大河ドラマ「風林火山」第9話
 「勘助討たれる」 武田信玄と板垣信方の関係・・


 武田晴信と板垣信方の関係、風林火山のドラマでも、本当に見事に描かれています。実際の親子でないけど、深い、深い愛情が溢れています。「若殿」、すばらしい呼び方ですね。千葉真一は、アクションもできる力強い役者さんです。板垣信方の御霊、とても喜んでいると思います。

 さて、その板垣信方と晴信の関係ですが、父親代わりに育てる傅役だけの関係ではなかった、もっともっと絆が深かった、菊はそう確信しています。同じ、武田家の前世の仲間も、意見も同じなのです。

 というのは、実は、信玄と家臣の高坂弾正の関係に、その秘密があります。菊の大きな不満として、大河ドラマの中でも、武田家にとっては、重要な人物、原作、風林火山のモデルになっている甲陽軍鑑の作者である、高坂弾正が出てこないことがあります。これはどう考えてもおかしいです。

 何故なら、美童であったと言われた高坂弾正は、若き信玄の衆道の相手も務めたと言われていますが、武将としての才能もあって、後の川中島の戦いでは、海津城を任され、活躍しています。しかもその後も、信玄、勝頼を支え、武田四重臣の一人として、任された兵の数も、450騎と最大でした。この武将を、無視して、武田信玄のドラマが成立するはずがないのです。

 だけど、新田次郎の武田信玄や、井上靖さんの風林火山でも、あまり高坂弾正は出てきません。信玄と高坂弾正の若い頃の関係が、できていたからです。衆道、男色の関係だったのです。だから、価値観の違う現在では、避けられて、高坂弾正は、あえて、無視されていたのです。

 でもあの当時、有能な家臣と男色に関係になるのは当たり前、帝王学だったと菊は思っています。まだ、若いけど、これから自分を支えてくれる有能な家臣と、時期当主が男色の関係になれば、深い、深い愛情、縁が生まれます。織田信長なども、家臣の前田利家や佐々成政などとは、男色の関係だったといいます。そんな家臣は、後に出世しても、信長を裏切っていません。

 裏切っている家臣は、すべて、男色の関係がないものです。菊には、男色の関係になると、どんな特別な気持ちが生まれるのかは知りませんが、少なくても、肌をあわせることでお互いの事がよく分かり、特別な関係になれるのだと思います。あの当時の武将、信頼できる家臣が必要な戦国武将にとっては、その事も大切な帝王学の一つだったのです。

 では、ここで、その男色の事を、誰が、晴信に教えたということですが、それは、傅役の板垣信方しか考えられません。板垣信方が教えた、二人は、男色の関係だったのです。
 だから、晴信の為に、発覚したら、自分だけでなく、一族全員が、処刑されることが分かっている、信虎を追放することもできたのです。菊は、そう思っています。そんな二人の関係は、風林火山のドラマでは、見られないと思いますが、是非、意識して欲しいと思います。よろしくお願いします。


衆道は、戦国の世は武士のたしなみと言われてたみたいですね。
確かに体の結びつきは大きいけれども、一番は心の結びつきでしょうね。
色々な要素の観点から、ドラマを見ると面白くなるでしょう。

黄桜
男色の価値観自体がかなりマニアックですから、新田次郎さんや井上靖さんに限らず、一般社会に受け入れられないのは、当然といえば当然、無理からぬことなのでしょうね。

しかし実際、板垣信方さんが、若き信玄公に衆道を指南したという逸話は、文献にも残っています(爆)
 
高坂弾正も、そういった価値観のなかに身を置いていたのは、資料からも間違いないでしょうね。

今回の大河ドラマは、作り手側のかたもそのこともよく知っていたのではないか、と受け取れるような、ナイスな演出でした。今後も楽しみです^^

「裏切っている家臣は、すべて、男色の関係がないものです。」菊さんのこの鋭い洞察力に、個人的に拍手。パチパチパチ・・・

人が生まれた時に、持っている性格や運勢が分かります。
これは、はっきり言って、すごいです

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