勝の官能日記

        ∞「第5章 勝の成長」∞

「彼女との新しい関係」

 勝と彼女は、合魂した後、ますます親しくなりました。

 まるで、勝と彼女だけでなく、お互いの守護霊さんや、背景御霊さんたちも意気投合した感じでした。

 その中で、勝と彼女との幸せのメール交換も、順調に進んでいました。

勝は、相変わらず、1週間に2回、メールしていました。

 彼女も、以前よりも、内容のあるメールをくれるようになりました。

 今まで、書かなかった背景の御霊の事も、どんどん書いてくれるようになっていました。

 まさしく勝と彼女の幸せのメール交換は、二人だけの幸せでなく、背景の御霊さんの幸せを含めたものに、大きく成長しました。

 勝は、彼女と共通の幸せ、ちょっとした秘密を持てて、ますます縁が深まることを感じました。

 しかも勝の背景の御霊も幸せということは、これこそまさしく無限の、無限の幸せだと考えていたのです。

 

 また、勝と彼女は、一月に一回、会うことになりました。

 第二土曜日の晩、デートすることになったのです。

 勝のお願いを、彼女も了解してくれました。

 彼女の彼氏、勝の友人にも、了解済みでした。

 彼女から伝えてくれたのです。

 友達も、喜んでくれたのです。

 しかも、彼女は、二ヶ月か、三ヶ月に一回は、勝の家に泊まってくれることになりました。

 

 その時、勝と彼女は、喜びのハグします。

 激しいキスもします。

裸で抱き合います。

 ペッティングもします。

 勝は、彼女を心から愛します。

 彼女の身体を大いに堪能します。

 彼女は、勝の背景の御霊の為に、身体を貸してくれます。

 勝を通して、勝の背景の御霊にも、愛を伝えています。

 そこには一切のお金は動きません。

 彼女は、一銭も受け取ろうとしないのです。

 まさしく無償の愛を、勝や、勝の背景の御霊に与えてくれたのです。

 

 その時、勝は、自分は心から幸せだと思うようになりました。

 勝の側で、裸で寝ている彼女の身体を抱きながら、心から彼女に感謝しました。

 勝は、本当にツイている男だと思いました。

 何故なら、勝は、彼女と本当のセックスは、まだしていませんが、魂では、十分に合魂しています。

 本当に、天使で、女優のような綺麗な彼女と、裸で抱き合っています。

 一般の人や、親しい友人に言っても、絶対に信じないでしょうが、そんな世界が確かに存在しています。

 勝は、その世界を実際に体験しています。

 今まで、勝は、女性との縁がないと悩んでいましたが、勝は、誰もが体験できない事を体験させて頂いています。

 いつまで、その関係が続くかは分かりませんが、勝は、こんなすばらしい体験を与えてくれた、縁の神様、天、仏様に心から感謝しました。

 勝の人生も、悪くない。

 勝は、この喜びをかみ締めて、例え、これからも一生独身で、女性とのご縁がなくても、この思い出があれば、あの世に帰れると確信したのです。

 

  「勝のイケメン大作戦」

 勝と彼女が、一月に一度デートする時には、必ず、彼女にして貰うことがあります。

 それは、勝のイケメンデートです。

 オシャレのセンスがない勝は、彼女にコーディネートして貰うことにしました。

 勝をカッコよくして貰うことにしました。

 毎月、予算を5千円と決めて、彼女に服を選んで貰うことになりました。

 あまり高い服は買えませんが、勝は、彼女の着せ替え人形になったのです。

 

 何故なら、勝は、彼女に恋することで、カッコよくなりたいと心底思いました。

 少しでも、綺麗な大人の彼女といても、違和感のない男性になりたいと思いました。

 彼女に、少しでもふさわしい男性になろうと決心しました。

 どこまでできるかは分かりませんが、少なくても、その努力はしようと決めたのです。

 

 だって勝が、少しでも変われば、オシャレになれば、それは彼女との出会いが、本当に意味あるものになります。

 周りの人にも、はっきりと形として示せます。

 彼女にも、目にみえる形で、勝の感謝の気持ちを現すことができます。

 こうして、勝と彼女の勝のイケメン大作戦が始まったのです。

 

 彼女は、そんな勝の決心を喜んでくれました。

 彼女は、そんな勝の気持ちは、すばらしいと、勝を抱きしめると褒めてくれました。

 私に、できることは、喜んで、協力するねと、ベッドの中で約束してくれました。

 勝ちゃんを、一つカッコよくしてあげると、勝のイケメン大作戦を大いに楽しんでくれたのです。

 

 勝は、彼女によって、少しずつカッコよくなりました。

 毎月、一枚ずつ服を新しく買っていました。

 正直、勝の土台が、もう一つなので、まだまだだと思いますが、友達は驚いていました。

 勝の両親もびっくりしていました。

 勝は、それで自信がつきました。

 勝は、十分に変われるのだと思いました。

 勝は、少しはカッコよくなれるのだと分かりました。

 彼女は、勝にとっては、コーディネートの師匠、勝を内面だけでなく、外面でも大きく変えてくれる存在だったのです。

 

 だから、勝は、毎月、毎月、勝のオシャレな姿を、デジカメで撮っていました。

 彼女が、撮ってくれました。

 それを印刷して、彼女と二人で、楽しみました。

 写真で、見ても、勝の変化分かりました。

 彼女も、とても喜んでくれました。

 一人の男性を、着せ買え人形にして、いろんなおしゃれする楽しさを満悦してくれていました。

 彼女も、幸せを感じてくれていたのです。

 

 正直、あの時の勝は、それはずっと続くと確信していました。

 彼女には、勝のカッコよくなった写真を、ずっと撮り続けて貰えると思っていました。

 勝のイケメン大作戦アルバムは、一冊だけでなく、何冊もできると思っていました。

 勝は、ずっとそのアルバムを、一生大切にするつもりだったのです。

 

 

     「勝のダイエット」

 また勝は、痩せたいと心から思いました。

 ダイエットしたいと思いました。

 彼女も、ベッドの中で、勧めてくれました。

 勝ちゃん、痩せたら、ハンサムになると囁いてくれました。

 

 しかも彼女の裸身はとても綺麗でした。

 おなかもスマートでした。

 勝の裸身は、綺麗とはとてもいえませんでした。

 おなかもぶよんぶよんでした。

 

 それに何より、勝は、彼女と二人で撮っている写真をみても、あまり気に入りませんでした。

 まさしく美女と野獣でした。

 彼女に、勝の写っている写真、あまり見せられませんでした。

 勝の顔みたくないので、一緒に撮ろうという気になかなかなれなかったのです。

 

でも、勝は、彼女との二人だけの写真、どんどん撮りたかったです。

 周りの人に、頼んで、撮って貰いたかったです。

 彼女との思い出、どんどん写真という記憶に残したかったです。

 勝にも、こんなすばらしい女性との出会いがあったと証明したかったです。

 

 あるとき、勝は、ベッドの中にいる彼女に言いました。

 勝は、ダイエットすると誓いました。

 彼女に言わされた感じでした。

 彼女が、勝の為に、うまく導いてくれたのです。

 

 彼女は、そんな勝に、とても喜んでくれました。

 5キロは、痩せようと、目標の数字をその場で設定してくれました。

 8キロ痩せたら、勝ちゃんが、本当な喜ぶことをしてあげると、勝にキスして答えてくれました。

 一緒に、がんばろうねと、勝をやる気にさせてくれました。

 

 彼女は、そんな勝に、自分のしているダイエット方法を教えてくれました。

 BOOCSという方法で、本を貸してくれました。

 テレビ朝日系の「スーパーJチャンネル」で大反響だったものです。

 九州大学健康科学センター助教授の藤野武彦さんが開発したものです。

 

 BOOCSとは、本当にシンプルでした。

 至福のダイエット革命ということでした。

 成功率95.4%、脳でやせる、夢のダイエットということでした。

 無理せず、リバンドの心配もなく、誰にでも簡単に実行できるということでした。

 

 勝は、早速実行しました。

 彼女が、期待してくれていると思ったら、やってみようと思いました。

 彼女が、勝の裸を見てくれると思うと、少しは痩せたいと思いました。

 ご褒美をくれると思うと、俄然やる気になったのです。

 

 BOOCS方法とは、別名、一食ダイエットと呼ばれているものでした。

 朝は、黒砂糖をたっぷりに入れた紅茶

 昼は、おにぎりを1個か2個、

 夜は、和食を腹一杯食べるというものです。

 

 勝は、痩せました。

 食事を抑えたら、やせることができると確信していましたが、その通りでした。

 最初の、一日、二日は、大変でしたが、すぐに慣れると、少しずつ痩せ始めました。

 本当に簡単で、勝は、彼女の幸せ交換のメールで、その喜びを報告したのです。

 

 何と勝は、3ヶ月もしたら、目標の5キロをクリアしていました。

 痩せたり、安定したりと、急激に痩せたわけではありませんが、少しずつ痩せました。

 周りの職場の人が、驚くぐらい痩せました。

 勝は、ダイエットの面白さを知ったのです。

 

 勝は、ダイエットしたおかげで、スマートになりました。

 何故か、顔がすごく痩せて、いい顔になりました。

 彼女との写真も、気にならなくなりました。

 どんどん写真とれるようになったのです。

 

 これもすべては彼女のおかげさまでした。

 彼女が勧めてくれたからでした。

彼女の適切なアドバイスのおかげでした。

 彼女の親身になった励ましの力だったのです。

 

 彼女は、勝にとってはまさしく女神様、観音様でした。

 勝は、彼女といたら、どんどんチェンジできると思いました。

 成長できると思いました。

 勝は、8キロ痩せたらくれる御褒美、心から楽しみにしていたのです。

 

   「ありがとうございます大掃除」

 彼女が、勝の家に来てくれる時は、生け花をプレゼントしてくれます。

 勝邸にある花瓶を持ち出して、生けてくれます。

 情報誌を書いている勝ちゃんには、いろんな花の妖精がツイているよ。

 応援してくれているよと、しみじみと言ってくれたのです。

 

 勝は、いつの間にか、自分の部屋で、花を買って来て、飾るようになっていました。

 近所の花屋さんで、初めて100円、200円で、生け花を買えること知りました。

 勝は、毎週、金曜日、花を買って、部屋に飾ることが習慣になりました。

 その事を教えてくれた彼女に、花を飾りながら、ありがとうございますと毎回、唱えるようになったのです。

 

 ある時、彼女は、言いました。

「勝ちゃんは、男性だから、仕方ないけど、私が来る時以外も、部屋を掃除しないと駄目よ」

「神様は、綺麗な部屋が好きよ」

「綺麗にしていたら、ますます神様が、勝ちゃんの部屋に住み着いてくれるよ」

 

 勝は、いつの間にか、気が付いたら部屋を掃除しているようになっていました。^^

 彼女が、言ってくれたことが、素直に、勝には、耳に入りました。

 少し堪えました。

 勝は、神様が、部屋に住み着いて欲しいと思ったのです。

 

 彼女は、そんな勝に、毎日、時間を決めて、掃除するこつを教えてくれました。

 時間を決めて、今日はこの部屋、明日は、隣の部屋と決めて掃除したらいいと教えてくれたのです。

 勝は、キッチンタイマを買って来て、早速実行しました。

 忙しい時は、10分、暇な時は、20分と掃除するようになりました。

 

 勝は、それをありがとうございます掃除と名付けました。

 勝は、できるだけ毎日、掃除するようになりました。

 キッチンタイマで、時間を決めているので、やれました。

 勝は、その掃除を、背景の御霊と一緒にしました。

 ありがとうございますと唱えながら、掃除をしたがっている御霊と一緒にするようになったのです。

 

 勝の部屋は、変わりました。

 まだまだだとは思いますが、昔に比べたら綺麗になりました。

 両親も驚くぐらいになりました。

 勝自身も、つねに、掃除しようと意識するようになりました。

 勝の意識が、綺麗でないと嫌になったのです。

 

 だから、勝は、掃除機をかける時も、このことを教えてくれた彼女に感謝する事にしました。

 机の上のものを片付ける時も、彼女の喜ぶ顔をイメージしてするようになりました。

 毎日、食器を洗う時も、彼女が今度いつ来てくれるか、考えてするようになっていました。

 勝は、背景の御霊と一緒にありがとうございますと唱えながら、つねに部屋を掃除するようになっていたのです。

 勝は、ここでも、彼女のおかげで、少しずつ成長できたのです。

 

    「勝の成長」

 勝は、彼女の存在によって変わりました。

 数えたら、まだまだたくさんありました。

 彼女は、勝の家に行く前に、勝の土地にある助松神社に寄ってくれました。

 助松神社は、勝が利用する北助松の駅のちかくに建っていました。

 

 彼女は、勝と一緒に、助松神社に行くと、参ってくれていました。

 勝には、内緒ですが、勝のことを、願ってくれていました。

 きっと、勝の成長を、祈ってくれたのだと思います。

 勝が、成長したことを、氏神様に、報告してくれたのだと思います。

 

 勝は、そんな彼女が大好きでした。

 勝も、喜んで彼女と一緒にお参りしました。

 勝は、彼女とのご縁を創ってくれたすべての存在に感謝しました。

 勝は、内緒ですが、氏神様に、いつまでも、彼女といるこの幸せが、続くことをお願いしていたのです。

 

 彼女は、勝に教えてくれました。

 毎月、1日と15日、氏神様にご挨拶したらいいよ。

 きっといいことあるわ。

 氏神さんが、きっと応援してくれると言ったのです。

 

 自転車通勤している勝は、仕事の帰り、以前住んでいた、実家の氏神様、曽根神社に、必ず、お参りするようになりました。

 氏神さんとのご縁を大切にするようになりました。

 今の幸せを、心から氏神や天に感謝するようになりました。

 もう女性との縁が欲しいと頼まなくなりました。

 

 また、勝は、今、助松神社にも、駅を通勤に利用しないので、1日、15日、必ず行くことはありませんが、駅に行く時は、行きも、帰りも、必ず、お参りするようになりました。

 できるだけ、1日、15日のあたりには、行くようになりました。

 氏神だけでなく、勝の前世に係わる、八幡大菩薩の神、諏訪大明神にも祈るようになりました。

 ご加護に感謝するようになったのです。

 

 

しかも彼女は、勝の家に来ると、持って来ていたCD聞いていました。

 彼女は、クラシックが大好きでした。

 後に、白血病で亡くなった本田美奈子.さんのファンでした。

 勝に、音楽のすばらしさ教えてくれました。

 勝に、背景の御霊と一緒に、音楽聞く楽しさを教えてくれたのです。

 意味のないテレビは、見ない方がいいと真剣に勧めてくれていたのです。

 

 勝は、気が付けば、毎日、CD聞くようになっていました。

 クラシックも少しは聞くようになりました。

 本田美奈子.さんの大ファンになっていました。

 音楽を聞くのも悪くないと思いました。

 本田美奈子.さんのLIFEの曲、いつも背景の御霊と一緒に聴いていました。

 できるだけ、意味のないテレビはみないようにしようと努力するようになったのです。

 

 他にも、勝は変わりました。

 成長しました。

 トイレ掃除も意識してするようになりました。

 毎日、1分間分だけ、御霊を意識して、行動するようにもなりました。

 毎日、5分間ありがとうございます瞑想もするようになりました。

 毎日、寝る前に、天や神様に、今日、会ったことをご報告するようにもなりました。

 

 それらは、全部、彼女がしていることでした。

 彼女が、勝に教えてくれたことでした。

 彼女に、影響されて、勝が自然にするようになったことです。

 全部いつの間にか勝の習慣になっていたのです。

 

 だって勝は、彼女が、大好きでした。

 彼女に惚れていました。

 彼女を心から愛していました。

 彼女に心から感謝していました。

 

だから勝は、不思議と、彼女の言うことは、何でも素直に、聞く(勝)気になれました。

 努力だけはしようと思いました。

 内心、勝は、彼女が、勝の為に思って言ってくれたことが聞けなかったら、自分は終わりだと思っていました。

 それが、彼女が、勝にしてくれる無償の愛に対する唯一の恩返しだと考えていたのです。

 

だから、勝は、自分を育ててくれた両親の言葉でも、

 自分と親しい同姓の友達の助言でも、

 自分が尊敬している恩師の言葉でも、素直に聞けなかったことでも、

 彼女の言うこと、お願いなら、何でも聞けました。

 正直、勝は、彼女のお願いが苦手でした。

 勝は、つねに彼女には負けていたのです。

 

 だって、彼女は、勝の観音様、女神様です。

 二人だけで会っている時は、心から勝の恋人になってくれる女性です。

 勝を、唯一無償で、愛してくれる女性です。

 勝に、心だけでなく、身体も愛させてくれる女性です。

 勝は、とても彼女に、逆らうことはできなかったのです。

 

しかも彼女は、勝とはとっては、初めての特別な関係の女性でした。

 勝と、魂だけでなく、身体でも繋がっている女性でした。

 身体の女体を通して、勝に無償の愛、異性のエネルギーを注いでくれる女性でした。

 勝を、心から癒し、情報誌や、天の仕事をする活力を与えてくれる女性でした。

 

 勝は、いつの頃か、彼女は、神様が、勝の成長のために与えてくれた女性だと確信していました。

 頑固な勝でも、彼女の言うことなら、素直に聞けるだろうと、笑って、神様が、ご縁をプレゼントしてくれた女性だと信じていました。

 勝は、彼女のおかげで、大きく成長できました。

 あの頃の勝は、それがずっと続くと信じていたのでした。

 

 

     「友達と彼女の別れ」

 ある時、友達から、彼女と友達の関係がうまくいっていないと聞かされました。

 勝が原因なのかと思いましたが、そうではないとのことでした。

 でも、友達は、それ以上は、勝には言いませんでした。

 俺と、彼女のことだからということでした。

 

 勝に、とっては、それは青天の霹靂でした。

 そんなことがあるなんて、まったく信じられませんでした。

 勝は、二人は、結婚して、ずっと愛は永遠に続くと確信していました。

 それが、勝の幸せでもあったのです。

 

 また、彼女の様子も少しおかしくなっていました。

 メールをしても、返事がなかなか帰ってこなくなりました。

 あっても、短いもので、元気がない感じでした。

 突然、元気な彼女、いつも幸せな彼女でなくなっていたのです。

 

 勝は、いてもたってもいられませんでした。

 彼女は、勝にそのことは相談してくれませんでした。

 何が、彼女と友達にあったのか、勝には分かりませんでした。

 勝は、彼女の力にまったく力になれなかったのです。

 

 やがて勝は、思い切って、彼女に聞きました。

 彼氏とのこと、大丈夫なのと聞きました。

 彼女からは、「心配かけてごめんね」という返事があっただけでした。

 以後、彼女からのメールは、しばらくなくなっていたのです。

 

 勝には信じられませんでした。

 これは、人生に時々ある、まさかという坂だと思いました。

 男女のことは、勝には分からないなあと、痛感しました。

 勝には、まったく理解できなかったのです。

 

 でも、勝には何もできませんでした。

 友達に会っても、勝はそのことは、詳しくは聞けませんでした。

 彼女にも、メールで、励ますことしかできませんでした。

 勝は、二人が、元通りにうまくいくことを願うことしたできなかったのです。

 

 勝は、それが悲しかったです。

 このまま、彼女とのご縁がなくなるかもしれないという恐れ生まれていました。

 でも、反面、それはそれとしても受け入れないといけないと言う気持ちもありました。

 勝は、何があっても、二人には、心から感謝しようと思っていたのです。

 

 結局、彼女からは、1ヵ月後、メールは来ました。

 彼とは、別れることになったという報告でした。

 本当に簡単なものでした。

 詳しくは、辛いのか、彼女は、最後まで言ってはくれなかったのです。

 

 でも彼女は、元気だということでした。

 彼とは、ゆっくり話し合って、お互いの成長を願って別れたということでした。

 喧嘩して別れたわけでもなければ、憎しみあってもいないということでした。

 今でも好きだし、時々会っているし、愛しているということでした。

 

 勝に対しては、少し時間が欲しいということでした。

 今は、正直、幸せ交換する気持ちになれないということでした。

 落ち着いたら、必ず連絡するねとは書いてくれていました。

 情報誌は、いつも見ているからねと約束してくれました。

 

 勝は、こうして再び、元に戻ってしまいました。

 再び、彼女がいない時代、暗黒な時代に戻ってしまいました。

 勝は、彼女との、この何ヶ月間は、妄想、幻想だと思うことにしました。

 誰も信じない夢だと思うことにしたのです。

 

 だから勝は、彼女とのこと、忘れようと思いました。

 そう努力しようと思ったのです。

 でも勝は、今でも、彼女のことが本当に好きでした。

 勝に、友達を通しても、無償の愛を注いでくれたことに、心から感謝していました。

 彼女は、神様が、ほんの数ヶ月間だけ、勝に与えくれたプレゼントだと思うことにしたのです。

 

 こうして、勝は、彼女の事は諦めようとしました。

 辛いけど、そのことを彼女にメールしました。

 彼女が立ち直るまで、勝からの幸せメールは、できるだけ控えると言いました。

 彼女が、再び、勝と会いたいと思うようになるまで、信じて待っていると伝えたのです。

 

      「勝の42歳の誕生日」

 20004年12月23日の勝の誕生日が迫っていました。

 勝にとっては、誕生日、クリスマス、年末、正月と、一年間で、一番憂鬱になる時期が迫っていました。

 去年、初めて、友人と彼女が、勝の誕生日、祝ってくれていました。

 今年も、祝ってくれるはずでした。

 でも、それは実現しませんでした。

 友人と彼女は別れてしまいました。

 彼女と勝は、連絡が取れなくなりました。

 友人とも、何か気まずくなって、会わなくなっていたのです。

 

 突然、彼女が、メールくれたのは、勝の誕生日の2週間前でした。

 1ヶ月以上も経過していた久しぶりのメールでした。

 彼女は、勝のこと忘れていませんでした。

誕生日も覚えてくれていました。

 勝の誕生日のこと、気にかけてくれていました。

 彼女は、今年、勝の誕生日、祝うという約束守ってくれるつもりだったのです。

 

 彼女は、勝に、メールで、どこか旅行に行かないかと誘ってくれました。

 勝ちゃんの行きたいところないかと聞いてくれました。

 勝は嬉しかったです。

 彼女が、勝のことを覚えてくれているだけで十分でした。

 勝は、彼女が、立ち直ったかと思うだけで、幸せでした。

 これから、彼女と新しいドラマが始まると思っていたのです

 二人は、相談して東京ディズニーランドに行くことになったのです。

 

 勝は、恥ずかしながら、東京ディズニーランドに行ったことがありせんでした。

 いつか、彼女ができたら、行くのが夢でした。

 東京ディズニーランドは、勝が、一番、真っ先に行きたいところだったのです。

 彼女は、勝とは違って、何回かいっているみたいでした。

 それでも勝の想い、勝の背景の御霊の思い分かってくれました。

二人は、23日、24日の二日間で、東京ディズニーランドと東京ディズニーシーの二つのテーマパークを楽しんだのです。

 

 それは最高でした。 

 やはり、友人が、言っていたように、東京ディズニーランドと東京ディズニーシーは、さすがに、大人でもまた行きたくなると言っていただけの事はありました。

 勝の背景の御霊達も、とても喜びました。

 勝にとっては、一生の思い出になったのです。

(済みません。いくら妄想の世界でも、勝は、行ったこともない所のことは書けません。^^。是非、勝と一緒に、東京ディズニーランドと東京ディズニーシーに行ってもいいよという奇特な女性がいたら、連絡くださいね。喜んで行きたいと思います)

 そして勝と彼女は、勝の誕生日の日、ホテルで結ばれました。

 ちゃんとセックスもしたのです。