いのちの風 566 
平成21年3月3日(火)発信 石黒大圓(だいえん)

 

今回のテーマ 
やけどが痛い/2つの講演/野宿脱出ガイド/苦難は幸福の門/映画おくりびと

 


いつもありがとうございます。 今日はおひな祭りで桃色けしきでうきうき。 しかし私は最近過労からか胃がもたれていたって体調悪し。 休む時間が多くなり送信が遅くなってしまいました。 そのうえ25日に湯たんぽ用の熱湯をうっかり左足首にかけてしまい、かなりの火傷。 水ぶくれがつぶれ靴ですれて痛い、痛い。 それで動きが滞っていました。

 

最近、ある「自己開発セミナー」に対して「悪名高き「韓国統一教会」ではないか」との疑いを抱いて関係者に真意を確かめていました。 そのためにあちら側から呪いの想念が空を越えて送られているのかもしれないと思わざるをえません。 日本を守る活動をしている限りは左右から攻撃が来るでしょうが、それにひるむことなく今後も受けて立ちます。

 

 

 

【次々と 休む間もなく お勤めが】

 


平沼グループから立たれる「さかいゆき」さんの講演会を応援するため、25日昼にトラの着ぐるみを着て行きました。 キムタクのママの講演でした。

 

58歳とは見えない、48歳くらいに見える若々しい方でした。 すでにこの時に疲れが出ていました。 そしてその晩には知人主催の「幸せになるための会」の話に参加。 この時にはうつらうつらでもうダメ。 そうして帰ってから手をすべらせて熱湯が。

 


2日後には清風学園の平岡宏一副校長の講話が中央区倫理法人会で早朝からありました。 2月から私はここの司会進行を拝命していましたし、また平岡氏をここの講師にお願いしたのは私でしたので、休むわけにいかない。 司会は凛とした態度で臨み、壁を突き抜けるほどの力強い声で発声せよ、と言われています。 この日も軍隊調で規律正しく行ないました。 

 

幸い平岡氏のモーニングセミナーには過去最高の75名ほどの参加者に恵まれました。 宗教教育の一環として、いい話をしていたらいい生徒が育っていった実例。 そして日本がチベットを守らないといけない、など。 感動的な40分の講話でした。 

 


そしてその晩には疲れているのに寝袋配り。 もう使命感だけで動いています。 しかしさすがにこの夜は相棒に寝袋配りを任せて私は運転だけ、車のなかで何度も寝ていました。 この時期はいつも10個か15個くらいしか配れない。 多くの人々は寝袋のなかで寝てくれています。 その姿に涙が出ます。

 

 

 

【野宿者を 脱出ガイドで 救いたし】 

 


半月前の火曜日にビッグイシューの事務局の人が寝袋を分けてほしいと来ました。 路上で雑誌ビッグイシューを販売して一日2〜3千円ほどの現金収入があります。 しかし少しでも貯金するために、1500円ほどのドヤ(簡易ホテル)に泊まらないで、路上で寝袋のなかで寝ている販売員が多いのです。 
 
酷寒のときも酷暑のときも路上で一日立ちぱなっしで雑誌を毎日売っている。 野宿から脱出するために皆が必死でがんばっています。 いったん野宿におちいったら脱出するのは不可能に近いのです。 しかし我慢して15〜20万円ほどが貯金できたら、アパートの敷金や数ヶ月分の家賃が先払いできる。 そして屋根の下でやっと寝ることができる。 それまでの我慢です。 家に住めたら住所不定として就職面談で最初からはね除けられることもないでしょう。

 


半月前にうれしいことがありました。 大阪駅前炊き出しのときに釜ヶ崎などの医者数人が来てくれて野宿者たちの健康を調べてくれました。 2人が精密検査要ありとして最終的には医療保護を受けるようです。 病気をもって路上で寝るのは本当につらいはず。 このような救いの手はありがたいです。 

 

この日は今冬で一番に寒くなり、トラッキーの着ぐるみを着ていても汗をかくどころか、凍えていました。 毎年寝袋を配る時に寒さで手がかじかんで、つらい日があるのですが、 今年はとんとなかった。 だがその日がついにやってきたのでした。 真夏日が来たと思ったら今度は酷寒が来た。  そろそろ寝袋配りも終末期です。 今週のあと1回で終わります。

 

今年は1182個配ることになりました。 昨年並みになりました。 皆様のご協力感謝いたします。

 


しかしこれからも「野宿脱出ガイド」を配りにこれからも毎週の夜に出動します。 「野宿脱出ガイド」はビッグイシューが作成したもので、炊き出し場所や生活相談場所、健康相談場所などが記載されています。 
 
路上脱出ガイドを見たい、また、近くにいるホームレスの人に配ってあげたいと思われる方は、私か、ビッグイシュー(大阪市北区堂島2--2 堂北ビル4階 6345-1517)へ連絡してください。

 

今、大阪府内の場合、路上生活をする人は4333人と公表されています。 しかしこの調査は信頼できないのです。 地域の民生委員などが夜の0時ごろに路上で寝ている野宿者の数を数えているのだろうか。 冬は暖かい、夏は涼しい地下街などから追い出され、路上へ寝に来る人々は夜の0時以降に増えます。 その数は数えられていないはず。 釜ヶ崎で日雇い労働者の生活相談員をしている入佐明美さんは「この倍は野宿者はいるはず」と言っていました。

 

この「野宿脱出ガイド」にはビッグイシュー販売者への勧誘の記事も載っています。 ビッグイシュー販売で現金収入を得てほしい。 この手引き書は路上で寝ている人々に非常に喜ばれています。 これからも大阪の路上で寝ている人々すべてにこれを配り、野宿脱出と救命の手引きにしてほしいと思います。

 

野宿脱出ガイド
http://www.bigissue.or.jp/activity/info_090116.html
NPO法人 ビッグイシュー基金
http://www.bigissue.or.jp/
  

 

 

 

【ついている 与えられたる 恵みに感謝】 

 


火傷を負って色々考えさせられました。 今回の火傷で原爆や都市無差別攻撃で大やけどをされた人々の悲痛な叫びが共感できました。 また風呂に入れなくて体が臭くなりました。 風呂の入れない野宿者の思いにも共感できました。

 

転んでもただでは起きへんで! 、と貴重な体験をさせてもらいました。 「苦難は幸福の門」と倫理法人会で学びますが、苦難は人に考えさせ、学びの機会を与えてくれます。 感謝です。 やはり「ついてる、感謝しています、しあわせ、ありがとう、ゆるします」 に行きつくのです。

 

先週の寝具配りのときに釜ヶ崎の商店街で泣きながら歩いてきた人に出会いました。
「こんなたくさん、人が道に寝ているやないか!  なんとかしてやれへんのか! うちは妻が寝たっきりで、わしが看病しているが、この人たちのことをなんとかしてやれへんのか!」 酔っ払っていることもあって真意はよくわからなかったです。

 

しかし多くの人が釜ヶ崎の路上で寝ている多くの人々の姿を見ながら泣いて帰っていくということはよく聞きます。

 


先日「兵庫生と死を考える会」例会で徳島大学のドイツ人学者の講話で以下を知りました。 人は死に直面し、また異文化に直面し、そしてひどい精神的なショックをも経験して「哲学」を得る、と教えていただきました。  ここで言う「哲学」とは、いかに生きるか、いかに死ぬか、生とは死とは、我々の生きる意味とは、どこから来てどこへ帰るのか、など、自分の人生そのものに向き合って考えることです。

 

私は死、異文化、ショックの3つを経験して今の活動があります。 まさに私のための講演でした。 妻子の死、1年のアメリカ体験、炊き出し、野宿者との出会い。 これらのショックから立ち直らせてもらった恩恵に感謝して、これからも活動を続けたいと思います。

 

 

 

【日の丸胸に 唯物思想を打ち倒す】

 


映画「おくりびと」がアカデミー賞で外国語映画賞を受賞しました。 主演の本木君は「オスカー像を取るぞ!」と胸元に日の丸のバッジを着けてロスに出発していました。 この映画のテーマは「いのちと出会う会」で私が求めていた生と死の問題、そして日本人の死生観を伝えてくれています。 

 

日本は魂の国、神の国、霊の国。 しかし唯物主義や共産主義によって「見えない霊の世界」否定の世界観が蔓延していました。 「おくりびと」アカデミー受賞や納棺夫日記のベストセラー化はそのイデオロギーが終焉を迎えつつあることを示しています。  「霊の世界はない」とする唯物主義が、死に逝く人や看取る人にいかに悲惨な死に様を与えてきたことか。

 


妻子を病いで失った私の体験からそう思います。 「永遠にこの人には会えないのか!」と絶叫が病院にこだましていました。 「いつかこの人とも再会できる日が来る」という希望が遺族の心を癒します。 そして死に逝く人も「次の世界で再会できる」という望みが心を癒し、安楽に次の世界へおもむかせた。 それが日本の伝統的な死生観でした。 

 

その伝統的な思想を無残にも否定して、人々の心を切り裂いてきたのが唯物主義の共産思想です。 日本は本来霊の世界を信仰していた国。 本木君は日の丸バッチを掲げて、その霊的日本の代表として世界に神国日本の偉業を伝えてくれた。 うれしい限りです。

 


(完)

 

 

 

【リンクのホームページ】

 

@「いのちの風」通信「縁の花」支縁サイト
560まで更新されました】  
(毎月3回知人300人へ送信している、いのちや野宿者、日本についての思いを書き綴っている通信。 政治論では愛国保守系の内容です。 560までのバックナンバーを更新・掲載)
http://www.geocities.jp/ennohana/en20isiguroyosihiko.htm
 

平成21年 2009
【未掲載】いのちの風565 日の本に陽はまた昇る/長男の誕生日/元銀行マンのホームレス
【未掲載】いのちの風564 ガザ紛争プロパガンダ/桑山紀彦氏/テロリスト・ハマスを非難するアラブ世界
【未掲載】いのちの風563 言霊が引き寄せる幸い/派遣村は共産党プロパガンダ/公共の福祉を無視する左翼
【未掲載】いのちの風562 心を込めずに、ありがとう/「ついてる」の奇跡/偶然の出会いの不思議
【未掲載】いのちの風561 年賀状/「ついてる」で不思議と人生よくなるよ/シンクロ/捻挫 猫 頭のケガ
年賀 平成21

 

平成20年 2008年 
いのちの風560 ネクタイ姿の野宿者/巨大な日の丸の列/「サーカス」に泣く/寝袋カンパのお願い
いのちの風559 大東亜戦争は勝利した/日本総督府である日本政府/日本に戦争責任はすでにない
いのちの風558 土下座して喜ぶ野宿者/炊き出しのなかで胸つまる/「救民」の旗印をかかげて決起
いのちの風557 大圓誕生日/誕生日占い/寝袋カンパのお願い/パリ不戦条約/中国の戦争責任
いのちの風556 日本の戦いと黒人大統領/人種差別との日本の闘い/東條英機はユダヤ人の恩人
2008
年 寝袋支援のお願い  128
いのちの風 特別号 「日本は侵略国家であったのか」続き
いのちの風特別号  田母神俊雄・前航空幕僚長の論文 1118
いのちの風555  いのちと出会う会/「1/4の奇跡」上映会/オバマが勝つ/うろたえるな日本
いのちの風554  資本主義崩壊説/「敵兵を救助せよ!」の続き/反日運動を身を挺して食い止める

 


A
 インターネットサイトのmixiに「大圓(だいえん)」として参加
(知人の紹介がないと、ここへ参加し、自分のブログ日記を作成することはできません。 参加無料。 参加ご希望の方はご連絡ください)
http://mixi.jp/show_profile.pl?id=783617

 

ここには「いのちの風」用の下書きの文章をたくさん書きためています。
 
・子宮頸がん は学校教育によって広まった
・中国少数民族の「言語に消滅の危機」
・民主党松原仁議員は愛国者である
・領土に対する感覚のない売国奴、平山郁夫
・たかじんのそこまで言って委員会 沖縄集団自決問題
・明治日本は中国革命の基地、和製漢字は中国留学生が取り入れた
・共産党系弁護士団が推進する裁判員制度に反対!
・ヒラリー国務長官へ拉致問題解決を要望する
・明日、建国記念の日に天皇陛下のご即位20周年をお祝いしましょう
・共産主義と朝日新聞への総括
・ベトナム反戦報道を今なお称賛NHK
・ベトナム戦争後の共産主義者による大虐殺犠牲者は100万人
・社会崩壊を目指す子供の権利条約
・幼児教育によって日本を変える!
・女子供「盾」に国際世論を味方につけようとするハマス
・ハマス、孤立無援、アラブ世界から浮き立つ
・日本のパスポートは世界最強
・お釈迦様の「六方拝」
・日本を守った多くの先人のおかげで、今の私たちがある
・「自決するな!」の言葉の奥には、父上や乃木将軍の「いのち」が生きていた
・創価学会員、小和田恒氏は竹島を韓国に売るでしょう
・・・・・

 


B
 知人の野瀬泰良さんの霊園会社のホームページに、私の体験談を載せていただいています。 
美原ロイヤル・ニュース (平成16年冬季号 VOL.8の3ページ目) 「【シリーズ】別離
の哀しみを乗り越えて 人と人との魂の絆に気づいて 野宿者救済運動を始める」 
釜が崎での炊き出しの写真とともに私の体験と考えが掲載されています。
http://www.noseh.com/home3/royalnews.htm
  

 

 

 

C 應典院HP「いのちと出会う会」(石黒司会の應典院での年9回開催の名物イベント行事)

 

應典院
http://www.outenin.com/about/index.html
「いのちと出会う会」と過去の開催記録(第1回〜)
http://www.outenin.com/otc/projects/inochi.html
 

 


mediaXから配信しているインターネットTV『Tv−Woo(http://tv-woo.jp/)』で應典院での「いのちと出会う会」が映されています。 画面のずっと下の方の、お勧め番組「Tv−Woo」「ケースケ講演する 前編・後編 第66回 いのちと出会う会にて」をクリックしてください。 2時間のビデオが放送されます。 最初の視聴には上の黄色い部分をクリックしないと映像が出ないかもしれません。 紺の作務衣姿の司会者の私が動き回っているのが映っています。

 

                 
D
 大阪メチャハピー祭 (毎年10月8日の体育の日・祝日に開催)
(立上げの時から参加して実行委員兼踊り子として関わった、鳴子を鳴らして踊るよさこいソーラン踊り系踊り祭。 昨年で7回目、大阪城ホールなどに7000名が参加する子供中心の踊り祭で子供たちに夢と希望を与えようという大阪の一大イベントに成長)    
http://www.joy.hi-ho.ne.jp/mecha/
 
「2006年・大阪メチャハピー祭」のスライドショー
(「大阪の子供たちに夢と希望を!」「大阪の商売人がんばれ!」「大阪の文化は日本一や!」 この曲のメッセージを、これからも大阪じゅうにまき散らしていきます。 いつでも踊りの出前行きまっせ!)
http://f.flvmaker.com/mc.php?id=Y/xcPpX4__GKUTAF6Eq.PMqehLcwBpX8jEYGJBYuJLOSEhRXPKHlXbvu73Ci83qIZgVPT3bkbolbX1KdiDF7hzs
 

 

E せんば花金夜市
(よさこいソーラン踊りを私が踊っています。 虎のぬいぐるみも私です。 画面右の写真をクリックすると大きく写ります。 
この着ぐるみを着て大阪駅前で野宿のオッチャンたちと掃除もしています)
http://www.home-smile.com/hanakin/index.html
 
トラッキーの掃除屋さん(別のところで宣伝マンをしている姿です)
http://itijikurin.blog65.fc2.com/blog-entry-281.html

 


F
 大阪中央区倫理法人会の会員として講師企画係幹事を拝命しています。
 
大阪府倫理法人会
http://www.osaka-rinri.net/
 
2008年 10月のモーニングセミナー予定
http://www.osaka-rinri.net/schedule/index.html
 
大阪市倫理法人会活動記録写真
http://www.osaka-rinri.net/fujiken01.htm
 
万人幸福の栞
http://www.rinri-jpn.or.jp/profile/j-rinri.htm
 

 


 小豆島の「養心の会」での私の講話と踊る姿
http://yaoyorozu.blog.ocn.ne.jp/susyu/2007/07/post_1209.html

 

 知人の松江隆明さんのHPに載せていただいた9月20日の阿倍野高校での私の講演会。いつも通りにトラの着ぐるみの頭を着て登場して挨拶を始めている場面。
http://ameblo.jp/kazu-ono11/entry-10049664067.html#cbox

 

 同じく松江さんのHPのなかのURL。
あいりん地区(釜が崎)で炊き出しのお手伝いをしました。
http://ameblo.jp/kazu-ono11/entry-10041525376.html#cbox
あいりん地区で炊きだし
http://ameblo.jp/kazu-ono11/entry-10041433704.html#cbox
おにぎりを作っています
http://ameblo.jp/kazu-ono11/entry-10041435938.html#cbox
カレーを配ります
http://ameblo.jp/kazu-ono11/entry-10041445687.html#cbox

 

(縁の花情報)

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