なんでんかんでん村
(第284号)
「なんでんかんでん村」は金儲けのためではなく、村民や社会を豊かにする
“心と心のネットワーク”智閥創りを目的として起村した「バーチャル国家」です。
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平成19年9月27日(木)
時代が変わる!(村長著書
ザ・智閥
連載3回目)
情報社会への取り組み事始め
いづれ物売りはだんだん難しくなる、まして事務機やOA機器のような成長産業は異業種の参入も盛んだし、ますます販売競争が激化するのは明らかです。
“物を仕入れて売る時代は終わった”と考えなければならない。とするなら、原事務機鰍21世紀につないでいくにはどうしたら良いかという大問題にぶち当たりました。
そのためには発想の転換を図り、対策に取り組まなければなりません。
原事務機鰍フ社長を5年以内に退任し、来るべき情報社会に供える準備をしようと心に決めたのでした。
とはいっても創業して25年間、中小企業とはいえ曲がりなりにも発展している会社、事務機・OA機器という成長産業のオーナー社長を退任し、血縁関係のない社員に社長を継承することは、社会常識では考えられないことであり、後継者を誰にするか、従業員にどう理解させるか、取引銀行、仕入先にも、まして家族を納得させることができるか等々、これらのことは極めて至難の業でした。
それ以後から「情報社会」は私の研究テーマとなったのです。
受け皿として原経営研究所を設立し、異業種交流を目的とした“情報交流研究クラブ”の主宰をし、それから15年間ずっと「情報社会」を見つめながら取り組んできました。
少し早すぎた嫌いがないわけではありません。多額の資金を費やしてしまいました。人を見る目にも問題があったと反省しています。
10数年の歳月を費やしましたが、この間、収益構造構築まで結びつかず、単に勉強しただけに留まりました。失ったものは大きかったと思いますが、おかげで「情報社会」がはっきりと見え、確信を持つことができました。
情報社会と情報化社会
既に情報社会が来ているという方がいますが、私の言う情報社会とは全く違います。それは「工業社会における情報化時代」といったほうが正しいような気がします。
近い将来、高度に情報を活用することによって、人々が豊かで充実した生活を営む社会が訪れます。いや、われわれは既にそういう社会を創り上げつつあるといったほうが適切かもしれません。
この“情報を高度に活用することによって、人々が豊かで充実した生活を営む社会”の呼び名に「高度情報社会」と「高度情報化社会」の二つが使われています。
一見、同じ事柄を表しているように思えるこの二つの言葉、実は国の行政機関である省庁の間ですら統一されていないのが現状です。
各省庁はどちらの言葉を用いているのでしょうか?
「高度情報化社会」という呼び名を使っている省庁は4省庁あります。
通商産業省、農林水産省、自治省、科学技術省の下に置かれている宇宙開発事業団は科学技術庁に準じています。
これらの省庁の見解はおおむね同様です。ここでは代表として通商産業省の見解を紹介しましょう。
“将来の日本は、国民があまねく情報を活用し、情報が生活に欠かせない要素となる社会になることが予想されます。しかし、現在は、そのような社会になる過程であり、これからそうなっていくだろうという意味で「情報化」としています”(通産省機会情報産業局電子政策課)。
「高度情報社会」という呼び名を用いている省庁は2省あります。郵政省と文部省の2省です。両省とも“特別に明確な理由はありませんが、慣習として「高度情報社会」を用いている”とのことです。現在では用語の使い方に余りこだわっていないようです。
ただ、各省庁の話を総合すると、10数年ほど前(1985年前後)まではかなり呼称の使い方は敏感であった様子が窺(うかが)えます。
情報化の推進には、通産省の分野である情報処理機器やソフトウエアと郵政省の分野である通信回線・通信機器の両方が不可欠です。中には通産省の分野とも、郵政省の分野ともつかない分野が出てきますが、これを通産省では「高度情報化社会」と呼称して自分の分野に組み入れようとし、郵政省も「高度情報社会」と呼称して同様の主張をするというわけです。
現在は大きなプロジェクトが出揃って、既に計画が進行しているため、あまり用語にこだわらなくても良くなったということのようです。既に工業社会崩壊が進んでいるのに、いまさら省庁間で争っている時代ではないと思うのですが!?
「高度情報社会」と「高度情報化社会」を使い分けしているのは建設省だけでした。「高度情報化社会」は現在を含めて情報化が進んでいく過程の社会という意味で使っています。また、国民の生活に情報が不可欠なものとなり、十分に浸透した理想的な社会というニュアンスで「高度情報社会」を使っています(建設省都市計画局情報調査課)。
また、そのほかの省庁では書類を作成する担当者の判断によってどちらも使っているそうです(総理府、大蔵省、厚生省、運輸省、経済企画庁、環境庁、総務庁、新技術開発事業団)と「ほとんど使わない」(法務省、外務省、運輸省、北海道開発庁、防衛庁、国土庁)の二つに分けられます。
ただ、郵政省、通産省をはじめ、いずれの省庁も用語を統一する通達を出しておらず、正式に明確な基準を打ち出している省庁はありません。省庁の使い方は以上のとおりですが、この本では「情報社会」と「高度情報社会」を用いています。
ちなみに「高度情報社会」のことをフランスでは「電子情報社会」と呼び、アメリカでは「情報志向社会」と呼んでいます。また、国際学会や学識者の間では、情報処理機能を持った社会を「高度情報社会」、これに染まった社会を「高度情報化社会」と見ているようです。(つづく)
(この本を書いたのは1999年だったので省庁の呼び名は旧呼称です)
脳年齢遊び
http://games.yahoo.co.jp/games/flash/atamascam_age/
(村長は30代前半でした)
播磨屋助次郎語録より
日本一おかき処播磨屋本店主人播磨屋助次郎氏(昭和23年生まれ)は、「私は昼あんどん夜になったら役に立つ」と自称する変人の一人です。
危機的大問題のない比較的安穏な時代を昼に、反対に危機的大問題が表面化した非常に困難な時代を夜にたとえているのです。
日本国の財政破綻、世界的な地球環境問題はこれまでとは次元の違う本当の夜であり、これまでのやり方や考え方ではまったく歯が立たない。その時の役に立つのが助次郎氏がともすこの明かりなのだと断言する。
人生は、人間同士の優劣競争の場ではない。
人類は、人生とは何ぞやの答えを間違えているのだ。
真実の人生とは、美しい自然の営み(一番は異性)を愛で楽しみ、
その深く大きな喜びを互いに交歓し合いながら、
自然ともども仲睦まじく和やかに暮らすことだ。
何の不安も心配もないそんな暮らしそのものが、人生の真の幸せであるのだ。
事務局より
村長出張報告
9月21日(金)
博多⇒京都(新幹線)
京都 大谷本廟(墓参)
大阪 夢のプラットホーム空(03)例会出席(15:00〜17:30
懇親会18:00〜20:30)
9月22日(土)
大阪 MaxVision大阪セミナー出席
(13:00〜17:00)
9月23日(日)
大阪 夢のプラットホーム THE・祭り!(14:30〜18:00
懇親会 18:00〜20:30)
新大阪⇒博多(新幹線)
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「ザ・智閥―工業社会崩壊で覇権交代が起こる・二十一世紀は」 著者 原裕一郎
「二十一世紀に問屋・小売業は生き残れるか!―時代の変化が」 著者 原裕一郎
「だれにでも分かる情報社会―工業社会崩壊へカウントダウン」 著者 原裕一郎
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