いのちの風 bT39 

平成20年5月10日(土)発信 石黒大圓(だいえん

 

今回のテーマ 宇宙に感謝の量を増やす/雪絵ちゃんの「ありがとう」/共に苦しみ、共に喜ぶ

 

 

★ いつもありがとうございます。

送信の文字形式についてですが、文字の大小や色がない「テキスト形式」での送信をお望みの方はどうぞご遠慮なくお知らせください。 今は10人ほどの方にテキスト形式でお送りしています。

 

 

@「いのちの風」通信「縁の花」支縁サイト bT38まで更新されました】  

(毎月3回知人300人へ送信している、いのちや野宿者、日本についての思いを書き綴っている通信。 政治論では愛国保守系の内容です。 bT38までのバックナンバーを更新・掲載)

http://www.geocities.jp/ennohana/en20isiguroyosihiko.htm 

                
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いのちの風530  カレーお待たせしました/日の丸パレード/ありがとう呼吸法/私たちは運がいい

 

 

 

いつもありがとうございます。 5月に入りだんだん初夏の装いになってきました。 長野五輪デモについての話はまだあるのですが、今回は映画「1/4の奇跡」に限りました。

 

来週に第77回いのちと出会う会があります。南先生のお話は事情でしばらく聞くことができません。この機会にぜひおいでください。 

 

ありのままの自分を受け入れる

南正文さん(世界身体障害芸術家協会会員・日本画家)
5月15日(木) 18時半 應典院 1000円 両腕を失い口での描画と生き方の修行をされています。 

 

「いのちと出会う会」 
http://www.outenin.com/otc/projects/inochi.html 
應典院・ホームページ  
http://www.outenin.com

 

 

苦難から 使命に生きる 奇跡生む

 

應典院での「1/4の奇跡」上映会超満員で大成功のうちに終わり、ありがとうございました。 関西テレビの取材が「1/4の奇跡」の取材と思って、実は「変わったお寺・特集」とは知らなかった。 ほとんどは秋田住職の姿。 

 

それでも映画の最初のシーン、たんぽぽの綿毛と女の子のシーンが映し出されていてよかったです。 スピリチュアルなこの内容はお寺にも向いている。 この映画を見るために行列ができていたシーンで、この映画の存在価値が分かってもらえたことでしょう。 私は映ったのは遠景でチラ、だけ。 入江監督は、本堂横のホールでの500円ワンコイン交流会で、住職と歓談している後ろ姿と並んで笑っている立ち姿が映っていました。 

 

 

宇宙に感謝の量を増やすんだ」とある夜に思い立って走り出した入江監督。 主婦として幼稚園と小学生の子供二人を育てながら、小さなハンディーカムの八ミリカメラ一個を抱えて山元加津子さんを追いかけた。 

 

彼女が5歳のとき隣で一緒に寝ていたお父さんが朝になったら亡くなっていた。 心臓麻痺だった。 バリバリのキャリアーウーマンとして業績を積み、多くの資格を取ってきた。 しかし何をしても満足は得られなかった。 

 

幼いとき父を救えなかった、あの恐ろしいトラウマ。 自分はダメだ、ダメだと自己否定を繰り返していた。 そしてご主人の倒産。 しかし父の死と倒産があったからこそ、今があるんだ、と感謝の念が沸き起こってきた。 

 

今まで自分には感謝が足りなかった。 今こそ皆んなが「感謝」を普通にできる社会にしたい。 日本じゅうに、世界じゅうに感謝の思いを届けたい。 自分の夢(ビジョン)だけに生きるのではなく、この人生に与えられた使命(ミッション)に生きたい。 それが若くして亡くなったこの映画の主人公の一人「雪絵ちゃん」の思いでもあるのです。 

 

 

雪絵ちゃんのすてきなエッセイを紹介します。
  ありがとう 
ありがとう、私決めていることがあるの。 この目が物をうつさなくなったら目にそしてこの足が動かなくなったら、足に「ありがとう」って言おうって決めているの。 

 

今まで見えにくい目が一生懸命見よう、見ようとしてくれて、私を喜ばせてくれたんだもん。 いっぱいいろんな物素敵な物見せてくれた。 夜の道も暗いのにがんばってくれた。 足もそう。私のために信じられないほど歩いてくれた。 一緒にいっぱいいろんなところへ行った。 

 

私を一日でも長く、喜ばせようとして目も足もがんばってくれた。 なのに、見えなくなったり、歩けなくなったとき「なんでよー」なんて言ってはあんまりだと思う。 今まで弱い弱い目、足がどれだけ私を強く強くしてくれたか

 

だからちゃんと「ありがとう」って言うの。  大好きな目、足だからこんなに弱いけど大好きだから 「ありがとう。もういいよ。休もうね」って言ってあげるの。  たぶんだれよりもうーんと疲れていると思うので……。」

 

 

以下は「1/4の奇跡」公式ホームページにあるものなどから取った感想です。

 

● 今までにない感銘を受け人生観が変わりました

 

● 「1/4の奇跡」を見て、もう、初めから涙が出て、止まりませんでした。 行ってよかった。 一緒に行った娘が見てくれて、どんないい映画より、10倍よかった、と言ってくれたので、何よりでした! 涙をこらえるのが精一杯だったようです。 ぜひ友達みんなにも見てもらいたいと言っていました!

 

● 聞きしに勝る感動、感激しっぱなしの映画で周り中で鼻をすする音が聞こえていました。

 

● 今日は、とっても幸せな気分です。私もそして、

周りの人も「ありのままでいい」そんな気持ちで毎日過ごしていけるといいですね。 命はつながっている。家に帰ったら、子ども達を抱きしめてあげたくなりました。 実家で親の手を握ってあげたくなりました。

 

● 完全でないことが完全。 1人1人違うってことこそが人間の可能性であり、人間の持つ大きな力。3人との出会い、1/4の奇跡との出会い、仲間達との出会いを通して、そのことをしっかり受けとりました。 

 

● 人間は一人では持ちきれないものを、分けて持って生まれてくるのではないかしら。 出会いや触発で開花するようにできている。それこそが人類の英知かもしれませんね。 1人1人違っていい、ありのままでいい、そしてその自分で、現実に未来にどう向かっていくか。 

私は、大人がまじめに未来や感謝や愛について語れる場を創り、わが子も含めた次の世代に伝えたい。子供たちが大人になりたいって思うような、いきいきとした大人の姿をみせたい、笑顔を広めたい、未来を創りたい!そのために、活動していきます。

 

人の世は 共に苦しみ 共に喜ぶ

 

● 新約聖書で面白い文章を見つけました。

体は、一つの部分ではなく、多くの部分から成っています。 足が、「わたしは手ではないから、体の一部ではない」と言ったところで、体の一部でなくなるでしょうか。 耳が、「わたしは目ではないから、体の一部ではない」と言ったところで、体の一部でなくなるでしょうか。 もし体全体が目だったら、どこで聞きますか。 もし全体が耳だったら、どこでにおいをかぎますか。

 

そこで神は、御自分の望みのままに、体に一つ一つの部分を置かれたのです。 すべてが一つの部分になってしまったら、どこに体というものがあるでしょう。だから、多くの部分があっても、一つの体なのです。目が手に向かって「お前は要らない」とは言えず、また、頭が足に向かって「お前たちは要らない」とも言えません。 それどころか、体の中でほかよりも弱く見える部分が、かえって必要なのです。  

 

わたしたちは、体の中でほかよりも恰好が悪いと思われる部分を覆って、もっと恰好よくしようとし、見苦しい部分をもっと見栄えよくしようとします。 見栄えのよい部分には、そうする必要はありません。 神は、見劣りのする部分をいっそう引き立たて、体を組み立てられました。 それで、体に分裂が起こらず、各部分が互いに配慮しあっています。 

 

一つの部分が苦しめば、全ての部分が共に苦しみ、一つの部分が 尊ばれれば、すべての部分が共に喜ぶのです

(コリントの信徒への手紙Tの12章より抜粋)

 

それぞれに役割があり、それぞれがかけがえのない存在であり、そしてそれぞれが尊い。 だから全体として機能するということなのだと思います。 

 

私たちは、手では物が見えないからといって手は不要だとは思わないけど、一つの価値基準を持ち込んで人を(物のように)選別してみたりしている。 しかし、本当は価値基準に当てはめるのではなく、一人ひとりをしっかり大切な(役割を持った)仲間であるという視点でもう一度見つめなおす必要があるのではないだろうかと思いました。

 

世の中には多くの役割があり、誰かがその役割を担っています。 水俣病の話で、母親の体内の水銀を一人で引き受けて生まれてくる赤ん坊の話を思い出しました。 そのような子供は両親から「宝子」として大切に育てられるそうです。 彼らのお陰で母親も、それ以降に生まれてくる子供もみんな水銀の影響を受けずに元気でいられるそうです。

 

その赤ん坊はみんなを救うために生まれてきたのです。 一人が苦しみや困難を背負うことで、他の人たちがその恩恵に与っているのです。 みんなが担いたいと思う役割もあれば、避けたいと思う役割もあります。 まだ世の中の理解が得られにくい中で役割を受け入れ、前向きに「僕は僕だから頑張れる」という力強さにはとてもインパクトがあるし、困難に思える役割を担っていく人間の大きさに圧倒されました。  

 

人間が他の動物よりも繁栄しているのは、適者生存ではなく、助け合い支えあってお互いを尊重してきた歴史があるからかもしれませんね。 私たちは支えあっているということを忘れて、自分の成果ばかりに心を奪われてしまっていたのかもしれません。 役割は違っても支えあう仲間として、一人ひとりの大切さを考えさせられる素敵な体験を、ありがとうございました。 (引用終わり)

 

(完)

 

 

【リンクのホームページ】

 

● 小豆島の「養心の会」での私の講話と踊る姿

http://yaoyorozu.blog.ocn.ne.jp/susyu/2007/07/post_1209.html

 

● 知人の松江隆明さんのHPに載せていただいた9月20日の阿倍野高校での私の講演会。いつも通りにトラの着ぐるみの頭を着て登場して挨拶を始めている場面。
http://ameblo.jp/kazu-ono11/entry-10049664067.html#cbox

 

● 同じく松江さんのHPのなかのURL。

あいりん地区(釜が崎)で炊き出しのお手伝いをしました。

http://ameblo.jp/kazu-ono11/entry-10041525376.html#cbox

あいりん地区で炊きだし

http://ameblo.jp/kazu-ono11/entry-10041433704.html#cbox

おにぎりを作っています

http://ameblo.jp/kazu-ono11/entry-10041435938.html#cbox

カレーを配ります

http://ameblo.jp/kazu-ono11/entry-10041445687.html#cbox

 

 

A 知人の野瀬泰良さんの霊園会社のホームページに、私の体験談を載せていただいています。 

美原ロイヤル・ニュース (平成16年冬季号 VOL.8の3ページ目) 「【シリーズ】別離

の哀しみを乗り越えて 人と人との魂の絆に気づいて 野宿者救済運動を始める」 

釜が崎での炊き出しの写真とともに私の体験と考えが掲載されています。

http://www.noseh.com/

 

B 應典院HP「いのちと出会う会」石黒司会の應典院での年9回開催の名物イベント行事)

 

應典院

http://www.outenin.com/about/index.html

「いのちと出会う会」と過去の開催記録(第1回〜)

http://www.outenin.com/otc/projects/inochi.html 

 

 

mediaXから配信しているインターネットTV『Tv−Woo(http://tv-woo.jp/)』で應典院での「いのちと出会う会」が映されています。画面のずっと下の方の、お勧め番組「Tv−Woo」「ケースケ講演する 前編・後編 第66回 いのちと出会う会にて」をクリックしてください。 2時間のビデオが放送されます。最初の視聴には上の黄色い部分をクリックしないと映像が出ないかもしれません。 紺の作務衣姿の司会者の私が動き回っているのが映っています。

                 
C 大阪メチャハピー祭 (毎年10月8日の体育の日・祝日に開催)
(立上げの時から参加して実行委員兼踊り子として関わった、鳴子を鳴らして踊るよさこいソーラン踊り系踊り祭。 昨年で7回目、大阪城ホールなどに7000名が参加する子供中心の踊り祭で子供たちに夢と希望を与えようという大阪の一大イベントに成長)    
http://www.joy.hi-ho.ne.jp/mecha/

 

「2006年・大阪メチャハピー祭」のスライドショー
(「大阪の子供たちに夢と希望を!」「大阪の商売人がんばれ!」「大阪の文化は日本一や!」 この曲のメッセージを、これからも大阪じゅうにまき散らしていきます。 いつでも踊りの出前行きまっせ!)
http://f.flvmaker.com/mc.php?id=Y/xcPpX4__GKUTAF6Eq.PMqehLcwBpX8jEYGJBYuJLOSEhRXPKHlXbvu73Ci83qIZgVPT3bkbolbX1KdiDF7hzs

 

D せんば花金夜市
(よさこいソーラン踊りを私が踊っています。 虎のぬいぐるみも私です。 画面右の写真をクリックすると大きく写ります。 

この着ぐるみを着て大阪駅前で野宿のオッチャンたちと掃除もしています)
http://www.home-smile.com/hanakin/index.html

 

トラッキーの掃除屋さん(別のところで宣伝マンをしている姿です)
http://itijikurin.blog65.fc2.com/blog-entry-281.html

 

 

F インターネットサイトのmixiに「大圓(だいえん)」として参加

(知人の紹介がないと、ここへ参加して内容を閲覧することはできません。 参加ご希望の方はご連絡ください)

http://mixi.jp/show_profile.pl?id=783617



   

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