いのちの風 bU15―その2
平成22年12月23日(木)発信 
石黒大圓(だいえん)

 
 
【今回のテーマ】 
映画「442 日系人部隊 アメリカ史上最強の陸軍」
 
 
(その1からのつづき)
 

高地の上からドイツ軍は、次々に登ってくる442部隊を次々に機関銃で銃撃し兵は次々に倒れていった。 しかも砲弾で炸裂する木々の鋭い木片が兵隊の体を刺し貫いた。 その絶望的な戦いを「バンザイ突撃」を次々に敢行して攻略したのです。
 
この戦いはまさに膨大な死傷者を出しながらも不可能な戦いを征した日露戦争での203高地の激闘に比すことができる。 
 
奇襲作戦やバンザイ突撃は不思議なことに海をへだてた日本軍も敢行していた。 そして日本軍は世界最強の軍隊として連合軍に恐れられた。 この日本人魂のDNAというのは環境がかわっても受け継がれている。 だから白人にはできない事が日本人にはできたのです。
 
 
この作戦後にダールキスト少将が閲兵した。 この時わずかしか集合しなかった442連隊を見て「部隊全員を整列させろといったはずだ!」と不機嫌かつ乱暴な言い方をした。 その言い草に連隊長代理ミラー中佐は少将を睨みつけて「目の前に並ぶ兵が全員です」と答えた。 
 
集まったわずかな兵以外はすべて死んだか、病院へ搬送されていた。 それを聞いて将軍は絶句した。 
 
 
それだけ壮絶な死闘を繰り広げていたのだった。 白人の部隊ではここまではしない。 日本人のDNAは仲間を捨てて逃げること、撤退を恥としていた。 目的貫徹を名誉とした。 442部隊は、211名のテキサス大隊奪還作戦で、約2800名いた兵員が1400名に減少していた。 
 
この激戦はアメリカ陸軍史上最も大きな犠牲を生んだ闘いの場として、後にアメリカ陸軍の十大戦闘に数えられた。 歴史に残る激戦だった。 
 
 
戦後、彼らの激闘に対して、どのような部隊もなしえなかった、大統領自らの叙勲式に442部隊は招かれ、「諸君は敵だけでなく偏見とも闘い、勝ったのだ」 とトゥルーマン大統領によって、その栄誉を称えられた。
 
 
その後442部隊所属の第522野砲大隊はドイツへと転戦した。 そして戦闘の末、ミュンヘン近郊にあるドイツ軍のダッハウの強制収容所の解放を行なった。 
 
皮肉にも強制収容されていた日系人の息子たちがユダヤ人強制収容所を解放した。 このことを恥じて隠蔽しようとも考えたのか、日系人部隊が強制収容所を解放した事実は平成4年まで公にされなかった。
 
 
「442」オフィシャルHP
http://www.442film.com/
 
【動画】442~Live with Honor, Die with Dignity
http://www.google.co.jp/search?q=442~Live+with+Honor,+Die+with+Dignity&hl=ja&rlz=1T4GGLL_jaJP351JP351&prmd=ivns&source=univ&tbs=vid:1&tbo=u&ei=3igTTZnAK8q3cLrunMQK&sa=X&oi=video_result_group&ct=title&resnum=1&ved=0CCgQqwQwAA 
 
【動画】Go for Broke! ~南の風が伝えた物語〜 Part1
http://www.youtube.com/watch?v=4DdnLOaF5d8&feature=related  
【動画】Go for Broke! ~南の風が伝えた物語〜 Part2
http://www.youtube.com/watch?v=wYArAoIuwpM&feature=related  
 
【動画】442 : "日系アメリカ人の戦争"を伝える(1)
http://www.youtube.com/watch?v=HdI-dScJcDM&feature=related  
【動画】442 : "日系アメリカ人の戦争"を伝える(2)
http://www.youtube.com/watch?v=n7Y0W6PFWN0&feature=related 
 
 

【442 彼らのおかげで 今がある】
  
 
帰国後も「人を殺した、殺される」という悪夢にうなされる日々が続いた。 戦争による精神的後遺症(心的外傷後ストレス障害、PTSD)とも彼らは戦後、戦ってきた。 これによって人生を失った人々もいた。 
 
しかし大部分の日系人帰還者が精神的におかしくならずにすんだのは、地獄のような辛い時にでも楽しいこと、善いことに気持ちを向けていたからだ、と精神科の医師が言っていました。 
 
当時の純粋な日系人の心には家族への深い思い入れがあって、その団欒の温かさをいつも求めていたので地獄の中でも、その楽しい思いが彼らの心にはかなり強く残ったのではないか。
 
 
また日本人のDNAの中には逆境の時に発揮されるプラス思考や武士道精神、大和魂があるから強かったのではないか、戦後の復興のすごさもこれと思います。 
 
名誉、恥、辛抱、努力など、親が身をもって教えた日本的価値観によって育てられた日系人が見せた勇気と忍耐。 日本民族のDNAは国が違っても引き継がれていた。 このDNAを今こそ日本人の魂から引っ張りだして日本再興に向けたいものです。
 
 
しかし名誉を与えられた戦争のことを元日系人部隊の人々は多くを語らない。 「多くの人を殺して何が英雄か。 先に死んだ友こそ英雄である」と語っている。 
 
息子が父親に戦場に行くと言ったら「ばか者!」と言われると思ったが、父は「がんばって戦って来い」と励ました言葉に、私の胸はかきむしられました。
 
 
当時の首相、東條英機は日系人に手紙を送り「日系人はあくまでもアメリカ人。 君たちは祖国アメリカのために戦え、私たちは日本のために戦う」と励ました。  三国同盟を結んだ松岡洋右もアメリカでの講演で同じように語った。 ともに武士道の極みです。
 
 
戦後日本人が食料飢餓で3分の1が餓死に直面していた時に、トルーマン大統領は「日本に食料を補給すべし」と命令を発した。 442部隊がいなかったら欧州戦線で白人兵士はなお100万人の犠牲を強いられたであろう。 
 
彼ら100万人の命を救ってくれた恩人だった、という思いが「日本人を救え」という感情にアメリカ人を突き動かせたのです。 
 
戦後の日本国民はその多くの若き日系2世たちのしかばねの上に生かされてきたことを知らない。 我々はその日本人同胞が与えてくれた恩義を終生忘れてはいけないと思う。 
 
 
  一方朝鮮・韓国の在日の人々は差別に対して忍従して、良き行動で身の潔白を晴らそうという気が少なかった。 弱者や被害者として抗議の声を上げて権利を主張しようとする。 それに対して日本人は外国のように弾圧するどころか、逆にその声に利用された。 
  言挙げしない民族として、言論で日本人は戦おうとしなかった。 言い負かされて今の惨状がある。 
 
 
彼ら在日も442部隊のような働きをしようとして、戦前、朝鮮人(外地日本人)として志願して日本兵として戦ってくれた。 靖国神社には同じ日本人英霊として2万1千人の朝鮮人が眠っておられる。 
 
彼らのような純粋に日本人以上に戦って、朝鮮民族としての名誉を守りたいという気持ちは、もうすでに今の在日にはなくなっているかのようである。     (つづく)
 
                             
                               (完)
 
映画「442」 見た人たちが絶賛!
http://setsuperra.exblog.jp/13659847/ 
映画442 感じたこと。
http://yukieueda.exblog.jp/14841073 
映画"442"の上映会
http://ameblo.jp/kobypics/entry-10497972952.html  
アメリカ陸軍第100歩兵大隊と第442連隊戦闘団が、議会名誉黄金勲章を受賞!
2010.10.06
http://blog.llllife.org/?eid=333  
 
日系移民の歴史
http://search.yahoo.co.jp/search?p=%E6%97%A5%E7%B3%BB%E7%A7%BB%E6%B0%91%E3%81%AE%E6%AD%B4%E5%8F%B2&search.x=1&fr=top_ga1_sa&tid=top_ga1_sa&ei=UTF-8&aq=&oq= 
442部隊
http://search.yahoo.co.jp/search?p=%EF%BC%94%EF%BC%94%EF%BC%92%E9%83%A8%E9%9A%8A+&aq=-1&oq=&ei=UTF-8&fr=top_ga1_sa&x=wrt
 
 
 
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  ↓
・今日は天長節、今上天皇のお誕生日、そして昭和23年にはA級戦犯が処刑された日
・野宿者たちが寝ている横で寝てダンボール棺おけでの野宿体験をした
・人生何が起こるかわかりません
・尖閣と皇室は関係ある!?
・民族対立の裏に移民問題あり
・【3K移民】モスクワ大暴動、スイスの悲劇、ドイツの移民政策の失敗
・難波駅前での尖閣署名で絶叫していた大圓
・幸福の科学・大川総裁の離婚騒動、妻を悪霊呼ばわり
・今晩から大阪・御堂筋の豪華イルミネーション点灯
・【大東亜戦争開戦日】69年前のこの日、日本は決起した
・ビデオ公開した一色正春海上保安官に「私たちが選ぶ国民栄誉賞」を贈る署名・募金運動
・武道も熨斗(のし)も日本人の内面の美を映し出すもの
・下半身裸で水死する脱北女性たち
・国会式典ご出席の秋篠宮両殿下に対して「早く座れ」と野次を飛ばした民主党エロ議員
 

(以下略)
    

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