第36回 「宿命の女」9月9日放送
小山田信有が側室にしていた、笠原清繁の夫人、美瑠姫に殺されました。寝首をかかれたのです。しかし、実際に、そんな事実があったのか、どうかは分かっていません。小山田の信有が、志賀城三千の首と言われている、信玄公が、もっとも敵に対して残酷なことをした時に、その代表となるのが、志賀城の城主だった、笠原清繁の夫人を、家臣である小山田信有に妾にしたことです。
この時に、信玄公は、降伏した志賀城の兵は、奴隷として金山に働かせ、捕らえた女、子供は、甲斐で、親族に金銭で売ろうとしましたが、あまりに高額なので、身請けができず、殆どが、人買いに売買されたといいます。その悲劇の代表が、笠原清繁の夫人なのです。これは歴史的に事実です。
でも、小山田信有が、美瑠姫に実際に残されたのか、どうかは分かっていません。インターネットで調べたかぎりでは、戸石城攻めで負傷して、その後、何年かして死んだということになっているからです。けれど、もし、実際にあったとしても、それは消されていたと思います。ドラマで、信繁公が言っていたように、そんな不名誉なことは、武田家や、小山田家でも隠したことだからです。
だから、真実だったかもしれませんし、そんなうわさは、長くあったと思います。後に、江戸時代に編纂された『甲斐国志』には悲運に涙に暮れた笠原清繁夫人の哀話が残されているといいますが、菊にはよく分からないのです。後に作られた話かも知れません。
しかし、結構、この話は、武田家小説では、よく出てくる話で、内容は違いますが、小山田信有は、武田家を恨む、側室である笠原清繁に殺されたと書かれているのです。
ただ、菊としては、そんな事実があったか、なかったかは、別として、妾にされた笠原清繁夫人の事を思うと、ご冥福を心から祈りたいと思います。夫を殺された武田家の武将に妾にされたこと、ずっと悔しかったと思います。
でも、その反面、ドラマでも、表現されていたように、笠原清繁夫人は、小山田信有に愛されて、ある意味では好きになっていたとも思います。だって、どんなに敵であったとしても、男と女です。相手が、本気で、自分を愛し、睦み合っていたら、愛情も生まれます。笠原清繁夫人、美瑠姫は、小山田信有を愛していたと思います。
しかしここで菊が言いたいのは、御霊さんの心です。志賀城で、並べられた三千の首や、志賀城で殺されたり、奴隷や、人買いに売られたりして、武田家をずっと恨んで亡くなった志賀城の御霊さんたちの思いです。そんな御霊さん達は、自分達を代表する、生きている人達、笠原清繁夫人などに憑くことになるのです。武田家の恨みを訴え、復讐するように囁くようになるのです。
でも、それでも笠原清繁夫人の気持ちが、小山田信有の愛に向いていた時は、いいです。そんな御霊の囁きを受け付けないからです。だけど、ドラマであったように、偽って、笠原清繁の子を、小山田信有の子として育てていたのが、天命か、何かで、なくなって、そのことがきっかけで、小山田信有に対する信頼が崩れたら、もう駄目です。昔の憎しみが出てきて抑えられなくなります。突然、豹変するのです。
菊は、今回の宿命の女を見て、そう思いました。最後に、美瑠姫は、愛する小山田信有を殺してしまった自分の宿命を呪って、自害する事になりましたが、まさしく恨みを持っている御霊さん達が、仕向けたのだと思います。美瑠姫は、ある意味で、多くの御霊に乗っ取られて、気がついたら、小山田信有を殺してしまっていたのです。
これが、菊なりの御霊から見た、小山田信有が死んだことに対する解釈ですが、皆さんは、どうですか。是非、ご感想を下さい。と同時に、どんなに愛しあっても、美貌に惹かれても、男女のご縁は、背景に憎しみを抱えている人とは、ご縁を持つべきではないと思います。親がライバル同士とか、戦っていたというのであれば、あくまでも、友好を目的でご縁を持つべきです。やはり信玄と由布姫、小山田信有と、笠原清繁夫人の関係は、間違っていたと思います。その事を強く念じながら、笠原清繁夫人や、志賀城で、武田家を恨んでいる御霊の冥福を祈らせて頂きたいと思います。
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