いのちの風 bU66―その2  
石黒大圓(だいえん)

 
 
【今回のテーマ】 
雷雨も襲わない日の丸行進/映画「黒部の太陽」/先人が築いてくれた電力に感謝
 
 
(その1からつづく)
 
 
あの大難工事は大東亜戦争につづく「大黒部戦争」でした。 工事関係者の心のなかにある大和魂をかい間見た思いでした。 彼らの祖国再建という使命感が困難を乗り越えて黒四ダムを完成させた。 
 
死をも恐れず黙々と働く彼らの血と汗と涙が世紀の大工事を成し遂げた。 アジア植民地解放をなしとげた大東亜戦争という聖戦と同じ使命感が彼らの魂のなかにもあったのでしょう。 大東亜共栄圏という楽土を築きたい、と大東亜戦争の戦場へ赴いた日本将兵と同じ魂が、この世紀の大事業を完成したのです。 
 
 
その時の今は老齢の日雇い肉体労働者が野宿者となって、私が彼らの支援をしているというご縁は大東亜戦争とつながる、と思っています。 それが私の涙となって映画鑑賞の間に流れ続けました。
 
 
日本列島を東西に分けるフォッサマグナ、大地を切断して折れ曲がっている大地溝帯。 予想はされたが、その大破砕帯にぶつかり、そこからあふれ出した大洪水によって工事が7ヶ月も寸断された。 
 
無数の水路を掘削してその水を排水するが、この工事はもうダメだと思いかけた頃、その大洪水が突然止まった。 これこそ天佑神助だと思いました。
 
 
この大工事が中止となっていたら関電も関係建設会社も倒産していた。 それくらいの社運を賭けた巨大事業でした。 社運を賭けるほど新日本建設の要請に突き動かされていたのです。 「黒部の太陽」を見て日本はまさに神の国だと思いました。 神と人とが日々、昼、夜と築き上げている国、それが祖国日本です。
 
 
「黒部の太陽」公式HP 
http://eonet.jp/cinema/features/index_120601.html#contentstop  
 
【動画】黒部の太陽
http://www.youtube.com/watch?v=xzddbMpoajE&list=UUWaIRBC1_Ox5dmOmfRngbEA&index=1&feature=plcp   
http://www.youtube.com/watch?v=pKBlxQUfkvI  
http://www.youtube.com/watch?v=odmLYBpyR8w&feature=relmfu 
黒部の太陽
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%BB%92%E9%83%A8%E3%81%AE%E5%A4%AA%E9%99%BD 
 
 
 
【停電ない 当たり前でない これも感謝】 
 
 
今年7月末に起こったインドの大停電のことをネットで色々調べました。
 
「7月31日、インド全土の半分におよぶ地域で大規模停電が発生し、全人口の半数に当たる約6億人の生活に影響が出た。 インド政府が十分な電力インフラを整備していればこんな事態にはならかった。
 
雨期に干ばつが続き、農民は地下深く掘った井戸から地下水をくみ上げるのに通常より多くの電力を使わざるを得なかった。 また雨不足で水力発電所の稼働率が低下し、電力供給に支障が出ていた。
 
 
経済成長で高まる電力需要に供給が追いつかないのが根本的な原因だが、インド政府は現在、総発電能力の3%に満たない原子力発電の割合を50年までに25%に引き上げる計画。 しかしフクシマの事故後、地元住民らの反対運動が強まり、原発の建設や稼働が難しくなっている。
 
インド産業界では、大規模停電はインド経済のイメージを損ない、外国企業からの投資が減少するのではないかと憂慮している。 インド中央電力庁によると、インドではピーク時の電力供給が需要を平均9%下回る一方、送電時に失われたり盗まれたりする電力が全体の27%に上る。
 
 
予定していた外出ができなくなったという住民や、蒸し暑い駅で長時間待たされたという住民もいた。 ある炭鉱ではエレベーターが停電で動かなくなるトラブルもあった。 約150人が地下で作業していたが、非常用電源に切り替えて運行し全員が無事だったという」
 
 
インド 大停電
http://search.yahoo.co.jp/search?p=%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%83%89%E3%80%80%E5%A4%A7%E5%81%9C%E9%9B%BB&search.x=1&fr=top_ga1_sa&tid=top_ga1_sa&ei=UTF-8&aq=&oq= 
 
 
このインドの事情を日本と比べてどうでしょうか。 日本は戦後復興期に急増した電力需要に合わせて黒部ダムなどの水力発電所増設に国策として邁進しました。 それがその後の高度成長や、大停電のない社会を可能にしたのです。 経済の米である電力は死守すべきです。
 
しかしダム建設がもたらす環境破壊や人命損失などによって水力発電所建設は制限された。 また特に京都議定書による温暖化抑制、CO2削減方針によって火力発電は制限され、原発に向かわざるをえなかった。 そのような試行錯誤の先人のあくなき努力の結晶として私たちの今の生活があるのです。
 
 
首相官邸前の抗議デモで「たかが電力・・・」と叫ぶ御仁の太平楽は、この先人からの恩恵を無視している。
「たかが電気のために・・・」という御仁は、日本がどれだけ電力のおかげでこの豊かな日本を築けたか感謝のひとかけらもない。 
 
日本民族の血と汗と涙の結晶が「電力」です。 あの坂本龍一という御仁は、電気があるのが「当たり前」という感謝の心のない人です。 
 
原発即廃止派はこの電力を拒否して原始生活に戻れとでも言うのでしょうか。 ホームレスのように電灯もなく、テレビも冷蔵庫もない生活が持続可能な文化的生き方とでも思っているのでしょうか。 クーラーのある部屋で冷たいビールを飲みながら叫んでおれ! 
 
(完)
 
 
【リンクのホームページ】
 
 
● インターネットサイトのmixiに「大圓(だいえん)」として参加
http://mixi.jp/show_profile.pl?id=783617&from=navi 
  ↓
・私は単純な親米ではありません
・相手を屈服させて自己満足におちいるつもりはありません
・米国の要求どおり動いた方がバカです
・敗戦後のドイツで少なくとも200万人のドイツ女性がソ連兵にレイプされた
・支配者の命令に従って革命を起こさずに来た、そんな従順な民が日本民族なのでしょうか?
・反米主義者は「恨みに報いるに恨みをもってする なかれ」をできない人
・そもそも誰におかげで今の日本があるのですか?
・独立心を失っている日本自身が親分の顔色を見て自粛しているのです
・日本は60年間、心神喪失状態だった?
・すべて米国が悪い?
・日本は いまだに 米国の占領下です?