いのちの風 bU53―その2 
石黒大圓(だいえん)

 
 
【今回のテーマ】 
土が放射能を浄化/人の祈りと自然の恩寵/
 
 
(その1からのつづき)
 
 
ワシントン・ポストの元東京特派員、ポール・ブルースティン氏は「私たちは被災地の苦しみをともに分かち合わなければならない」と絆の復旧を願っていると語った。 彼は「震災直後、国全体が団結するはずだと楽観的だったが、震災前と同じく政治は争いを続け、人々が放射能問題に過度に反応していることに気がめいった」と強調した。
 
同氏は震災後、多くの外国人が離日し、友人からも「脱出した方がいい」と助言されたにもかかわらず、放射能問題を徹底的に勉強し、「放射性物質はごくごく微量なもので問題ない」と理解。 家族とともに日本にとどまり、今も福島県産の野菜や米を買い続けており、「自分ができることで被災地をサポートしている」という。
 
 
彼が読んだ新聞記事の中で、被災した高齢者が「ボランティアの人からおにぎりなどをもらって感謝しているが、私は与えられるよりも社会に貢献したい」と話したことに感動、「これが日本精神だ」と思ったという。
 
 
一方で、「被災地に協力したいと言いながら自分たちに直接影響があると拒否した。 それががれきの広域処理に表れた」と残念がった。 さらに「被災地の苦しみを分かち合わなければならない。 もし自分たちの地域の首長や議員ががれき処理の協力を断るなら、次の選挙で落とせばいい」と断じた。
 
 
「『絆』はどこに?」 シャネル日本法人社長が小説で警鐘
2012.3.19 09:41
http://www.sankeibiz.jp/business/news/120319/bsk1203190945005-n1.htm  
「『絆』失われつつある」 知日派の元米紙特派員が警鐘
2012.3.12 21:22 MS産経ニュース
http://sankei.jp.msn.com/world/news/120312/amr12031221230013-n1.htm  
絆は色あせたか 「苦しみ分かち合うべきだ」鎌倉在住の元米紙特派員語る
2012.3.18 21:16MS産経ニュース
http://www.sankei.jp.msn.com/affairs/news/120318/dst12031821180017-n2.htm 
 
 
 
微量の放射能でも遺伝子損傷が起こり、ガン化するから「がれきの受け入れ拒否は当然」 と言う「わずかの放射能でも恐い」派が、絆の拒否という風潮を増長しています。 瓦礫は土壌の下に封印すれば土壌菌が放射能を食って無害にしてくれる。
 
途方もない大規模除染も「わずかの放射能でも恐い」派が執拗に要求する。 彼らや左翼が信じる「チェルノブイリ級」という福島原発事故の扱いはヒステリーな扇動です。
 
 
混乱する除染現場、放射性物質汚染地域に募るむなしさと不安
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20120313-00000000-toyo-bus_all   
沖縄での青森の雪拒否事件 騒いだ人の多くは本州出身避難者
http://www.news-postseven.com/archives/20120312_94120.html 
福島原発事故の「チェルノブイリ級」扱いはヒステリーな煽り
http://www.news-postseven.com/archives/20110426_18515.html
 
 
そして福島県の住民をまるで伝染病のように移ると避け、彼らをハンセン氏病患者のように差別している日本人を生んだのは「わずかの放射能でも恐い」派。 そして東北から避難した児童へのいじめも彼らの扇動の被害者。 
 
そして「わずかの放射能でも恐い」派は、日本の食品は危険だという風評被害を日本だけでなく世界にまで拡散させている。 日本にはびこる「放射能デマ」によって日本丸は沈没しかねません。
 
放射能vsハンセン氏病
http://blogs.yahoo.co.jp/oseh13/64689765.html  
千葉・船橋 福島から避難の小学生に"放射能いじめ"
http://www.sponichi.co.jp/society/news/2011/04/15/kiji/K20110415000632440.html
 
<日本産食品>輸入規制緩まず…「風評被害」長期戦に
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120312-00000005-mai-bus_all   
福島近郊のSAで福島の銘菓、野菜、米など大量に捨てられる
http://www.news-postseven.com/archives/20120313_94151.html   
 
 
 
【扇動に 迷わされず 帰ろう故郷へ】
 
 
一方、アメリカの原子力規制委員会のヤツコ委員長は原発関係者の出席した会議で「福島原発の事故では直接的な死者もなく将来的にも放射能漏れによる健康被害の恐れはない」と強調している。
 
そのうえで「日本ではまだ9万人を超える人が避難生活をしていていつ家に帰れるかもわからず、原発事故が社会に与える影響の大きさを考えるべきだ」と述べました。また、この教訓を生かしてアメリカ国内の原発の安全性を高め、規制を強化する必要があると訴えました。
 
【ニュース】アメリカ原子力規制委員会ヤツコ委員長
「福島原発の事故では直接的な死者なく将来的な健康被害の恐れない。
http://lowdoserateradiation.blog.fc2.com/blog-entry-88.html 
 
 
 
某氏のような原発即廃止論者は最新鋭のコンバインドサイクル・ガスタービン火力発電を原発の代わりとなる救世主のようにもてはやします。 しかしこれとて台湾や中東に危機が今夏にでも起きたら、石油も天然ガスも輸送が止まってお手上げです。 要するに左翼と同じで国家安全保障の観念がないのです。
 
夏の電力、原発次第…再稼働なければ不足も
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120312-00000146-yom-bus_all   
 
 
「石油、天然ガス→輸送ルート確保が前提」という観念のない非武装派と同じ甘えの論理があるのです。 米軍によって世界のエネルギー輸送ルートが確保されている、という現状がわからない点でも、保守と言えども左翼と同じノー天気です。 そして火力発電所増設によってエネルギー輸入が増えれば、ただでさえ輸出が低迷している時に国家危機に陥ります。
 
日本の貿易統計(1月) 〜燃料輸入の増加などで、貿易赤字が拡大〜
http://www.smam-jp.com/market/report/marketreport/1219192_1951.html
 
 
 
「わずかの放射能でも恐い」派は「真理は我が方にあり」と過信して、親日外国人が憂う日本の心の絆をずたずたに断とうとしている左翼と同じことを、知らず知らずに行なっている。 
 
 そして日本への信頼、信用を失墜させようとする左翼の謀略に手を貸していることに気がつかない。 「わずかの放射能でも恐い」派は、南京大虐殺、従軍慰安婦の捏造と同じで「国内発」の日本をおとしめる謀略に知らず知らずに手を染めているのです。
 
                       (完)
 
 
 
【リンクのホームページ】
 
● インターネットサイトのmixiに「大圓(だいえん)」として参加
http://mixi.jp/show_profile.pl?id=783617&from=navi 
  ↓
・電気が止まったら「ざまあ、見ろ!」と言おう
・大阪にニューヨークのようなセントラルパークを!
・帝国主義(軍国主義)がうかがえる、童謡「すずめの学校」 はーあー?
・40年前のニューヨークでの私の思い出
・「国内発」の日本をおとしめる謀略に知らず知らずに手を染めている
「わずかの放射能でも恐い」派
・神国日本の土壌は放射能を浄化する偉大な力をもつ
・「放射能に愛は必要ない」と思われるのかどうか
 
 
● 「いのちの風」石黒通信「縁の花」支縁サイト
最新のbU51まで更新されました。
http://www.geocities.jp/ennohana/en20isiguroyosihiko.htm