勝の官能日記
∞「第8章 勝の無限の無限の幸せ」∞
「セックスボランティア」
障害者も、恋愛したいし、性欲もある。
自然なことだし、当たり前のことです。
でも、その当たり前なことが、今まで、日本では無視されていました。
障害者は、恋愛はしない、性欲は持ってはいけないとされてきたのです。
それが日本の社会のタブー、常識だったのです。
しかし、欧米、特に福祉が進んでいる北欧諸国では違うそうです。
障害者に性欲があることは、当然なこととして認められているのです。
また、北欧諸国では、セックスボランテイアというものも、社会的に認められているそうです。
金銭を得て、障害者の人に、マスターベーションのお手伝いや、障害者の人の希望することなどをしているそうです。
勝の彼女は、そんなセックスボランテイアを、世間には内緒でしています。
しかも彼女は一切、金銭はとっていません。
本当のボランティアです。
今、3人の人にしているそうです。
その内の一人は、両手がない人で、もう一人は、車椅子の人で、三人目は、足が悪くて、なかなか歩けないそうですが、身体は、健康の人です。
3人とも男性で、一ヶ月間に一度と決めてしているそうです。
3年以上も前、日本にセックスボランテイアという言葉が知られる前からしているのです。
勝は、そんな彼女は、すばらしいと心から思います。
始めて聞いたとき、実践していることが、彼女らしいと苦笑いしました。
そんな彼女が、ますます好きになりました
心から応援してあげたいと願っているのです。
何故なら、勝自身、障害者で、自分で、マスターベーションでもできなかったらと考えているとぞっとします。
テレビなどの情報が何でも入ってくる現在、恋愛したいという欲望や、性欲を抑えることができずに、日々、鬱せつしていると思います。
そのことで、勝なら、日々、悩み、苦しんで、のたうちまわっていると確信しています。
だって昔なら、何の情報も入らないので、性というものを知らないままに、生きることができたと思いますが、現在は不可能です。
テレビもあれば、ラジオもありますし、いろんな雑誌や漫画もあります。
これで、性のことで、興味を持つなあという方が無理です。
障害者の問題は、今、生きている人達や、社会が、真剣に取り組まないといけないことだと思うのです。
障害者の人も幸せでないといけない。
セックスを、一度はしたかったという無念な思いを持って亡くなって欲しくないのです。
また、勝には、そんな彼女に対して、嫉妬の気持ちも、許せないと言う気持ちも生まれませんでした。
そんな優しい彼女と恋人という御縁を頂いていることじたい、勝にとっては奇跡です。
神様から頂いている御縁です。
そんな彼女をサポートさせて頂けることが、勝の役割、勝の幸せだとは信じているのです。
ある時に、そんな彼女が、勝に言いました。
勝の恋人になってすぐでした。
自分が、セックスボランテイアをしている人を紹介したいということでした。
というのも、彼女がセックスボランティアしている人達は、彼女の御縁のある人達です。
彼女の友人の弟さんや、職場の人の子供さんだそうです。
彼女は、そんな人達の両親や家族の了解を得て、させて頂いているそうです。
了解を得られないとしないそうです。
だから相手の家族も、とても感謝してくれているというのです。
でも彼女に対して、申し訳ないという気持ちがあるそうです。
彼女の将来、彼氏や夫になる人のことを考えて、とても心配してくれているそうですし、障害者の人も、同じ気持ちを持っているそうです。
勝が、彼女の恋人として、相手の人の前で、理解したら、とても安心するというのです。
勝は、そんな彼女に、喜んで会わせて頂くと答えました。
それで、彼女のサポートになるなら、喜んでしたいと言いました。
彼女がボランティアしている人にも、あっていいなら喜んで御縁持ちたいとお願いしました。
彼女が、どんな人に、愛を注いでいるかは、勝も知らないといけないことだと思ったのです。
彼女は、そんな勝の返答に、とても喜んでくれました。
勝に早速三家族の人達、紹介してくれました。
三家族の人、勝を歓迎してくれました。
勝は、障害者の人にも会い、彼女と一緒に、セックスボランテイアのお手伝いもしたのです。
勝は、彼女のおかげさまで、障害者人達と御縁が持てました。
障害者の人達の、心にある内面の一部を知ることもできました。
障害者の人達に、五体満足に生きている人達が、自分にできる範囲のことは何でもさせて頂くという社会に早くならないといけないと思ったのです。
そうでないと、この世に生まれた、誰もが幸せになれない。
誰もが、障害者の人になる可能性があるので、安心して生きられないと確信したのです。
だから勝は、彼女に、これからも障害者の奉仕活動がんばってねと言いました。
彼女にこれからも自分のしたいことをしてねと励ましました。
勝は、喜んでサポートするよと約束しました。
勝も、時々は、一緒に行って、お手伝いしたいと頼んだのです。
彼女は、そんな勝に、キスで、喜びを表現してくれました。
勝とのセックスで、感謝を表現してくれました。
勝ちゃんも、よかったら、セックスボランテイアすると言って、勝を驚かせたのです。
勝は、そんな彼女に、静かに頷いたのでした。
「障害者の人達の背景」
彼女が、セックスボランテイアする時、その障害者の人だけでなく、多くの背景の御霊のことをイメージするそうです。
というのも、彼女は、障害者の人の背景には、多くの御霊がいることを感じるそうです。
五体満足の人よりも、障害者の人の方に、背景の御霊は多くいるみたいです。
感性も、五体満足の人よりも、豊かで、研ぎ澄まされていますし、日常生活も、静かで安定しているので、御霊にとっても居心地がいいからだそうです。
しかも、障害者の人達は、魂のレベルも高いそうです。
崇高な魂なのです。
この世に大きな使命を持って、魂の課題を持って、地球という星をもうすぐ卒業する偉大な魂が多いのです。
だから、彼女は、障害者の人達に、セックスボランテイアする時は、尊い方に、お仕えさせて頂くというという気持ちでするそうです。
魂のレベルでみたら、自分よりも遙かに上だとしか思えないと言うのです。
また、実際に、彼女がしている3人の人や、昔していた人も、魂は高かったそうです。
そのことが、最初は、分からなくても、だんだん分かってきたそうです。
縁が深まるに連れ、心から愛することで、そのことを悟ったそうです。
彼女は、障害者の奉仕活動を通して成長できたというのです。
しかも、彼女と御縁を持っている人達は、特別みたいです。
きっと魂で、お互いにあって、セックスボランテイアする事は、約束していたことだと確信しているのです。
運命で決まっていたことだったと感じるというのです。
その上で、彼女とセックスボランテイアしている障害者の人は、わざと自分よりも、辛い、大変な役を引き受けてくれた、彼女は、心から感謝していいます。
彼女は、障害者の人を、そう見ているのです。
ですから、彼女は、御縁のある障害者の人達との御縁は、ずっと続けたいと思っているそうです。
絆を大事にしているのです。
残念ながら、いつかは別れる可能性がある勝よりも意味では、御縁は、深いのです。
そんな彼女が、障害者の人と会うとき、まずは、心の中で、ずっと見守っている守護霊や背景の御霊に挨拶するそうです。
「今日も来させて頂きありがとうございます」と感謝するそうです。
その上で、時間があれば、障害者の人だけでなく、障害者の家族の人と一緒に食事などをして、その後、二人になるそうです。
彼女は、そうすることで、障害者の人を通して、背景の御霊さんに、家族の団欒という暖かい波動や恋人同志という恋愛の波動を送っているそうですし、役者ではありませんが、その間は、感情が入っていて、障害者の恋人という役になりきっているそうです。
彼女の中にも、いろんな背景の御霊さんが、少し憑依しているのかもしれないのです。
また、二人きりになった後、彼女は、愛する子供や愛する人が、障害者になってしまった人をイメージして、奉仕するそうです。
我が子や愛する夫のことを心配しながらも、あの時に、こんなことをしてあげたらよかったと後悔している背景さんの気持ちを考えて奉仕するそうですし、何の恋愛もできないまま、セックスもしらないまま、障害を持って亡くなった人達に、それを伝えたいと思ってするそうです。
この世には、そんな気持ちで亡くなった障害者の人達も、たくさんいるのです。
だから彼女は、身内だと思って、障害者の下のお世話も平気でやります。
服も丁寧に、家族だと思って、脱がせてあげます。
キスも、家族の人達とする感じで、会えば平然としています
セックスも、障害者の人が望むなら、愛する人が障害者になった妻や恋人をイメージするか、我が子がセックスもしらないまま、生きていることに、慈悲の気持ちを持っている母親の気持ちで、喜んでできるというのです。
勝は、そんな彼女はすばらしいと思います。
障害者の背景さんにとって、彼女は菩薩、観音様だと思います。
彼女は、障害者の人だけでなく、その背景にいる多くの御霊に、愛を届けるという本当にすばらしいお仕事をしていると心から思います。
きっと、彼女と障害者の人は、魂同志で、深い深い約束があるのだと思います。
二人は、その為に、この世に性を得ている気がするのです。
正直、勝はそう思うと、彼女と御縁のある障害者の人達に、心から感謝しています。
勝もまた、彼女を通して、御縁が持てたこと、絆があることにただただありがとうございますなのです。
「勝の友人」
勝は、彼女の恋人になれて、本当に幸せになれました。
彼女は、勝を心から、信頼してくれました。
彼女は、勝の為に、何かをしたいとつねに考えてくれるようになりました。
彼女は、勝に、何でも正直に話してくれました。
彼女は、勝の為なら、時間も調整してくれました。
彼女は、勝が望めば、できることはしてくれました。
その上で、勝の成長を願って、勝をたてながらも助言してくれました。
彼女の周りにいる友人の中には、勝は、彼女の恋人としてはふさわしくないと思っている人が多いと思いますが、彼女は、平気でした。
勝は、そんな彼女の愛に支えられて、とても幸せでした。
いえ、勝は、彼女のおかげで、初めて、心からの幸せというものを持てました。
自分だけでなく、両親や友人や、誰が見ても、勝は幸せだと納得するものを、彼女の存在で得ました。
勝は、そんな彼女の為なら、何でもしたいという気持ち、奉仕の気持ちを持つことができました。
勝は、この幸せを、自分の縁ある友人にも、分けてあげられるものなら、分けてあげたいと、思い始めていたのです。
ある時、そんな彼女が、勝とのセックスの後で言いました。
「勝ちゃんの周りで、私を必要としている人がいるのなら言ってね」と言いました。
「勝ちゃんの友達で、癒されたい人がいたら遠慮しないでね」
「心から、その人を癒させて貰うわ」
彼女は、そう言いました。
勝は、そんな言葉に、正直「来たな」と思いました。
昔、友達が、勝と彼女の縁結びしてくれたのも、この言葉から始まったのだと直感したのです。
しかし、勝は、そんな彼女に即答することはできませんでした。
正直、彼女を、誰にも渡したくないという気持ち、大いにありました。
彼女を、勝の友人に紹介したら、後々、とても面倒なことになるのではないかという恐れもありました。
彼女が、勝から離れていくのではないかという心配もありました。
勝は、それだけは、当分するつもりはありせんでした。
彼女の言葉に、思い当たる友人もいませんでした。
勝は、考えておくとしか言えなかったのです。
でも、2、3日後、勝に一人だけ、困ったことに思い浮かぶ友人がいました。
それは、この頃は電話するだけで会うことはなくなりましたが、勝が昔、大変お世話になった人でした。
勝が、2年間、居候させて貰っていた人でした。
勝が大変恩義を感じている人だったのです。
しかも勝と同様に女性と御縁のない人でした。
恋人の女性は、何年もいなかったのです。
その上で、勝よりも我慢強い人でした。
女性が欲しいと時々ぼやく勝とは大違いでした。
影で、勝に隠れてマスターベーションしていることもありませんでした。
勝は、こっそり時々していたので、本当に不思議でした。
それが、普通なのかなと思っていたのです。
だけど、本当にあたたかい、良い友人でした。
困っている勝を、住まわせてくれる人情味のある男性でした。
勝と同様に、精神世界にも理解のある、意識の高い人でした。
勝と同じように、お金はありませんでしたが、心の豊かな人でした。
勝は、友人の存在に気がつかない、世の中の女性は、見る目がないなあといつも思っていました。
勝が、心から、幸せになって欲しいと願った男性でした。
勝が、もし女性なら、友人として、どんなこともしても癒してあげるのにと思っていた友人だったのです。
勝は、その事を思い出すと、どんどん友人に対する思いが出てきて止まらなくなりました。
心の奥にあったものが、あふれてきて仕方なくなりました。
正直、あの友人ならいいかと思いました。
友人も、勝と同じように、幸せを味わって欲しいと思いました。
きっと、彼女なら、友人にも優しくしてくれると確信していました。
友人が、そんな彼女を受け入れるか、どうかは分かりませんでしたが、できたら受け入れて欲しいと、何故か、願っているもう一人の自分がいました。
もし、拒んでも、友人なら、勝の気持ちは伝わると思いました。
後々、変な事には成らないという自信はあったのです。
だから勝は、だんだん友人の為にも、彼女に頼まないといけないと考えるようになっていました。
勝が、今まで、お世話になっていた一番の恩返しだと思うようになりました。
勝は、あの友人と共通の幸せを持ってもいいと思いました。
うまくいかなくても、挑戦だけはしないといけないと思ったのです。
それが、天の意志のような気がしたのです。
魂で約束していたことのような予感がしたのです。
1週間後、勝は、友人のこと、思い切って彼女に言いました。
今までの友人との御縁も話しました。
大変お世話になったことも、説明しました。
勝は、あの友人なら構わないと本音言いました。
いえ、是非、一度は、昔の勝のように、すばらしい思い出を、友人にも体験して欲しいと言いました。
時々なら、勝がそうであったように、友人となら会うのは構わないと言ったのです。
彼女は、そんな勝の話にとても喜んでくれました。
勝と友人との関係、全部知ってくれました。
恩返ししないといけないねと言いました。
でも大丈夫、私は勝ちゃんの恋人だからと安心させてくれました。
私に、できる事は、精一杯するよと約束してくれました。
もし会うことになっても、勝ちゃんには、ちゃんと話すねと誓ってくれました。
こうして、勝は、彼女に友人を紹介することになったのです。
「彼女と友人の御縁」
勝の友人と彼女は、勝の紹介で、友人の家で会いました。
勝が、電話で、彼女ができたので、紹介したいと言っても、喜ぶ奴ではありませんでした。
彼女に相談したら、連絡した上でお邪魔しようという事になりました。
勝と彼女は、お鍋の用意をして、友人の家に押しかけることにしたのです。
友人は、そんな彼女にたじたじでした。
勝の彼女に、信じられないを連発していました。
どうしてなのと不思議がっていました。
友人からみても、彼女は、勝の彼女になるような人ではなかったのです。
でも友人も、彼女とはうち解けたみたいでした。
勝を好きになる天然の彼女をとても気にいったみたいでした。
最初の出会いは、大成功だったのです。
勝は、そんな彼女に、友人のこと聞きました。
彼女も、友人のこと、気に入ってくれたみたいでした。
勝ちゃんの友人なら、私は構わないといってくれました。
勝は、そんな彼女に、心から感謝したのです。
しかし、友人と彼女の御縁を作ることに、最初、勝は見事に失敗しました。
勝は、正直に、彼女の気持ちを、友人に話してみました。
友人は、とても喜ぶと想ったのです。
だけど、友人は、ものすごく驚いただけでした。
でも、彼女の気持ちは嬉しいけど、応じられないと言うことでした。
最初の勝とは大違いでした。
勝には、それが信じられませんでした。
それが、普通なのかとやっと分かったのです。
でも彼女は諦めませんでした。
彼女は、友人の気持ちが、よく分かるみたいでした。
友人に、友達として時々電話してくれるようになりました。
いろんなものを、友人に送ってくれるようなことも意識してくれました。
そんな中で、勝と彼女は、時々、友人の家に遊びに行くようになりました。
友人を、勝の家に招待する事もありました。
それらを通して彼女と友人は、ものすごく親しくなったのです。
その事で、友人の気持ちも解れたみたいでした。
彼女に対してますます好意を持ったみたいでした。
お互いの携帯番号は知っている感じでした。
時々、携帯で話す関係になっていたのです。
友人には、勝の気持ちも、彼女の気持ちもやっと伝わったのです。
やがて、彼女と友人は、勝公認で、二人でデートする事になりました。
勝からも頼んだのです。
しかし友人は、勝とは違って、彼女とセックスすることは、抵抗があるみたいでした。
でも、彼女の事は、どんどん好きになったみたいです。
彼女は、絶対に、勝には勿体ないと言うようになりました。
結局、友人と彼女が、合魂したのは、始めて会ってから半年後でした。
セックスではなく、最初の勝の時と同じように、抱き合ったみたいなのです。
勝は、そのことを彼女から聞いても、不思議と嫉妬感が生まれませんでした。
何故か、とても嬉しかったです。
二人に心からのおめでとうをしました。
友人にとって、これからも、彼女は、最高の女性であればいいと思いました。
また友人の背景の御霊は、勝の背景とは違って、セックスに対して、まだまだ抵抗感ある御霊が多いみたいですが、彼女の愛の波動が伝わって心からほっとしました。
セックスは悪い事だ。浮気は許せない、セックスは、愛する人以外としてはいけない。
そんな思いを持ちながらも、愛を求めている、友人の背景の御霊も、きっと心から喜んだと確信しました。
3人の関係は、これからも仲良く続いたらいいと思ったのです。
そして勝と友人は、実際、彼女を通して、以前よりも仲良くなりました。
お互いに共通の幸せ、秘密も持てました。
彼女を通して、3人の中で、男女のエネルギーがまわるようになりました。
友人は、勝の家に、時々、泊まって、愛し合っても、勝は、祝福できるようになっていたのです。
でも、正直言って、嫉妬の気持ちも、心の中にありました。
少しは、勝の心の中で、敢闘することもあったのです。
「勝と彼女の生活」
勝と彼女の生活は、半年を経過しました。
毎週、お互いの家に、休日は泊まりっこしています。
それは、勝には、夢のようでした。
彼女は、勝には、やはり勿体ない女性でした。
勝の友人も、最初は、信じられないという言葉を連発していました。
ミクシイのみんなも、そんな勝を応援してくれていました。
しかも勝の両親も、彼女と会ってしまいました。
とても驚いていたのです。
その時は、勝にとっては、最高の親孝行ができたのです。
また、それは彼女も同じでした。
彼女の家には、いろんな女性の友達が遊びに来ていました。
皆さん、驚いているみたいでした。
もっといい男性がいるだろうにと忠告してくれる人も、何人もいたそうです。
でも、それでかえって、彼女に対して、親近感を持った女性も、とても増えたそうです。
今まで、彼女が、同性の人に与えていたイメージが、壊れてしまい、いろんな女性が遊びに来るようになったそうなのです。
でも、勝と彼女は、常に、一緒に言う訳ではありませんでした。
だけど、勝にとっても、彼女にとってもそれで良かったです。
勝は、情報誌を書くというお仕事がありました。
休日、いつも彼女と過ごしていたら、とても書けません。
彼女は、そんな勝のお役を、究極なボランテイアと言って尊重してくれていました。
勝は、彼女の家でも、自宅でも、情報誌を書かせて貰っていたのです。
また彼女にも、セックスボランテイアや、いろんな友人と会う事で、忙しいみたいでした。
どちらも、ずっと一緒でいない方がいいみたいでした。
お互いのしている事は、干渉せずに、認め合う事で、うまくいっていたのです。
休日の日、彼女は、勝の自宅や、彼女の自宅から、勝に行ってきますとキスをして、一人でいろんな所に出かけていたのです。
勝は、そんな彼女を喜んで送り出したのです。
だけど、勝と彼女は、二人だけの時間も大切にしました。
お互いに関心のあるセミナーには、二人で、仲良くいきましたし、彼女が誘ってくれたものは、必ず参加しました。
デートも何回も楽しみました。
お互いの背景の御霊に、楽しい恋愛の波動を、どんどん届ける事ができたのです。
しかも、彼女は、よほどのことがないかぎり、夜の10時には帰ってきてくれました。
それから二人は、いつも二人だけの生活を過ごしました。
勝と彼女は、一緒に軽く食事をして、11時には、お風呂に入り、仲良く愛し合う事は、習慣になっていました。
いつも洗いこっをしながら、その日、お互いにあったことを話していたのです。
また、その後、11時半から、12時までは、抱き合い、どちらかが望んだら、セックスしました。
それは、彼女と勝がした最初の約束でした。
どんなに喧嘩しても、どんなに忙しくても、二人が居るときは、必ず、11時には、お風呂でスキンシップして、11時半には、一緒の布団の中で、二人で調和しましょう。
12時までの30分は、愛のエネルギー交換をしましょう。
お互いの背景の御霊に、恋人の愛の波動を届けましょう。
彼女は、そう提案してくれました。
彼女は、それをお互いの背景の御霊に、約束しようといったのです。
勝は、その提案に大賛成でした。
勝と縁ある先生が、勝に教えてくれたことがありました。
女性は、どんなに夫に不満を持っていても、セックスしていたら、いつも快感を味わっていたら、大抵のことは我慢できるような身体の構造になっているそうです。
神様が、そんなふうに創っていると教えてくれたのです。
だから、勝は、このことは実行したいと思っていました。
願ってもない事だったのです。
ですから二人は、11時から12時は、どんなに疲れていても愛し合いました。
不思議と、どんなに疲れていても、その時は元気になりました。
彼女からエネルギーを貰えました。
背景の御霊も、楽しみにしていることを感じました。
それは、二人にとっては、大切な神事でもあったのです。
二人の快楽の為でなく、背景の御霊の為にもかかせない事だったのです。
だから、勝は、彼女と約束しました。
二人が、5年、10年、30年で、年寄りになっても、生きている間は、必ずそうしようと言いました。
二人が、結婚して、子供ができても、絶対にその事は続けようと約束しました。
それが、勝と彼女の生活の一部だったのです。
「勝の前世は武田勝頼」
勝の前世は、戦国時代に活躍した武田勝頼だと、ある霊媒師の女性にいわれたことがあります。
それは、勝が、彼女と別れた後、始めて行った長野県、信濃に行った時でした。
地球を癒そうという目的で行われた、長野INガイアヒーリングというものに、参加した後の二次会の時でした。
勝が、霊媒師の人に、何故か、高校生の頃から、戦国時代に活躍した武田家に、惹かれると尋ねた時にあっさり、「貴方の前世は、武田勝頼です」と言われたのです。
しかし、勝はそれだけなら信じませんでした。
勝に武田勝頼の記憶がない以上、何とも言えなかったのです。
でも、その事を、1ヶ月後、情報誌で、紹介したら、奇跡が起きました。
武田勝頼の母だという人が現れたのです。
それは、長野INガイアヒーリングで、始めて会った女性でした。
勝と名刺交換した、長野県の女性でした。
彼女は、父親である諏訪頼重を自害させた敵方の信玄に、無理やり側室にさせられた後、勝頼を産んだ諏訪家の姫だったのです。
勝は、その時、自分の前世は、武田勝頼かもしれないと思うようになりました。
勝と御縁を持つ人に中に、何故か、武田という名字の人や、祖先に武田家の関係の人が現れる事にも納得したのです。
しかも勝は、霊媒師の人に言われる2年前に、情報誌第57号「シミュレーションゲーム」で、武田家の天下取りという作品も書いていたことも思い出しました。
武田勝頼の兄、武田義信が、父、信玄と対立せずに、長生きしていたら、武田家は、天下を取れたという作品でした。
無意識でも、勝は、そんな作品を書いていました。
前世の兄のことを思っていました。
自分の前世は、武田勝頼の可能性があるかもしれないと信じたのです。
しかし、それは、勝にとっては大変な事でもありました。
武田勝頼は、300年以上も続いた甲斐の国主、名門武田家を、結果的に滅ぼした人物でした。
誰もが認める名将、武田信玄公の後、わずか10年で、戦国時代最強と言われていた武田家をあっけなく滅亡させてしまった大将でした。
長篠の戦いでは、反対する重臣のいうことを聞かずに、織田・徳川軍が柵を建てた陣地に突っ込んで、3千丁の鉄砲で、多くの家臣を討ち死にさせた、アンポンタンな将だとずっと非難されていました。
長い間、世間一般には、偉大な父親の財産を潰した、二代目、愚息な人物という評価しかされなかったのです。
だけど、勝は、そんな武田勝頼が嫌いではありませんでした。
新田次郎の武田勝頼の小説もよんでいました。
別段好きでもありませんでしたが、嫌いでもなく、不運な武将だと思っていたのです。
でも正直言って、前世は、父親である信玄公の方がよかったです。
武田勝頼は、武田家の中で、一番、因縁、前世の後悔を持っていた人物だったのです。
だけど、勝はそんな武田勝頼が好きになりだしました。
自分の前世かもしれないと思ったら、俄然関心持ち出したのです。
しかも勝の前世の母、諏訪の姫との縁も続いていました。
大阪と長野、直接会う事はありませんでしたが、情報誌をとおしての御縁は継続していたのです。
その上に歴史的にみても、武田勝頼は評価され始めていました。
武田勝頼は、織田信長相手に、よく戦ったと考えられだしました。
正しい真実が、分かり始めました。
勝は、武田勝頼が大好きになりました。
前世、武田勝頼なら、心から感謝できるようになったのです。
しかし、勝は、前世、武田勝頼として、何をしたらいいのか分かりませんでした。
武田家の英霊達の為に、自分は、何をさせて貰えたらいいのか、まったく分からなかったのです。
勝の周りに、少しずつ、武田家と御縁のある人が現れても、その人達と、勝は何をしたらいいのか分からなかったのです。
結局、勝がした事は、情報誌で、時々、そのころ流行ったシミュレーション小説、逆転小説を書いたり、今、分かりつつある正しい真実を、情報誌を通して、多くの人に紹介したりする事でした。
武田家は、情報誌で、織田信長や徳川家康と戦い、見事に大勝しました。
憎い、ライバル織田信長、徳川家康の力も認めましたが、それでも見事に破りました。
父信玄公の夢、上洛を果たし、天下を統一しました。
武田家のみんなの夢、信玄公を天下人にして、武田家の家臣みんなを幸せにしました。
あの時、こうすればよかった。
こうすれば勝てたということも、背景にいる多くの武田家の英霊達と考え、大いに楽しみました。
勝は、長篠の戦いは、こうしたら勝てた。
勝頼は、武田信玄の一番の重臣、高坂弾正を側近として身近に置くべきだった。
上杉謙信と同盟を結び、新たに北条家を交えて、新しい三国同盟を結んだら良かったとなど、情報誌を通していろいろ表現することで、武田家の英霊達の供養させて頂こうと考えていました。
武田家が滅亡した後、五百年も持っている武田家の英霊達の、恨み、後悔、憎しみ、怒りを捨てて貰おうとしたり、戦で亡くなった英霊達に、武田勝頼として詫びたりしたのです。
勝は、それをたった一人でしていたのです。
でも、そんな勝にすばらしい武田家の仲間がとうとうできました。
武田家の英霊の為に、勝がしてあげられることが見つかりました。
それは、彼女が、勝の御縁から離れて、一年後でした。
情報誌 第163号「武田勝頼の天下取り物語」をインターネットで、読んで感動してくれたある漫画が書ける女性でした。
武田家の一番の重臣、武田家の歴史、甲陽軍艦を書いた作者としても有名な、前世、高坂弾正の記憶が少しある人でした。
その女性、黄桜さんが、情報誌 第163号を読んで涙を流してくれました。
勝が、163号の中で、もう一つ不仲だといわれていた高坂弾正を、勝頼の軍師として重用したのが、よかったみたいです。
黄桜さんの魂の一部、高坂弾正の魂が喜んでくれたのです。
しかも、勝は、その黄桜さん、その友人の葉桜さんと、一緒に山梨・長野に行く事になりました。
武田家の旅です。
武田家の英霊に対する慰霊の旅です。
きっと、信玄公が呼んだのだと思います。
武田家の英霊達が、勝と黄桜さん、葉桜さんを招待してくれたのです。