時代が変わる！（原裕一郎著書 ザ･智閥 連載45回目）
アメリカ「国防計画指針」の脅威
まさに日本は新しい形のアメリカの植民地になったと考えて差支えないと思います。それには、アメリカ国防総省の「国防計画指針」が日本にとって脅威となっています。
ソ連が崩壊して冷戦が終結した後、1992年（平成4年）3月8日、ニューヨーク・タイムズは、一面トップでアメリカ国防総省がまとめた“冷戦後におけるアメリカの国防計画指針”の草案を伝えました。
それによれば、アメリカは世界唯一の超大国であり、日本やヨーロッパ、旧ソ連でのいかなる国の台頭も阻止すべきだとしています。
アメリカが世界の超大国であることはだれもが認めていると思うのですが、なぜ、いまさら改めて世界に発表しなければいけないのでしょうか？
アメリカが超大国として、冷戦後の世界秩序を維持していくための条件を三つあげています。
①
政治力、②軍事力、③経済力の三つです。
いずれも世界のトップでなければならないとしており、この三つの条件のうち、一つでも他国が台頭してくる場合は、その国がたとえ同盟国であっても、アメリカは単独ででも軍事力を行使するというものです。
ここで注目しなければならないのは“たとえ同盟国であっても”という点です。
かって、イラクがクェートに武力進攻した時、アメリカは単独でイラクを攻撃していません。
イラクを攻撃するに際しては国連で他国と協議し、国連加盟国の賛同を得たうえで連合軍としてイラクを攻撃しました。（湾岸戦争）
「単独ででも」というのは怖いです。時と場合によってアメリカの利益にならないと判断した時は、大統領の命令一発で国連加盟国の賛同を得ることなく武力攻撃することがあるということです。
テロリストの武器製造工場とみなされる設備に対して、ミサイル攻撃した実績を見ればわかることです。
アメリカは大統領の判断一つでこんなことをやる国なんです。
アメリカはソ連との軍事対決が終わり、ソ連の脅威はとりあえずなくなりました。それ以後、アメリカにとって日本は経済的脅威国と位置付けられたわけです。軍事力や政治力については世界中がアメリカの実力を認めています。
しかし、経済力の問題は必ずしもアメリカがトップとは言えません。むしろ、財政赤字は世界でトップです。世界で最も借金をたくさん抱えている国がアメリカなんです。
軍事的対決が軽減された現在、アメリカの脅威となるのは経済力だけです。
そうすればアメリカ最大の競争相手国（仮想敵国）は日本ということになります。
アメリカが世界唯一の超大国としての条件を守るためには、好むと好まざるとに関わらず、日本との経済戦争に勝利しなければならないわけです。
したがって、アメリカは当然、日本の経済力をいかにして撃つか、という戦略をとるわけです。
日米構造協議はそのための戦略であり、協議の結果、規制緩和が進み、外資系企業の日本上陸が始まっているのであり、外資系ネットワーク・ビジネスもその一環と見ることができるのです。
こんなことから日本がアメリカに配慮することはやむを得ないことかもしれません。しかし、それにしてもすっきりしませんね。（つづく）
ザ智閥 時代は変わる 完結しました
原先生が、1999年5月30日、近代文芸社より発刊した拙著「ザ・智閥」より抜粋し、
若干の修正加筆をして連載していた、ザ智閥 時代は変わる
2009年3月22日、第55号「何か良いビジネスはないか！」で完結しました
皆様には、長い間のお付き合い、心から感謝しますし
原先生にも、御苦労さまとお礼を言いたいと思います
また、原先生のザ智閥 「時代は変わる」の記事は、これで終わりですが
原先生の智閥
造りの活動は、今、本格的に始まっています
しかも記事の最後は「何か良いビジネスはないか」ですが
もうそれは、実現の方向に向かって走り始めています
2011年7月24日、テレビの地上アナログテレビ放送の停止によって
本格的に、日本もデジタル時代をスタートさせることになりますが
その準備に向けても、着々と動いています
もうすぐ、すごいことが始まりますよ
しかも、時代が、10年前に、原先生が
予測していたように、動いていることは
皆さんも、記事を読めば分ると思います
もう残された時間は少ないです
2009年には、もう縁とチャンスもないと思います
しかし、残念ながら、ホームページでは
皆さんに、これ以上はお知らせできません
伝えたくても、伝えてもいけない事になっているのです
だから、是非、皆さんの中で
2009年の原先生の活動をご説明したいと思います
本当に大切なことです。よろしくお願いします
岩谷正
人が生まれた時に、持っている性格や運勢が分かります。
これは、はっきり言って、すごいです。
●人生で成功するナビ"素質分析カルテ"●
人間関係向上・人間関係ストレス軽減ツール
縁の花で、ご縁を持たせて頂いた人達の本を、ご紹介しています。
○縁の花書店○
○縁の花書店サイト○
ザ・智閥 時代は変化するサイトに戻る
「なんでんかんでん村」サイトに戻る
「縁の花村」サイトに戻る
縁の花トップページに戻る
