∞「バーベキューと岩村城済度」∞
また、そのバーベキューを食べている時、菊は驚くことが起きました。その一つは、菊は、何も言っていないのに、済度の人が、川中島につい最近、行ったという話をしたことです。これには、やはり、武田家のご縁が動いていると菊自身、キタ、キタと思ったのです。
だけど圧巻は、その後でした。菊のちかくに座っているある女性が、大きな一升瓶に入ったお酒を提供してくれたのですが、そのお酒の名前は、女城主というものでした。菊は、それを飲ませて頂いて、何気なくビンを見たら、岐阜県の岩村で製造しているお酒でした。それで、意味が分かったのです。
というのも、岩村には、戦国時代、女城主が住んでいました。信長の叔母にあたるおつやの方、戦で亡くなった遠山影任の未亡人です。それが、信玄が、信長と戦になった、三方ヶ原の戦いの少し前、信玄の家臣である秋山虎繁(信友)に攻められて、降伏して、秋山虎繁の正室になりました。大変な美貌の持ち主で、一説には、秋山虎繁が、一目ぼれしたといいます。その時、おつやの方は、岩村城で、女城主として必死に戦っていましたが、信長は、徳川家康の救援で、手一杯で、助けることができず、おつやの方は、家臣や、兵を守る為に、とうとう自分の嫁になるという、秋山虎繁のむちゃくちゃな条件を承知して、秋山婦人となったのです。
しかし、そんな秋山婦人を信長は許しませんでした。織田一族の裏切りものです。おつやの方に預けている五男の御坊丸も、武田家の人質になっているので、なおさらでした。だから、信玄が、病死した後、長篠の戦で、勝頼が大敗すると、早速、難攻不落の岩村城を攻めました。岐阜の領内にある岩村城は、目の上のたんこぶだったのです。
けれど、そんな岩村城を、長篠の戦で敗れたばかりの勝頼は、救うことができませんでした。結局、信長の大軍に包囲された秋山虎繁は、信長の出した和議で、降伏したのです。でも、信長は、秋山虎繁、おつやの方を捕らえると、その和議を放棄して、美濃にある長良川に連行すると、そこで逆さ磔の極刑に処したといいます。秋山夫婦を騙したのです。
その上に、約束を破って、秋山虎繁の多くの家臣も殺しています。信長のことを良く知る、秋山虎繁、おつやの方は、信長が、絶対に、二人を許さない事は分かっていたので、約束しても、自分達を、信長を絶対に許さないことは分かっていたけど、家臣を守る為に、降伏したのですが、信長は、家臣の多くも処刑しているのです。
だから、女城主は、武田家、勝頼とは、本当にご縁のある名前のお酒です。そんなお酒を、わざわざ、遠く離れたところで、金沢で、海の済度で飲むことになったのです。これには、菊自身、驚いてしまったのです。海とお酒、本当に不思議です。
その上に、そのお酒をくれた人は、名古屋の済度の人でした。秋山虎繁、おつやの方を磔にした織田家の土地の人です。その時、菊は、確信しました。これは、霊界、天からのメッセージで、武田家の済度を十分にしていることを、このご縁を通して教えてくれたと思ったのです。
ですから、菊は、前世、武田勝頼として、見殺しにしてしまった秋山虎繁や、おつたの方、秋山家の家臣に、心の中でお詫びしました。そうするしか出来なかったのです。「本当に、あの時に助けにいけず、見殺しにしてしまってごめんなさい」
また、そんな菊を、天国で、今でも、仲良く暮らしている秋山夫婦が、許してくれたか、どうかは分かりませんが、菊としては、許してくれたと思いたいです。秋山虎繁と、おつやの方の仲は、いろんなことがあっても、大変仲が良かったといわれています。戦国時代のおしどり夫婦です。きっと、霊界にいて、わざわざ、海の済度に参加した菊に、そのことを伝える為に、出てきてくれたと思いますが、そんな不思議な事があったのです。
ですから、菊は、女城主のお酒を、済度の先生や、多くの済度の仲間と一緒に飲みました。背景に、武田家の武将、秋山虎繁や、おつやの方がいることを意識して、一緒にお酒を飲んだのです。それだけでも、今回、金沢に来た意味、本当にあったのです。
人が生まれた時に、持っている性格や運勢が分かります。
これは、はっきり言って、すごいです。
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