第二章ノストラダムスの大預言は聖書であった
第一章で不要人類抹殺計画をノストラダムスの大預言で説明したが、どうしても聖書の知識なくしては解説できない預言もあるのである。実は、これは諸世紀の序文に書かれているのだ。
これらのことは、私共の後にくる人々によって見られることでありまして、
時は天文的計算により、また聖書と調和しているのであります。
陛下、私はこの談話で、関係のある当事者に対して、
すべての時を予言して混乱させているのであります。
それは来るべき時のために不明りょうにしてあるからです。
正確に記述するとなれば、私がやっておりますように、
天文学と聖書に従って正すことになりましょう。
すべてこれらの姿は、土星、木星、火星などと結合し、
聖書の中で天によって意図されたように、私の詩のいくつかに散見されるものであります。
私はそれをいっそう深く考慮し、結合させたいのです。
諸世紀序文 アンリ二世への手紙
「ノストラダムス予言原典
諸世紀」 大乗和子
訳
「大いなる戦いが七ヵ月も」「七十の舟」「王の七人の子供」「七百人の捕虜」と今まで解説しただけでも7という数字がこれだけ出てくる。7という数字は、我々の文明で祝福される数字であるが、それも聖書に由来するのである。神は6日かけ天地を造り一日休んだ。人類は6000年かけて文明を育て、宇宙での1000年長い休息を過ごした。
海の艦隊 軍団が燃やすだろう
石灰 マグネシア 硫黄 ピッチ
安全な場所で長い休息
セリンの港 モナコは火に焼きつくされるだろう
諸世紀4-23
「ノストラダムス全予言」Eチ−タム著 流智明 監修
これも以前解説した詩だが、「安全な場所で長い休息」には1000年王国、1000年の長い休息の意味も込められていたのである。
受難の兄弟が激しい愛によって
ベレロフォンがブライタスにより殺される原因をつくり
狂乱の婦人が千年も飛びまわり
酒飲みが酔っぱらってあとで両方とも危険な状態になる
諸世紀8−13
「ノストラダムス予言原典
諸世紀」 大乗和子
訳
「狂乱の婦人が千年も飛びまわり」の1000年もは、1000年王国を暗示しているのだ。聖書では地球を女性に譬えている。それはすべての生命を生み出した母なる惑星だからである。聖書の中には地球という一人の女性の話が書かれているのだ。『婦人』『母』『娘』、、、何でもよいのだが、その女性はひどい目にあう。これは不要人類抹殺計画のことである。そしてその住民を失った地球を『未亡人』『寡婦』と呼ぶ。一方母なる惑星を失った人々を『みなしご』と呼んでいる。
あなたは言った、
「わたしは、とこしえに女王になると」と。
そして、あなたはこれらの事を心にとめず、
楽しみにふけり、安らかにおり、
心のうちに、「ただわたしだけで、わたしのほかはだれもなく、
わたしは寡婦になることはない、また子を失うことはない」と言う者よ、
今このことを聞け。
これらの二つの事ははまたたくまにあなたに臨む。
聖書 イザヤ書 47章
その後、本来イエスを代表とする天使的未来人と結婚しひとつになるはずの地球を、悪魔がやって来て奪ってしまった。これを『姦淫』という。『大バビロンの大淫婦』もイエスが姦淫の罪を許した『マグダラのマリア』も悪魔に乗っ取られた地球のことなのだ。実は聖母マリアもイエスたち天使を生み出した聖なる惑星、地球のことだったのである。
わたしは、そこでひとりの女が赤い獣に乗っているのをみた。
中略
その額には、一つの名がしるされていた。
それは奥義であって、
「大いなるバビロン、淫婦どもと地の憎むべきものらとの母」
というのであった。
聖書 ヨハネの黙示録 17章
かつては忠信だった町、どうして遊女となったのか。
聖書 イザヤ書 1章
そしていつの日か、地球を取り返し地上天国を造るぞとの願いを込めて、イエスと聖なる都、エルサレムとの結婚という形で聖書は終わっている。これもイエスを代表とする天使と聖なる都、地球の結婚を暗示しているのだ。そういえば、淫婦マグダラのマリアもイエスと結ばれたと言われている。
冷たく凍りつき、氷はもう和合せず
未亡人、火、不満
遊戯、慰み、軍隊が不和をひきおこす
結婚によって楽しい期待
1565年12月
プレサ−ジュ
「ノストラダムスの遺言書」 ダニエルルゾ−著 流智明 監修
以前解説したこの詩にも地球は凍りつき未亡人になってしまったが、「(天使と地球の)結婚によって楽しい期待」があるという意味が込められていたのである。
では聖書を用いなければ、説明できない不要人類抹殺計画を意味する詩を解説してみよう。
軽い騎手の闘争心で
彼らはさけび大きな三日月(grand croissant)のしるしは
めちゃくちゃにされる
夜かれらは羊飼いを装って羊を殺し
赤は深くみぞをほるだろう
諸世紀7−7
「ノストラダムス予言原典 諸世紀」 大乗和子 訳
この詩は黙示録の騎士の意味が分からないと読めない詩なのだ。では黙示録を読んでみよう。
子羊がその封印の一つを解いた時、
わたしが見ていると、
四つの生き物の一つが雷のような声で「きたれ」と呼ぶのを聞いた。
そして見ていると、白い馬が出てきた。
そして、それに乗っている者は弓を手に持っており、
また冠を与えられて、勝利の上に勝利を得ようとして出かけた。
子羊が第二の封印を解いた時、
第二の生き物が「きたれ」と言うのをわたしは聞いた。
すると今度は、赤い馬が出てきた。
そして、それに乗っている者は、人々が互いに殺し合うようになるために、
地上から平和を奪い取ることを許され、また、おおきなつるぎを与えられた。
聖書 ヨハネの黙示録 6章
その最高指導者が白い建物(ホワイトハウス)に住んでいる国家は、手に弓(兵器)を持って、世界の王として冠を与えられ、世界を支配し勝利しているのに、勝利の上に独占という勝利を得ようと出ていった。
かつて赤かった国(ロシア)は、人々が互いに殺し会うようになるために、地上から平和を奪い取ることを許され、おおきなつるぎが与えられた。アメリカの宇宙からの攻撃に驚いたロシアが地上でくり広げた殺戮を意味しているのだ。この黙示録を考慮に入れて、あの詩を解釈すると。
「軽い(軽率な)(白馬の)騎手の闘争心で 彼らはさけび大きなgrand
croissant(グランドクロス)のしるしは
めちゃくちゃにされる 夜かれらは羊飼い(救世主)を装って羊(善良な地上の人々)を殺し 赤(ロシア)は深くみぞをほるだろう」。赤いロシアが傷を深くしたのである。
この不要人類抹殺計画を物語にしたのが聖書の出エジプト記である。
エジプトにいた神の民であるイスラエル人は、エジプトの人々に多くの災いを与え、葦の海(紅海)を二つに割って出て行く。その後、神の怒りをかいシナイの砂漠、荒野を彼らの世代が死に絶えるまで40年間、理想郷を求めてさ迷い歩く。
神の民である人類は、地上の人々に災いを与え、宇宙に出て行く。神の怒りをかい宇宙の砂漠、荒野を彼らの世代が死に絶えるまで、理想郷を求めてさ迷い歩く。
葦の海とは地球と宇宙の境界線を意味している。彼らはこの境界線を越えて宇宙に出ていったのだ。聖書も、ノストラダムスもそうであるが、国境に使われるような自然物、『海』『山脈』『川』などをこの意味で使用している。
出エジプトは、あの鷲が行った不要人類抹殺計画であることをこう述べている。
イスラエルの人々は、エジプトの地を出て後三月目のその日シナイの荒野にはいった。
中略
あなたがたは、わたしがエジプト人にした事と、
あなたがたを鷲の翼に載せてわたしの所に来させたのを見た。
聖書 出エジプト記 19章
第三章 「悪魔の降臨」
未来からの最終警告U サイトに戻る
縁の花 トップページに戻る
縁の花村 トップページに戻る