あらゆる現象を周期的に眺めてみると
現象のパターン「一度あることは二度ある、二度あることは三度ある」と、昔か
ら言われています。
今世界中は、豚インフルエンザで大騒ぎになっています。
このインフルエンザも10年周期で起こっています。
太陽の黒点周期11年がその原因とも言われています。
また世界中を危機に陥れている「金融危機」も1929年の世界大恐慌のときのパタ
ーンとよ
く似てきたと言われています。
どうやら物事の現象はひとつのパターンを持っているように思えます。
自然の法則は一定のサイクルで動いているので当たり前といえば当たり前の現
象です。
会社の収益の80%は、20%の社員が稼ぎ出している
国民の20%の人が医療費の80%を使っている
国民の20%の人が国民総資産の80%を持っている
こうした現象のパターンは、至るところで見られます。数学的には「べギ分布
」と呼ば
れているもので、この自然界は「ベギ法則」に従っているようです。
すべての現象は同じパターンの組み合わせで出来上がっています。
別の表現をすると自然界は「フラクタル」構造であることをマンデルブロが証明
しまし
た。
どんなに複雑に見える現象や物の形も同じもの(相似形)の組み合わせに過ぎ
ないこと
を発見したのです。
こんな見方で世界で起こってる現象を見てみるととても面白い。個体発生は系
統的進化
を繰り返しているという生物学の概念もそれにあたるでしょう。
これなどは時間のフラクタルです。
人間の受精から出産までの時間空間は、人類の38億年の進化の過程を復元し
ていると
いっています。
人間の一生は一日のフラクタルかもしれません。現象のパターンとしてみれば、
朝の目覚
めは出産であり、昼間は活発に活動して夜とともに活動は鈍ってきます。これは
人間の成
長過程で子供時代は活動的ですが年とともに活動が鈍ってきます。
一日の夜の眠りは人間の一生の死にあたります。
株の動きも同じパターンのようです。一年の株価の動きと一ヶ月の動きのパタ
ーンは相
似形になっています。
私たちの人生のパターンもきっと同じことの繰り返しなのでしょう。人々は同
じ失敗を
何度も繰り返すし、人の発想も同じパターンで繰り返しています。
東洋の知恵「数霊」も同じ数字の繰り返しが垣間見られます。
1914年を「1+9+1+4=15=1+5=6 第一次世界大戦
1941年を同じように計算するとやはり「6」になります。第二世界大戦
2013年も「6」になります。第三次世界大戦???になるのでしょうか。
金融危機→大恐慌→保護主義→世界大戦、何ともキナ臭い感じもしないではあり
ませんね。
戦争といっても核戦争ではなく「情報戦」かもしれません。
2013年頃にはIT技術も想像を絶するほどの進化を遂げています。
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編集後記
金融危機に豚インフルエンザと世界中に激震が走っています。
明日に何が起こるか予想すらできませんね。
私も不覚にも風邪を引いてしまって3日ほど寝込んでしまいました。
もちろん豚インフルエンザではないので、安心して寝ていたのは言うまでも
ありません。
もし、外国で寝込んでいたら、きっと不安にさいなまれていたことでしょう。
同じように、あまりビクビクしていたらこの難局を乗り切れません。
こんなときこそ果敢に未来に向かって挑戦していきたいものです。
ホロンネットINC http://www.holonnet.jp/
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水口清一
◎「未来をいかに読み解くか」新時代の発想とヒント
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