いのちの風 bU74―その2
石黒大圓(だいえん)
【今回のテーマ】
商店街の巨大な日の丸の列/疾風怒涛の十年/安倍政権 正体見たり 腰砕け
(その1からのつづき)
平成16年頃に大阪の保守系の重鎮である南木先生とご縁ができて、南木さんの大阪読書会で私の講演をさせていただき、愛国保守の皆さんとの付き合いが広がっていきました。 それでも私が野宿者支援をしていることで「隠れ左翼だ」と見されて、私に対して警戒心をもつ方もおられたようです。
またその頃には毎年倫理法人会や他の団体からの講演依頼が多くなり、年間10回ほど話をさせていただく機会をいただいていました。
それが今年は2回だけになってしまいました。 しかし11月の紀伊田辺・田辺工業高校での生徒500名以上の皆さんの前での講演。 そして12月の寝屋川市倫理法人会での「この国の誇りかかげて 明日の日本を背負いて進む」の愛国講話をさせていただき、転換期を迎えたようで有り難い限りです。
今度の選挙で当選された堺の国を憂える愛国議員、西村眞悟先生の最新の「西村眞悟通信」には
『「国防(尖閣防衛)」と「拉致被害者救出」と「デフレからの脱却」の三大課題を政治の責務だと訴えていた。 この安倍内閣の方針によって、株価は上昇し円安に振れている。 従って国民は、ここ数年間なかった爽快な気分で新年を迎えることができる。 つまり、「あの民主党内閣が消え去って清々した」という思いだ』
とありました。 私も清々しました。 西村議員ご当選の晩には堺の事務所へお祝いに参りました。
西村眞悟通信 「祖父を見習うべし、外圧は待ったなしに来る」
http://www.n-shingo.com/cgibin/msgboard/msgboard.cgi
しかし安倍内閣の登場によって日本は右傾化した、と相変わらず左翼マスコミの報道が流れています。 中韓の反応ばかりを取り上げて他の世界は歓迎しているということを取り上げない。
いつもながらに中韓だけを取り上げて、アジアは厳しい目で見ているとでも言いたいのでしょう。 マスコミの目にはアジアとはチャイナと韓国、北朝鮮のみしか映っていないようです。 しかしもう日本国民は偏向したマスコミにだまされる体質から脱却しつつあります。
3年前に民主党を持ち上げて政権を取らせて愚劣な政策を行なわせた責任の大部分はマスコミにあります。 マスコミの洗脳にまどわされない風潮が特に若者の間に広がっています。 そして新聞やテレビ離れが近年ひどくなってメディア業界の業績は火の車です。
自然の浄化作用が働いているのでしょう。 インターネットの方が左右両方の情報が自分の判断で手に入ります。 やっと国民はマスコミの隠蔽工作に目覚めて、自由な思考を身につけるようになったようです。
戦時中は大本営発表や戦意高揚のマスコミによって日本国民は目隠しされていました。 そして戦後は共産党や左翼による「大本営発表」によって真実が見えない状況が続いていました。 その後それを引き継いだ朝日やNHKなどによってますます偏向報道が広がり、深化してその結果としての民主党政権誕生でした。
日本国民はもうだまされません。 安倍自民党政権がもう「ぶれ」始めました。 竹島の日式典をしない、靖国参拝をしない、村山談話を踏襲する、そして宮沢談話、河野談話も踏襲する可能性が高い。 参議院選挙まで安全運転をする? バカ言っちゃいけない。 このままで参議院選挙が終わっても中韓に気を使った政治に逆戻りになる可能性がある。
大阪で自民党支持のデモに参加した政治べったりの人々はどうお考えでしょうか。 草莽崛起とは獅子身中の虫として、左であろうが右であろうが政党や政治家に批判的になる根性をもつべきです。 真正保守を標榜する人物しか支持しない信条をもつべきです。 ぶれる政党や政治家には草莽崛起として反乱を起こすべきです。
今春には自民党への抗議のデモ、そして左翼と同じように首相官邸を包囲するデモをするべきでしょう。 私たちは自民党に再びだまされるのを放置していていいのでしょうか。 今こそ草莽崛起の日の丸の旗をかかげる時です。
私は1月の「日の丸行進」で自民党批判のプラカードを作成するつもりです。 維新もぶれたら批判のプラカードを作成するつもりです。 行進での主張の連呼の中には批判の声は入れませんが、意志は伝えるつもりです。
自民党に票を入れた国民はどう思っているのでしょうか。 ただの民主党への批判票だったのでしょうか。 中韓への屈辱を跳ね返してほしい、という思いもあったのはないでしょうか。 靖国に参拝してほしい、尖閣ビデオも全面公開してほしい、との願いもあったのではないでしょうか。
「安倍政権、正体見たり 腰砕け」
安倍はしょせん、小沢と同じで政権獲得、維持が目的なのでしょうか。 そのためには屈辱外交を踏襲するつもりなのでしょう。 結局は「ぶれた」安倍内閣を支持していた保守系の心が離れる。 来夏の参議院選でどれだけ裏切り者への支持を取れるか、オナグサミです。
12月の寝屋川市倫理法人会での講話は原稿を読み上げるものでしたので、それを新春の通信からは順次載せていく予定にしています。 今回少し書きましたこれまでの「いきさつ」も書いています。 そして最近の大阪駅前炊き出しや寝袋配りで見聞して気づいたことも書きます。
ではよいお年をお迎えください。
(完)
【リンクのホームページ】
● 「いのちの風」石黒通信「縁の花」支縁サイト
http://www.geocities.jp/ennohana/en20isiguroyosihiko.htm
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いのちの風671 紀伊田辺での講演/工業立国日本/体調不良/おわび/英霊来世の曲「矜持」
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