いのちの風 562 
平成21年1月17日(土)発信 石黒大圓(だいえん)
 

 

今回のテーマ 
心を込めずに、ありがとう/「ついてる」の奇跡/偶然の出会いの不思議

 


いつもありがとうございます。 寒中お見舞い申し上げます。 寒さの折いかがお過ごしでしょうか。まだまだ寒い日が続きます。 お身体を大切にお過ごし下さい。 新年も明けてはや半月が過ぎました。

 

寝袋配りも今年になってから既に2度行ないました。年末に7個残っていたものも、この時に配って全てなくなりました。 毎年1000個以上配るのですが、今年はメーカーに在庫が続かなくて中断です。
 
しかし例年と同じくらいの、1050個を今期も配りましたが、例年より早く配り始めたので早くなくなってしまいました。 寝袋がなくなったので仕方なく今年になってからは厚手の肌着とパッチに切り替えて配り始めています。 (別のルートから寝袋が手に入るかもしれないという情報も来ています) これも皆さんに喜んでもらっています。 

 

まだまだ3月まで夜回りをやりますので、カンパご支援のほどよろしくお願いいたします。  

 

 

 

【ついている 心こめずに ありがとう】

 

「ついてる 感謝してます しあわせ ありがとう ゆるします」という聖句を前回の通信に書きました。 この言葉について「なかなかあの人を許せない、ありがとうなんて、とてもあの人を思い浮かべたら言えない」 と言う人がいました。  

 

それも一理あります。 「ついてる・・・」は、たいそうなことではないのです。 念を込めて言っていたら絶対に挫折します。 全く心を込めなくても良いからやるのです。

 


笑顔教室の野坂礼子さんは言います。 「笑顔が出にくかったら『作り笑い』でいいからしてずーっとしていなさい。 何万回もしていたら心の底からの笑顔が現れてくる。 そしていつか心の底からの感謝も生まれてくる」と。 「ありがとう」を教えていただいた小林正観さんも「『ありがとう』を口先だけで何も考えずに唱えているだけでいい」と言われます。  
 
いわば「作り ありがとう」を言っていたら、いつか自然に本物のありがとうの心から湧き出してくる。 そして腹の底からどっと感謝の思いが噴水の如くにあふれ出てくる人も出てきます。 無意識の動作が本物になるには何万回もやらないといけないとスポーツ競技の指導などでもいわれます。

 

無意識に落としこんで自然に出るようになるには、無駄と思っても同じ動作や想念を何万回も続けないといけない、と私は思っています。 口先だけでいいのです。 

 


その単純な繰り返しの聖句や笑顔が、無意識の底を浄化して本物にしてくれるのです。 日々の一歩一歩の歩みが高い山の頂へと導いてくれる。 日々の継続の習慣が人を変えてくれると思うのです。 だから決して心を込めないように。 

 

トイレ掃除でもいいことが起こってくると言われている。 そのことを信じて欲得づくいいので、まずはとりあえず続ける。 そうすれば欲得の世界を超えて、掃除をさせてもらってありがとうの感謝の世界が生まれてくるのです。

 

 

 

【ありがとう 不思議と奇跡 やってくる】

 

私がこの「ついてる・・・」を唱え続けて起こってきた不思議や奇跡的なことを次に列記します。

 

@
前回の通信にも書きましたが。 寝袋配りで出会う野宿者の数と寝袋の数がいつもぴったり同じ。 神仏が「憑(つ)いてる」のはないかと思うほどで、そのたびに体が震えます。 まさに「ついてる」です。

 

A
これも前回の通信に書きましたが、捻挫がひどいことにならずに治った。そして猫が見つかった。 頭の打撲が血も流れたのに、ひどいことにならなかった。

 

B
偶然の出会いは最近ひんぱんに起こります。 たびたびなので、びっくりの連続です。 3年前、10年前、30年前から会っていない、多くの知人に家の近くでばったり出くわすことが、しょっちゅう起こります。 そこで約束したかのように旧知の人との出会いが起こるのです。 
先日も御堂筋の交差点で前から自転車で飛んできた女性がKさん。 かって應典院の準スタッフとして働いておられた方とばったり出会いました。 一度再会したと思っていたのです。 

 

そしてまた一週間後に同じように御堂筋で自転車に乗った知人と出会ったのです。 ウクライナで日本建築を手がけているNさんで、彼の紹介で前日に倫理法人会の早朝セミナーへ来た人がいて、お礼を言わないといけないと思っていたところだったのです。 

 

昔大阪市民大学センターというカルチャーセンターのような所にいました。 そこで出会って30年間会ったことがない人と一週間で2回も! ばったり心斎橋筋商店街を歩いていて出会ったのです。

 

天王寺倫理法人会で来週に講話されると聞いて出会った女性はチアガールのリーダー・Iさん。 そして彼女は私の親友の兄のお嬢さんだった。 
名刺を見て、彼女「大圓さんが船場なら私の父も船場でM帽子屋をしています」 私「エー! Iさんの娘さん!? お父さんの弟さんとは幼なじみの親友ですよ」 「えー! 石黒さんですか! 名刺のよさこいの衣装写真に目が行ってお名前に気がつかなかったのです。 お噂は聞いています。 エー! こんな偶然って!」 二人が目を丸くしました。

 

C
「いのちと出会う会」で話していただいた内田節子さん。 実母の葬式の次の日に5歳の長男を交通事故で失い、 コメディアンの岡八郎氏に嫁いだ妹も後には自殺。 つらい思いをシンガーソングライターとして歌にこめて歌っておられる。 彼女が24時間テレビに出るというので8月31日に、会場の大阪・生魂神社へ行きました。

 

そしたら速読の先生をしていたHさんがスタッフとしている。 お互いに目を丸くしてびっくり。  そして観客席に「大阪メチャハピー祭」の事務局員で踊りの指導をしていただいていたYさんの姿を発見。 「わー!」と驚きの声。 知人が舞台出場すると言うのでやってきたとのこと。  

 

そして、そして、シンガーソングライター「サムライソウル田中有悟君」がやってきた。 演技舞台のトリで歌うという。 先日、寝屋川の倫理法人会で話をされたのを聞いたばかり。 お互いが「ワオー!」 。
  
さらに続く。 倫理法人会などでよくお会いするK社長が登場。 演技舞台は扉が横開きの4トントラックの上が舞台。 このトラックを2日間無料でK社長の会社が貸していただいているという。 「えらいところで会ったな」とのお言葉。 もうびっくり。 すごい! 

 

この日だけで4人との偶然の出会い。 出かけた時間がほんのちょっとでもずれていたら、スタッフのHさんにしか会えていなかったのです。

 

D
年末に奈良・富雄へ墓参りに行きました。 そして駐車場に車を止めて、横の車を見たら知り合いだった、それも親戚。 父の妹の娘、Nさん一家。 Nさんと同じこの広大な四天王寺霊苑に、偶然に次男と石黒家代々の墓を作って以来20年。 
今までお互いの墓参りで会ったことがないのに、隣の車のなかにいるNさんの息子夫婦たちと顔が会った。 時間と場所を約束したかのように隣同士で出会うなんて! こんな偶然があるか?

 

E  
秋にS生命主催で景気の講演会へ出かけました。 講演後の異業種懇親交流パーティーで、同業種のよしみなどで出会いたい人2名を、前もって名簿をいただいて指名していました。 そうしたら2名指名したうちの一人が私と同じテーブルにいた! 「えー! 何百人もいるのに同じテーブル?!」
そして、しかも同じテーブルには高校時代の同級生、I君もいた。「その声はどこかで聞いたと思ったら石黒やないか!」 20年ぶりの再会。もうお互いにびっくり。

 

F
昨年秋に同じく高校の同級生が應典院のイベントに来ていて「オー! 石黒や、ないか! 久しぶりやな。 君の奥さんの遺作品展が、ここで10年前にあった時に、来て以来や」と声をかけてくれました。 それが縁で妻の死以来欠席していた、毎年やっているクラス同窓会へ出席しました。 この偶然もすごい。

 

G
3年前ほど前から桜ノ宮カトリック教会の空き地に車を駐車させてもらっています。 月1万円の駐車料でほんとうに助かっていました。 毎週の炊き出しと真冬毎週の寝袋配りと月一回の墓参り。 それしか車は使っていない。 しかし改築するということで、11月までにここを出ないといけなくなった。 
市内で駐車場は月4,5万円する。 夜中に出入りできて、寝袋配りの時には車のなかの荷物を全部、外へ積み出しておける空き地がいるという私の条件は難しい。 困ったな、と思っていたら、この教会のそばで2万円の駐車場が見つかった。 
行き帰りにオートバイで走っていて「空き」の看板を発見して電話。 「1台分が空いたところですわ」と言われた。 しかも「月2万円!」。探し回ることなく一本の電話で決まった!

 

H
年末に墓参りの行こうと駐車場に来ると車の右前輪がパンクしていました。 しかしガソリンスタンドまで修理に行くのに、空気がなくなって止まることなく行き着いたのです。 これには助かりました。 

 

I
年末に知人に教えていただいた湯たんぽで布団のなかが天国のよう。 2L入りのペットボトルにお湯を入れて布団の足元へ入れておくと、冷たい足や体を暖めてくれてぐっすり眠れる。 ありがたい!

 


(完)

(縁の花情報)

          いのちの風通信  縁の花支縁サイト

          縁の花 トップページに戻る

          縁の花村 トップページに戻る