、ビッグイシューをボランティアで販売もされている。 元・商社マンとして年金もあるでしょうが、そのわずかな生活費と支援者のカンパで衣料を送られているのです。 道端で1時間も話しましたが、フィリピンへの思いで感激して涙ぐまれるほどの熱血漢でした。 

 

日本人がもつ戦前のフィリピンへの謝罪史観や、現在のあの国に対して日本人がもつ偏見に怒りを露わにされていました。 

 

 

 

釜が崎に住むもうひとりの聖者の姿を見ました。 彼に現地での写真も見せてもらいました。 本当に熱心な方でした。 古い衣類は野宿者への支援だけでなく外国の「貧しく小さくされた人々」への支援にも使えるのです。 たとえ着られないゴルフウエアであっても、彼らはそれを売って生活費にするかもしれません。 着なくては善意がムダになるとは考えません。 軽くて日常生活に使えて、金にもなるものは衣類が一番でしょう。 フィリピンではスコールなど雨の時に重宝なジャンパーなども必要らしいです。 

 

送るのに資金がいるので本当は現金がほしいと思います。 しかし現金カンパはどう使われるか心配で渡す人は限られているのでしょう。 その分をおぎなうために彼は日雇い労働についているのです。 彼を秋の「いのちと出会う会」の話題提供者として来てもらおうと思っています。

  


  私たちが日常できること。 自立を求めて働いているビッグイシューの販売員を支援としてあげる。 街で彼らに会ったなら彼の200円のビッグイシューを買ってあげてください。 そして語りかけてください。 特に女性から声をかけられたら皆喜びます。 明るい声の「お布施」です。 そして缶コーヒーでも差し入れしてあげれば、もっといいかも。

 

それとビッグイシューを知人に知らせて買ってもらうのもいい。 または、何冊か手元に持っておいて知人に買ってもらう「ボランティア販売員」になるのです。 あのフィリピン支援のオジサンのように街で立たずに井戸端会議の合間に販売するのです。できることからしてあげてください。 彼らにとっては普通の人に気にかけてもらえるだけでありがたいのです。

 

なお全国の多くの方々から春夏ものの衣料をお送りいただきました。 心から感謝申し上げます。 まだこれから夏は長いです。 お手元に不要な衣類がありましたら、お送りいただけますでしょうか。

 

虎踊るせんば花金大成功

 

雨で順延となった「せんば花金夜市」。 5月25日に私は虎のぬいぐるみを着たまま曲踊りました。 よくやるよ、と皆からも言われましたが、本人も出来るとは半信半疑で、やって大成功。 うす曇りで珍しく肌寒かったこともあったので出来たのです。 先週、先々週と5回ほど一人で商店街をぬいぐるみを着て練り歩きました。 暑いので首に保冷剤をタオルに巻いて出発。

 

片手に「せんば花金夜市順延、25日午後5時半スタート」のプラカードを持ち、片手に鳴子を持って鳴らしながら、リズムを取って腰を振り振りチンドン屋で練り歩きました。 本当に恥もなく外聞もなく、サンドイッチマンのまねなどできるようになったものです。 昔、踊り子隊が解散になって踊りとの縁がなくなった頃に、知り合ったチンドン宣伝隊に参加しようかと思ったこともありました。 その通りになってきました。 


  本町から心斎橋までの商店街を練り歩き、知り合いのビッグイシューのオッチャンに会いました。 私の虎の姿に彼はもうびっくり。 「ご苦労さん」と飴を口のなかに入れてくれました。 彼にはアパートの世話をしてあげたのですが、他の気に入ったアパートに決めていました。 そして今日言うには「そのアパートを世話してくれた人の紹介で、スーパーの掃除の仕事をさせてもらえることになりましてん。 午前中はその仕事をして昼からビッグイシューを売れますねん」 わが事のように、うれしくて抱きしめたい気分になったけれど、ぬいぐるみの虎の頭が大きくてそれは無理だった。

 
  そして舞台で虎の姿で踊れて大満足していたら、踊り終わった時に携帯が鳴った。 「ホロトロピックのニュースに衣類カンパのことが載っていたのですが、送ってもいいですか」の問い合わせ。私が会員になっている、ソニーの大幹部・天外伺朗さん(ペンネーム)が主宰されているホロトロピック・ネットワーク」。 

 

ホロトロピック・ネットワーク 
http://www.holotropic-net.org/top.htm

 

天外伺朗氏」 1942年生まれ。 本名は土井利忠。 ホロトロビック・ネットワーク(旧「マハーサマーデイ研究会」)主宰。 ソニーの研究所で先端技術の開発・研究に携わる。 コンパクトディスク(CD)の共同開発者、エンターテイメントロボット・アイボの製作責任者として良く知られている。 1997年理想的な死に方を追求する「マハーサマーデイ研究会」を主宰。 その後活動の展開の中で、「ホロトロビック・ネットワーク」と名称を変更し「魂と意識の成長・進化」をテーマに「ホロトロビック・センター」構想などを掲げる。 天外伺朗についてもっと知りたい方は、「天外伺朗の謎に挑む!」 をご覧下さい)
http://www.holotropic-net.org/jikuuan/profile/mystery1.htm

 

理想的な死に方を追求する「マハーサマーデイ研究会」の名称を変更し「魂と意識の成長・進化」をテーマに講演啓蒙活動をしている精神世界系団体です。 そこの今月の月報に私の「春夏物衣料カンパのお願い」が載せてもらっていたのです。 


有り難し天の恵みは無限なり

 

ここにも私の「いのちの風」を送らせてもらっていて、事務局の方の共感をもらっていたのです。 以前にも寝袋カンパを載せていただいて、今も見知らぬ方2人からここ3年ほど毎月カンパが送られて来ています。 本当にありがたいことです。 先日来、本当に気が滅入ること続きで、今までの生き方を変えないといけないと思っていた所でしたが、いいことも続いています。 一つは最近にインターネットサイトのmixiで知り合いになった方から大きなカンパの振込みがあって、びっくり。 

 

そして先々週の雨天中止という急な「花金夜市」の日付変更で、出場者の抜けた穴を司会の紅満子さんが埋めてくれたのです。 そして来てくれた一人が吉本新喜劇の青野敏行さん。 三波春夫の浪曲歌謡「俵星玄蕃」をうなってくれました。 これはすばらしいかった! 吉本に内緒で来てくれて謝礼はビール一本。 「これがギャラか!」と青野さんに紅さんが文句を言われていました。(皆大笑い)


  そして次がハーモニカとスペインギター、ウォッシュボード(洗濯板)&ベルの三人トリオの演奏。 これもすごかった。 そしてトリにはラメンコダンス。 今年初めに
中央区民祭りへよさこいソーランの踊りで出場した時に、このフラメンコチームも出ていて、その時にコネをつけて今日来てくれたのでした。今日は本当に最高! いい天候に、虎とオッチャン、ホロトロピックにカンパ、音楽、ダンス。 

 

地道に天命を信じて人事を尽くしている者に助けが入る 天佑神助とはこのことなのでしょう。 感謝一杯の日でした。 スタッフの皆さんありがとうございました。 そして出場者の皆様「無限の無限のありがとうございます」 最近この言葉を唱えて、病気や悩みある方へ祈りの光を毎晩の勤行のときに送っています。 亡くなれた方のご冥福も祈っています。 祈りの光がこの世を包んで光輝きますように。 

 

                             (終)

 

  石黒大圓情報 「縁の花」支縁サイト (bS70まで掲載)

http://www.geocities.jp/ennohana/en20isiguroyosihiko.htm

 

「いのちの風」通信 (bS70まで掲載)

http://www.geocities.jp/ishiguro_yoshihiko/index.html



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