風林火山 第21話 消えた姫 
山本勘助と由布姫の愛


 山本勘助と諏訪の由布姫は、風林火山のドラマだけでなく、500年前、実際に、何か、深い愛情で繋がっていたのではないか、菊は、前回の日記でそう書きました。そう思いたいのです。

 しかしだからと言って、第21話の消えた姫にあるように、由布姫が、すきを見て、一人で逃げ出して、それを勘助が、一晩さまよった末に、ようやくお堂の中にいる由布姫を見つけ、二人で一晩すごすなんていうことはありえないと思います。これは、完全な作り話です。(o^-^o)

 だから菊は、大河ドラマ風林火山の脚本を書いている大森寿美男さんは、このシーンを省くのではないかと心配していました。それをされても仕方ないと思っていたのです。
 今までの小説や映画では、大きな見せ場ですが、事実という観点から見れば、消されても仕方ないのです。

 だけど、大森寿美男さんは、見事に書いてくれました。見事に描いてくれたのです。きっと、山本勘助の御霊も、由布姫の御霊も、喜んでいると思います。菊自身、熱くお礼を言いたいと思います。

 ただ、菊は、官能日記の菊でもあります。大河ドラマでは、山本勘助が、堂の中で、火をつけ、もう動けないという由布姫の足をさすって、一晩、雪が降っている諏訪のある土地で、二人だけで過ごしたシーンで終っていますが、もっともっと踏み込みたいと思います。本当に、心から、由布姫のことを愛していた山本勘助の思いを、一度は、叶えてあげたいと思うのです。それでこそ、菊が、武田日記を書く意味があると思うのです。

 ですから最後のシーン、少し変えたいと思います。山本勘助は、一晩、雪の中をさまよい、やっとお堂の中にいる由布姫を見つけ、由布姫が、心から信玄を愛しながらも、父親を殺した信玄に対してなかなか恨みが捨てられず、苦しんでいることを知ったことは、ドラマと同じです。

 そんな由布姫の気持ちに、信玄の寵愛を存分に受けて、信玄の和子を生んで欲しいといったのもそのままですし、もう足が動かないといった由布姫の足をさすったのも、そのとおりです。その後、由布姫は、山本勘助の胸で泣いていたのです。

 しかし、勘助は、その後、由布姫の前で倒れてしまいました。雪の寒い中で、命がけで、由布姫を探してさまよっていたのです。それが、普通です。由布姫をやっと、見つけたという安心感もありました。疲労が出てしまったのです。

 また、由布姫は、そんな勘助を、信玄と同じように、心から愛している自分に気がつきました。自分を見つける為に、命がけで探そうとしてくれた勘助です。勘助が倒れたことで、由布姫が意識していた、身分が違うという意識も、消えていたのです。

しかもその山本勘助は倒れ、服は、雪で、ずぶぬれです。外は、寒かったのか、身体は震えています。意識もないのか、うわごとで、由布姫に和子を、信玄の和子と呼んでいます。そこには、もう武田家の家臣ではなく、一人の男性しかいなかったのです。

 由布姫は、そんな山本勘助に対して、今、自分が、最初、何をしたらいいか分かりませんでした。だけど、勘助は、今、死にかけていることははっきりしています。このまま、勘助を死なせるわけにはいかなかったのです。

 やがて、由布姫は、ある一つの決断をしました。山本勘助が着ている濡れた服を全部脱がして、ふんどしだけの姿にすると、自分も着ている服を全部脱いで、勘助の身体を温めました。

 山国信濃では、雪で多くの人が、遭難し、亡くなっています。こういった時には、男女が温めあうことは、民の世界では許されること、当たり前のことでした。由布姫には、迷いは無かったのです。

人が生まれた時に、持っている性格や運勢が分かります。
これは、はっきり言って、すごいです

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