いのちの風 bU23
平成23年3月25日(金)発信 石黒大圓(だいえん)
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【今回のテーマ】
東北震災・大津波/左翼反核扇動高貴な日本人/日本の救世主/他のために犠牲
いつもありがとうございます。 このたびは東北地方太平洋沖地震により、亡くなられた方々のご冥福をお祈り申し上げます。 また被災された皆様、そのご家族の方々、今も悲しみの淵をさまよっておられる方々に、心よりお見舞い申し上げます。
また被災地の一日も早い復興を心より祈念いたします。 これから日本国民、皆が一丸となって協力しあっていくことが日本再興の契機となります。 今後も現地への救援や支援金カンパで助けあっていきましょう。
【危機去るか 日ノ本の国 神守護す】
今回は今までの震災と違って、もしもの原発暴走によって人々は膨大な数の避難民となり、日本経済は大混乱となりそうでした。 全国の店舗や商店街に人の行き来が途絶えて倒産する所が増える恐怖感がありました。 全国的な倒産の嵐で町中に野宿者が増える。 世界の高技術の生産拠点である日本が崩壊したら、世界恐慌となる可能性もありました。 幸いなことにそれはかろうじて阻止できそうです。
しかし反原発活動を活発化しようとする左翼勢力は悲観的情報を流すことで日本社会に大混乱を起こそうとしています。 彼らと結託した民主党政権はこの大災害に直面して無能をさらして、日本を崩壊の淵に導きつつある。 彼らの被害者となってはいけない。
そして彼らにだまされてはいけない。 わずかな放射能でも危険と叫ぶ、彼ら。 放射能温泉や、何度ものレントゲン、CTスキャンの方がよっぽど危険でしょう。 危機を煽る反原発扇動はいいかげんしてほしい。
中曽千鶴子さんのブログ
「福島原発・東京電力の放射線パニックになってる人へ」
★ホウレンソウも水道水も平気よ」
http://blog.zaq.ne.jp/otsuru/
日本シルクロード科学倶楽部会長の高田純・札幌医科大学教授
(核災害防護のプロフェッショナル)のブログ
http://junta21.blog.ocn.ne.jp/blog/
福島はチェルノブイリ級の災害にはならない
【高田純】福島原子力発電所の行方[桜H23/3/15]
http://www.youtube.com/watch?v=B5KeT0JBq-w
世界では今、中国や韓国でさえ、この混乱期での日本人の助け合いの精神が驚きを持って称賛されています。 被災地では被災した人たちの秩序正しい礼節さが伝えられ、ほかの国では当たり前のように起きる略奪のたぐいはあまり起こっていない。
このことに世界中が驚き、日本人の倫理性の高さは国際的な称賛の対象となっています。
地域の絆がしっかりしている東北という事情があるにせよ、日本人の共同体意識、モラルの高さが世界に認知されたのです。
米のニューヨーク・タイムズは「我と欲を捨てる精神と冷静さ、規律を尊重するという日本人の行動規範を福島原発で放射能汚染の危険に立ち向かう作業員が体現している」とたたえた。 さらに無能な日本政府の対応と比べ、苦難に耐える日本人を「立派で高貴だ」とし、米国人は日本人の精神から学ぶべきものがある、との記事を載せている。
宮城県南三陸町では地震後も役場の防災対策庁舎に残り「早く逃げてください」と、津波に襲われ波にさらわれるまで防災無線放送で住民に避難を呼びかけた女性職員、遠藤未希さん(25歳)がおられました。 ご結婚も間近だったのに、自分の命より人の命に心を寄せる本物の大和撫子です。
これはまるで平成の「氷雪の門」です。
終戦後、日本領土であった樺太にソ連は、日ソ不可侵条約を一方的に破って侵攻、住民たちは次々と殺されていった。 この事実は理不尽なソ連侵攻の脅威の中で、樺太の真岡電話局で最後まで職務を全うするべく、電話通信業務を行った後に自決した、女性電話交換手9人の悲劇を描いた映画となっています。(映画「氷雪の門」) 彼女は樺太の真岡の電話局員と同じ。
遠藤未希さんならびに真岡の女性電話交換手9人に哀悼と感謝の意を表します。
原発事故で放水活動を行った東京消防庁ハイパーレスキューは廃虚と化した原発内で被曝しながらの決死の作業を行なった。 「危険度を熟知する隊員の恐怖心は計り知れないが、拒否する者はいなかった」
東京消防庁の佐藤康雄警防部長は妻に福島行きを伝えると、「日本の救世主になってください」と一言書かれたメールが送られてきたという。 冨岡隊長は作戦に従事した隊員について「家族には本当に申し訳ない。おわびを申し上げたい」「恐怖心を克服し任務に当たってくれたことに敬服の念を抱いている」と涙ぐんだ。
15日に発生した4号機の火災で、作業員の多くは退避したが50人は現場に残った。 米ABCテレビは16日放送の番組で、現場に残った50人を「フクシマ・フィフティー」と呼び、「名もない勇者たち」とたたえた。
【日本は 再び笑顔で 立ち上がる】
この「他のために犠牲になる」こともかえりみない精神、大和魂。
「かくすれば かくなるものと知りながら やむにやまれぬ大和魂」(吉田松陰)
このような日本精神がこの日本の危機に立ち向かわせる「死をも恐れぬフクシマ・フィフティ」を生み出したのです。
がんばれ! 原発に立ち向かっている東電や関連会社社員、自衛隊員、消防職員、下請け作業員・・・これら英雄のため、日本の危機回避のため、日本中の神社やお寺は、祈り続けている。
当然、天皇陛下、皇族も祈り続けておられる。 私たちも祖国の安寧のために祈ろう。
このようなすばらしい資質をもつ日本という国を侵略しよう画策する中共のような軍国主義国家を世界は許さないでしょう。 今回の大災害は見方によっては最大の国家安全保障の一つとなったと思います。
「逝きし世の面影」(渡辺京二著・平凡社ライブラリー)という有名な本があります。 江戸末期から明治初期に来日した外国人識者の目から、当時の日本人にとっては当たり前すぎて記録にならなかった庶民の生活の息づかいを浮き彫りにしています。 ここには外国人には、貧乏人であっても清潔で幸せそうに生きる日本人に、驚きを感じたようです。
江戸時代にも地震、津波といった自然災害がありました。 ペリー来航の四年後に下田を訪れたオズボーンは、町を壊滅させた大津波のあとにもかかわらず、再建された下田の住民は「誰もがいかなる人びとがそうありうるよりも、幸せでわずらいから解放されているように見えた」といいます。
「逝きし世の面影」渡辺
京二、平凡社
http://amazon.co.jp/o/ASIN/4582765521/mag06-22/ref=nosim/
私たちの祖先は、度重なる大災害からも笑顔で立ち上がり、幸せそうに生活していた。 私たちも先祖と同じように再び立ち上がって、世界から再び尊敬される立派な国に復興されると信じています。
次回は「今度の原発大混乱は戦後の軍人拒否の自虐史観、誤まった歴史認識、左翼政権の米国アレルギーが原因である」という趣旨で書きます。 (つづく)
(完)