いのちの風 bU38―その1 
平成23年10月12日(水)発信 石黒大圓(だいえん)
 

【今回のテーマ】 
メチャハピー祭へトラ出動/薄汚れた日の丸/いのちと出会う会/最後だとわかっていたなら
 

いつもありがとうございます。 例年通り今週の体育の日・祝日に「大阪メチャハピー祭」へトラの着ぐるみを着て行ってきました。 風邪気味でしたが初志貫徹、マスクがいるぐらいなっていましたが薬でごまかして何とかもちました。昨年より気温が低く助かりました。
 
札幌よさこいソーラン祭に習って大阪で12年前に立ち上がった子供中心の鳴子を鳴らして踊る「子どもの笑顔日本一へ!」がテーマの踊り祭。 祭テーマ曲「メチャハピー大阪万歳」や「南中ソーラン節」、「よっちょれ」を聞くと昔の、メチャハピー祭踊り子隊隊長だった頃のことが思い出されて体が自然に動きました。  
 

札幌よさこいソーラン祭
http://www.yosakoi-soran.jp/ 
第19回 YOSAKOIソーラン祭り大賞受賞演舞
夢想漣えさしチーム
http://www.youtube.com/watch?v=8aY9CetYn6Q&feature=related 
祭テーマ曲「メチャハピー大阪万歳」
(第10回「大阪メチャハピー祭」公式DVD オープニング)
http://www.youtube.com/watch?v=y9lfy0X_N3s 
【歌詞】メチャハピー大阪万歳
http://mechahappi.com/goods/cd/banzai.htm 
【動画】南中ソーラン
http://www.youtube.com/watch?v=qVmJFA0c5mU&feature=related 
http://www.youtube.com/watch?v=Tj3SP21q1VA&feature=related 
【動画】よっちょれ
http://www.youtube.com/watch?v=vJmwIMAe0qI&feature=related
 

会場外では子供たちに囲まれ、トラの尻尾を引っ張られ、「着ぐるみがしゃべったら、あかんやないか」とけなされ、子供たちとのツーショットを母親に頼まれ、など楽しい時を過ごし風邪も暑さも吹っ飛びました。 次男が亡くなっていなかったら、ここまで踊りには関わっていなかったでしょう。 祭は彼からの置き土産です。来年も場外スタッフとして押しかけてきます。 
 

(以下、前回の伊藤忠ビルの薄汚れた日の丸のつづき)
 
「日本は中華の一員になれば良い」との暴言を吐いた幹部がいる伊藤忠商事。 その元社長、丹羽宇一郎氏自身も「軍事力増強は大国としては当然のことと言えば当然のことかも知れない」「中国の嫌がることは言わない(やらない)のが良好な日中関係を維持するための鉄則だ」と考えている。 
 
丹羽氏は菅元首相に抜擢されて媚中派の駐中国新大使として起用されました。 もし日の丸が消えたら、彼の思想と同じものが伊藤忠にあふれている証拠です。 
 
そしたら一週間後に伊藤忠から「国旗はビルオーナーの持ち物とのことでしたので、御希望であれば直接ビル管理会社にお問合せお願いします」との返事が来ました。 「薄汚れた日の丸」を常時かけて、祖国への良心の呵責も感じないかのような慇懃無礼な役所的な、他者に責任を転嫁した内容です。 
 
伊藤忠商事と書かれた大きな看板の横に掲げてあれば伊藤忠自身がかけていると誰でも思います。 伊藤忠商事の社員も、ビルに入居している誰もが「恥ずかしい」という感覚を持ち合わせていなかったのか。 外国から来る客もそのことに注意が向かなかったのか。 国際的商社マンに祖国へのアイデンティティ感覚が欠落している証拠です。
 
それ以後、いつまで経っても日の丸が掲げられることがなくああー これが今の日本人の姿か、と落胆していました。 そうしたらしばらくして日章旗が掲げられていました。 しかし再度、落胆。
 
同じピンクの日の丸でした。 伊藤忠ビルのオーナーにも日本の旗に対する尊敬の念があるのかと哀しく思いました。 梅田に引っ越した伊藤忠はJR大阪駅の北に隣接するビルにあります。 見上げてみましたが日の丸の掲揚はありません。 これが国際的舞台で日本を背負って活動している商社マンの魂の現れです。 まさに根無し草の「地球人」の姿です。
 
知人が言っていました、フィリピンだったでしょうか、「学校か、施設で国旗掲揚の儀式が行なわれた。 日本から行った人間がその時に起立もせずにブラブラ歩いていて、フィリピン兵にライフルと突きつけられた。 『我が国の国旗を侮辱するつもりか!』と。 これが普通の国家、国民の感覚です。 日本でも国旗国歌を尊崇する人々が増えて、このような兵士のような言葉が言える時代が早く来ることを望みます。 
 
 
 
【愛おしき いのち育む 家族愛】
 

第108回「いのちと出会う会」を10月20日(木) に行ないます。 高杉千代子さん(カヌシャガマ高杉助産院院長)のお話で『娘の自死が教えてくれた親子の絆』です。
 
「いのちと出会う会」
http://www.outenin.com/modules/contents/index.php?cat_id=24 
 
この講演を紹介するのに以下の文章を書きました。
 
『私は思います、東日本大震災以降、人々の意識が変わった。 そばにいる家族の大切さや絆を気づかせてくれる機会でした。 すぐ横にいた家族が突然いなくなるという東北での悲劇を目の当たりにして、大切な人と少しでも早く一緒になりたいと結婚する若者が増えたようです。 そして町でお腹が大きな若い女性が多く目に付くようになりました。
 
今この一瞬でも、この愛おしい「いのち」と少しでも触れ合っておきたいという願いが、東北を見る視線のなかに生まれてきたのでしょうか。 かの地では葬式さえままならない現実を知って、そう遠くない昔から「葬式仏教」と揶揄されてきたけれど、葬式でさえできる幸せがあるとは! 
 

これも震災によって人々が気づかされたことでしょう。 そして自分より長く生きるのは当たり前と思っていた我が子をこの手であの世に見送ることになるとは! 可愛くて可愛くて抱きしめていたかった我が子。 いまの母親には子育てから手を抜いてほしくない思いがますます高杉さんの魂を突き動かせているはずです。
 
産みたくない女性が増えれば子供がどんどん少なくなる。 こんな日本の現状でいいのでしょうか。 震災はその現状に少しでも変化を与えてくれる転機になったと思います。 これは天からの啓示です。
 

「社会が子供を育てる」という誤った思想ではなく、母子、父子がお互いを育むのが家族というものでしょう。
その家族の絆をより深くして、愛情あふれる子供に育てていくことが、将来の立派な品格ある日本人を生み出す基盤になると私は信じます』
 

(その2へつづく)