第28回 「両雄死す」 7月15日放送

 上田原の合戦が始まりました。これまで順調に勝ってきていた晴信、後の信玄にとっては、初めての敗戦です。しかも板垣信方、甘利虎泰という重臣、武田家の両輪をなくしました。晴信にとっては、そのショックは、いかばかりかと思います。

 また、その上田原の戦い、風林火山のドラマでは、見事に描かれていましたね。最新のコンピューターの技術を使ったのだと思いますが、戦の模様が、一兵の戦いまでも、描かれていました。菊自身、心から、NHKさんに感謝したいと思います。きっと、上田原の戦いでなくなった、多くの御霊も感謝していると思います。

 さて、そんな板垣信方、甘利虎泰ですが、ドラマでは、主君、晴信の楯、槍となって、この世を去りました。覚悟の上の死です。これから武田家を大きくしていくまだまだ若い晴信の為に、あえて亡くなりました。板垣信方の御霊は、その後、晴信の背景について見守ることにむなりますし、甘利虎泰は、甲斐に戻って、武田家を見守ることになると思います。二人は、上田原の戦いになくなった後も、一心同体で、武田家を支えるのです。

 そしてそんな描き方をしてくれたことに、菊は深く、深く感謝します。というのも、この上田原の戦いは、まだまだ真実が良く分かっていません。その中で、信玄びいきの人達によって、後、板垣信方は、よい言われ方をしませんでした。

 信玄に、諏訪家の郡代として任されてから、少しずつ傲慢になり始め、上田原の戦いの頃には、ボケも入っていた。その中で、上田原の戦いでも、先陣として、村上軍の第一陣を突破したのに気を良くして、信玄の止めるのも聞かずに、深追いした上で、かってに首実験をしようとして、留まっていたときに、村上勢に包囲されて、討たれたというものです。

 しかし、菊は、これはおかしいと思います。つねに戦場で、死のやり取りをしている現役の武将が、ボケになるでしょうか。そんな事はありえないと思います。聞いたことがないのです。だから板垣信方が、敵陣を突破した後も、陣に留まったのは、別な大きな意味があったのだと思います。

 まさしく、板垣信方や甘利虎泰は、信玄を信じているから、領地は、子供に受け継がれることを確信しているから、あえて、ここで、若い主君が、真の武将になるために、死んだと思うのです。自分達が、敗れることで、討たれることで、主君、晴信が、勝算もないいくさをしている愚を気づくことを願っていたのです。そんな二人の死に様、見事に表現されていました。熱く、お礼を言いたいと思います。特に、さすがは千葉真一さん、多くの村上勢に囲まれながらも、見事に戦ったシーン見事でした。

 と同時に、菊の前世の武田勝頼も、長篠の戦で、同じように、いえ、比較ができないぐらい、遥かに多くの重臣を、長篠の戦でなくしています。きっと、あの時に、武田家の為になくなった、山県昌景、馬場信春、内藤昌秀をはじめとした多くの重臣の気持ちも、この当時の気持ちと似ていると思います。

 でも、若い勝頼は、その気持ちが分かりませんでした。それで先陣だけでなく、本隊も大きな被害を受けて、武田家は、再び復活することはできませんでした。この当時とは時代背景が違ったのです。前世、武田勝頼として、長篠の戦でなくなった人達には、深くお詫びしたいと思います。


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