風林火山 第22回 「三国激突」 6月3日放送
 
第22話で、甲相駿の和解ができました。まるで、三国同盟の設立です。これには、歴史通の菊も正直驚いてしまいました。有名な、武田信玄、北条氏康、今川義元による善徳寺の会盟と呼ばれる三国同盟が成立したのは、天文23年といわれています。天文15年(1546年)、北条氏の河越夜戦が起こってから8年後です。いくらなんでも早すぎます。無茶だろうと思ったのです

でも、どうやら、このドラマでの三国激突と和解は、三国同盟とは違うみたいです。三国同盟が成立したのは、第一回目の川中島の戦いが終った後だからです。有名な三家の婚姻で、成立しています。すなわち、天文21年(1552年):今川義元の娘が武田信玄の子義信に 天文22年(1553年):武田信玄の娘が 北条氏康の子氏政に 天文23年(1554年):北条氏康の娘が 今川義元の子氏真にです。

だから、菊と同じように勘違いする人も多いと思いますが、違うのでご注意下さい。ただ、それでも、インターネットで調べたら、ドラマで放送されていた河東一乱(かとういちらん)は実際にあって、今川義元と北条氏康は、和睦しています。信玄が、その仲介をしています。これは本当の事です。

しかし真の和睦ではありませんでした。この後も、今川家と北条家は対立して、それを今川家の軍師、太原雪斎が中心になって、うまくまとめています。山本勘助が、それにどれだけの手腕を発揮したかは分かりませんが、同盟が成立させるのは、そんなに簡単なことではないということです。きっと、勘助も苦労したことでしょう。

 でもその成立は、三家に大きな利益をもたらしました。武田信玄と北条氏康は、共通の敵、上杉謙信と対抗できましたし、今川義元は、西に目を向けて、織田家との対立に専念できました。教科書の歴史にも登場する有名な同盟です。

 それを山本勘助や、太原雪斎が、どうまとめるか、楽しみにしたいと思います。たぶん、いろいろと苦労すると思うのです。特に、今川義元をどう説得するか、注目したいと思います。

 しかしそんな甲相駿の三国同盟も、今川義元が、桶狭間の戦いで討たれると、呆気なく崩壊していきます。領国に海のない信玄は、どうしても海を手に入れたいのですが、北条氏のいる関東方面、上杉家のある日本海には、入る込む隙はなく、義元がいなくなって、力の衰えた今川家に目を向け、反対した、嫡男を自害させてまでも、駿河に侵攻して、三国同盟は消滅します。山本勘助が、川中島で亡くなった後の話です。そんな人と人との約束だけではなく、家同士、しかも三家の約束のもろさも、知って欲しいと思います。

 さして最後に一言、ドラマで、今川義元は、見事に鉄砲で、凧の真ん中の的に命中させますが、あれはないですね。あの当時の鉄砲にそんな正確さがある訳ないです。あれだけは、堪忍して欲しかったです。

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