エネルギーの流れ
求心性と遠心性
ものごとの現象は、陰から陽へ、陽から陰へと絶えず揺れ動いています。
中央集権的な自民党から地方主権を提唱している民主党へ時代は移行しました。
世界の情勢もまた英米の覇権主義から多極化の方向に時代は進んでいます。
どちらが良いとか悪いとかという問題ではありません。
自然の法則として、歴史がそれを教えてくれます。
現象は反復しながら絶えず前に進んでいきます。
反復と言っても元に戻るという意味ではありません。
その時々の時代背景や科学の新たな発見、テクノロジーの発展によって、その様相は違います。
戦争の武器が時代によって変わるようなものです。
でも、どんな兵器を使おうが戦争することには違いはありません。
世界も多極化してG20が台頭してきました。
この時代のエネルギーの流れは21世紀の時代の潮流となっていくことでしょう。
こういう観点から時代を眺めるのもまた、未来を読むひとつの考え方です。
陰=遠心性(東洋、農耕文明)
陽=求心性(西洋、狩猟文明)
1995年あたりから時代はゆっくりと陰に向かっています。
アメリカはどうなっていくのか?
日本の民主党はどんな政策をやっていくのか?
その答えは、遠心性に向かっていると言うことです。
■編集後記
すっかり寒くなりましたね。今日は山崎豊子の作品を映画化した「沈まぬ太陽」を見てきました。
人間や社会の不条理を描いたものですが、ラストシーンが印象的でした。
人間は、毎日悩み苦しみを抱えながら生きています。でも、大自然を前にした人間はちっぽけな存在であり、
私たちは、大切な何かを忘れて生きているような気がしました。
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